大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

6/27 今朝も散歩気分で。

2016年06月27日 | Weblog

 山里丸でクマゼミが鳴きだした。例年では7月に入ってからだが、今夏はやや早い。

 実は先週にもクマゼミらしき声を短時間聞いた。はっきりしなかった事と場所がOBPだったので、調査対象地域でなかったのであえて触れなかった。   鳥以外は必ず記録している訳ではないが、何かの参考になるかと。

 沖縄復帰の森でキジバトが 「デッデッポッポウ・デッデッポッポウ」 鳴いている。

 城南地区人工川でハシブトガラスの水浴。しばらく眺めていたが決して短時間ではない。よく見るシジュウカラやスズメと変わらない。「カラスの行水」 語源は何だろう。

 もうひとつ、若い子は 「行水」 自体知らないのでは。 ネットで検索したら 「行水って何ですか?」 など質問があったくらい。

 私などは、実家に風呂ができたのは私が結婚して家を出てからだった。 中学生くらいまで、夏は行水だった。

 家から10分ほどの所にある銭湯によく通った。 20歳ころになって、夏の夕方銭湯からの帰り道、おばちゃんが一人でやっている小さな食堂に寄ってビールを頼んだ。

 冷房もない店で、扇風機を私に向けてくれるおばちゃんと話しながら、あても頼まず1本のビールを飲んで、ちょっと酔った気分でゆっくり自宅へ向かう道が好きだった。

 「大人になったと感じる時は」 の話題。 私はあの時を思い出す。

 もみじ園でツバメの幼鳥4羽が枝先でバタバタ。親から給餌を受けている。大手前でも1羽。

 人工川、アオサギ1羽。  

 北外堀、キンクロハジロ1羽。

 第二寝屋川をカルガモが1羽。

 ひと通り回ってもまだサラリーマンの出勤時間。 いつものコンビニ。 店員に顔を覚えられているみたい。 いつもビール買う客だと。

 レジの終わりに 「お疲れ様です。行ってらっしゃい」 と声をかけてくれる。  コーヒーやお弁当など買うサラリーマンでにぎわう店。 みんなにそう声をかけている訳ではない。

 なんぼなんでも、ビール持って出勤はないやろ、オイオイ♪  と思いながらも 「朝から仕事大変やなぁ」 と店員にねぎらいの言葉をかける。

 第二寝屋川を前にベンチで缶ビールを開ける。 至極の時間。 ヒヨドリが1羽・2羽川を渡って対岸へ。

 手帳を出してヒヨドリに正の線を追加。 この時期はヒヨドリに出会わない時もある。 今朝は城南地区で2羽、修道館裏で2羽、ここで3羽、計7羽。 よく見られた。

 大阪城公園の記録で、ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヒヨドリ・ムクドリ・スズメの5種は日々の記録を取っていない。 当初からその方法で記録を始めたので、25年間そうなってしまった。

 随分昔、オランダ人バーダーに、それらを何故記録しないんだ! と鋭く質問されて言葉に詰まったことがあった。 私の中に理由はあったが、説得できる説明をする自信がなかった。

●今朝の鳥たち。

 ツバメ、カワウ、キンクロハジロ、アオサギ、シジュウカラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

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6/24 イソヒヨドリの幼鳥。

2016年06月24日 | Weblog

 梅雨の真最中。すっきりしない空模様が続く。

  玄関の鉢植えのアジサイが満開。 アジサイと言えばカタツムリが付き物。  この時期は、ちょっとした挿絵などに、アジサイの葉にカタツムリがとまった絵が描かれている。

 ところが実際はそんなことは無いそうだ。アジサイの葉には毒があってカタツムリはとまらないそうだ。

 実際、城南地区の人工川のアジサイ園では、多くのアジサイが見られる。少し探してみたがカタツムリのとまったアジサイは一つもなかった。  そうなんだ! アジサイとカタツムリは間違い。

  しかし記憶の中では、カタツムリのとまったアジサイの写真を見た事があるように思う、頭の中で作ったものだったのか。  思い込んで疑うことのないことも、実際は間違っている事もあるのだ。

 

  今日も鳥はいまひとつ。  散歩のつもりで、いつものように歩く。

 一番やぐらまで来た時。豊国神社の方から飛んできた鳥が目に入る。  大きさなどからヒヨドリ。双眼鏡を向けた時に、幹の裏に回って見えなくなった。

 大阪城公園でヒヨドリも繁殖している事がある。幼鳥だろう。 そのまま進もうと思ったが、何故か引っかかる思い。  で、木の裏に回って、確認しようとするが見当らない。 シジュウカラの幼鳥が2羽。

  探していると突然飛びだして、先の南外堀沿いの土手の上に下りる。草が生い茂っている。

 ・・・ん? ヒヨドリがあんな所に降りるかなぁ。  しかし、戻って、石段を登って、わざわざ確認するのも面倒。たかがヒヨドリのために。  早く、いつもの場所でビール。 でも、少し引っかかる気持ちも。

  二つの気持ちが交錯して揺れる。  まあ確認しておこうかと、戻って石段を上る。 するとすぐ前の草むらから飛び出して、南外堀の石垣の上にとまる。

  「イソヒヨドリ」 幼鳥だ。  しばらく観察。私を警戒していない。大きく開けた嘴。口の中が赤く見える。くちばしの付け根に黄色い部分がある。これはカラスの幼鳥と全く同じ。  青や褐色味は全くない。ヒヨドリの色合いと同じ濃い灰色。

 5分ほど観察していたが親の姿は全く見えず。すでに親から離れて独立しているのだろうか。

 イソヒヨドリ、大阪城公園の中で営巣を確認してことはない。  近辺で営巣し、♂♀が餌を大阪城公園に取に来るのはよく観察している。

 この幼鳥はどこで営巣していたんだろう。気になる。 

 このブログを書いている途中に、パソコンがおかしくなって、改行や編集がいつも通りに動かなくなった。 いろいろ触ってみたが変わらず。

 見つけた違いは、これまでHTMLエディターとなっていたところがTEXTエディターとなっている。 その意味も分からないが何故こうなってしまったのか。。。やる気が失せてうんざり。 だからパソコンは嫌いだ。

 元に戻そうとしても全く反応がない。  しぶしぶ、やりにくい中この文章を。 そう言えばフォントも、この前に変わってしまって、元に戻らない。 パソコンは好きになれない。  しかし、無くては何もできない。 操作しにくいが、今後これでやるしかない。

●今日出会った鳥たち。

 キンクロハジロ、メジロ、カワウ、シジュウカラ、アオサギ、イソヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 

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6/20 散歩気分で。

2016年06月20日 | Weblog
 最近、出かける時間は日によってばらばら。以前は日の出の時間を見ながら出かけていた。

 どんどん朝が早くなって、当時、友人との会話の中で、日の出が一番早くなるのは何日ごろかなぁと言うと、友人が即座に夏至やないか。

 無知な恥ずかしい質問をしてしまったと、一瞬言葉に詰まった。

 数年前にTVで天気予報士が、日の出が最も早い日と夏至はずれているとの説明があって、一気に昔のことを思い出した。

 頭で理解していなかったが、常に日の出時間を確認して行動していたので夏至と合わないように感じていた。

 皆さんは理解されているだろうが、簡単に言うと夏至は昼間が最も長い日。つまり日の出が遅くても、日の入りが遅ければ昼間は長くなる。
 日の出が最も早い日ではない。

 今年は、明日21日が夏至。日の出時間は4時45分。最も日の出が早い日は、少し前の6月12日で4時44分。

 今朝も鳥は少なく、特筆することもない。バーダーやカメラマンなど誰ひとりとも出会わず。
 早足で一通り回ってきただけ。ほぼ散歩気分。

 日本野鳥の会の機関紙 「野鳥」 の6月号を読んでいて 「絶滅鳥を復元する」 とのイラストレーター箕輪氏の記事があった。
 その中にエピオルニスと鳥の名前。

 記憶はあるがはっきり思い出せない。
 調べてみると、マダガスカル島に生息していた、世界で最も大きいといわれる鳥。

 エピオルニスはエレファントバードと言われ、身長は3メートル、体重は500キロ。確かに巨大な鳥。近付いてきたら恐いだろう。
 人のせいで17世紀ごろには絶滅。詳しいことは分からないそうだ。

 「巨鳥が歩んだ道」 吉村卓三著 1990年メタモル出版 に詳しく。

 園内の売店が廃止され、次々とローソンとして再開。青屋門から出た店では、よくビールを買って、北外堀を眺めながら飲んだ。ここもローソンになっている。
 しかし、普通のローソンではなく 「ローソン MACHI Cafe」 との表示。
 
 様子を見ようと、入ってみたら極小さい店舗、扱い商品もごく少量。飲料棚にビールがあるのを確認。
 以前の、大阪市の外郭団体が運営していたころの客応対のひどい頃を思うと、民間が運営する方がいい。 
 

●今朝出会った鳥たち。
 シジュウカラ、アオサギ、カルガモ、カワウ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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6/18 内堀のカルガモ

2016年06月18日 | Weblog
 真夏とは言わないが暑い。かなり暑い。
 
 どんな季節でも定期的に通わないといけないので、今朝もしぶしぶ大阪城へ向かう。 到着して第二寝屋川をのぞくと小さな魚が群れている。

 群れていると言っても、千匹や2千匹のレベルではない。一つのかたまりが数万匹。これが無数に見渡す限り。数百万匹、数千万匹のレベルだろう。

 数年前にも出くわしたことがあり、川面を見つめていると通りがかった男性から 「ボラの子」 と言われた記憶がある。
 今回のこれも多分ボラの幼魚だろう。

 こんな所にカワセミやコアジサシでもいれば捕り放題に食べ放題なのに。
 
 第二寝屋川の上をカルガモが1羽上流へ飛んで行く。

 内堀にアヒルと夫婦気取りのカルガモがいつも見られるが、今日はカルガモのみ岸に上がって休んでいる。いつも一緒にいたアヒルはどうしたんだろう。
 事故にでも合ったのか、あるいは病で。。。心なしかカルガモに元気がない。

 ムクドリが目立つ。城南地区や大手前など各所に多い。今期の幼鳥がたくさん増えているのが理由のひとつだろう。

 全国的に珍しくもなく、大阪に多い訳でもない。 しかし日本野鳥の会大阪支部の会報は 「むくどり通信」 なぜ 「むくどり」 になったか。 何かで読んだ記憶があるが思い出せない。

 そう言えば大阪府の鳥は 「もず」 昭和40年に府民投票で決まった。
 当初はオオヨシキリへの投票がが多くてほぼ決まりかけだったのが、締切まじかになって、堺の方の住民から大量の組織漂(?)があって一気に逆転しモズに決まったらしい。

 ちなみに、大阪でない方のために言うと、堺市には 「もず」 と付く地名の場所がたくさんある。

 11時過ぎを待ってOBPツインタワーにある 「糖質オフ食堂」 へ向かう。
 以前紹介した、ナース姿の女性が迎えてくれる店である。 今回初めての方に誤解のないように言っておくが、決していかがわしい店ではない。

 その昔、大阪十三にあった 「ナースサロン」 店内はすべて看護師さん姿。 横に座るといきなり股間に手を伸ばして 「腫れてますねー。お薬飲まないと」 などと高いビールを飲まされた。 あの頃は若かった。

 OBPのこの店は普通のレストラン。何故か白衣をやめて普通のウエイトレス姿になっていた。さすが大阪でも、ちょっとやり過ぎで不評だったのかも。

 相変わらず、説明文が多い。
 ・医食同源。
 ・肥満も糖尿病もヘモグロビンA1Cも一挙に解決できる。
 ・鉄壁の糖質オフメニュー。
 ・糖尿も気にせず呑める。
 ・料理を見ておもわず「にっこり」

 これらを見ながら飲んでいると、飲めば飲むほど体に良さそうに思えてくる。 調子に乗って何杯もお代わりしてしまう。もう腫れてないのに。

●今日出会った鳥たち。
 アオサギ、ツバメ、カワウ、シジュウカラ、メジロ、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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6/14 梅雨の晴れ間

2016年06月14日 | Weblog
 30度を超える真夏日の予報。年々暑くなっているように思う。でも朝のうちはそうでもない。

 鳥の少ない時期で梅雨空。登城の回数が激減する。
 それでも最低の間隔では出かける。もうカメラを提げる必要もない。双眼鏡一つで気軽。

 西側の空堀でムクドリが本丸側から飛び出してホバリングして戻る事を繰り返している。ずーと先の方まで9羽。多分、空中に小さな虫が多数群れているのだろう。

 昨夜、眠れぬ床の中でTVを付けると、こんな珍しい職業があると紹介していた。
 ひとつ覚えているのが 「譜メクリスト」 
 これで分かる方は、雑学豊富な方か音楽関係者。

 ピアノの演奏などで演者が手を離せない時に、変わって楽譜をめくる仕事である。

 VTRではピアノ演奏者のやや後ろに目立たないように座っている。楽譜をめくる時が近付くと、そっと立ち上がって演奏のタイミングを計って楽譜をめくる。

 そのタイミングが絶妙。当然クラシック音楽ほかすべてに精通し、演者の性格や奏で方などすべて理解していないと 「めくれない」

 TVのインタビューを受けていた女性は 「譜メクリスト」 歴30年と語っていた。

 そんな仕事があるんだ。30年も。
 ピアノ演奏会など行った事がない。私が知らないだけで、皆さん普通に当然、ピアノ奏者の横に 「めくる」 だけの人が座っているのを知っているのだろうか。

 あっ。
 もう一つあった。「愚痴聞き屋」 電話でひたすら愚痴を聞く仕事。愚痴を言う客の価格は10分千円。

 人生確かにうっ憤をためてイライラしているより、好きなように愚痴って発散した方が早くスッキリするかもしれない。30分愚痴って3千円。安いか高いか。

 一番いいのは、愚痴を言える人がいること。
 同性でも異性でもいい。全く気にせずに、愚痴を言える相手、じっと聞いてくれる人がいる人生はいい。

●今日の鳥。
 カルガモ、コゲラ、エナガが、シジュウカラ、カワウ、アオサギ、ゴイサギ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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6/10 真夏の日差し。

2016年06月10日 | Weblog
 緑が濃くなって、動くものを探そうとの気にならない。回りをなんとなく見ながらいつものコースを歩くだけ。何か声が聞こえたら立ち止まって探す。

 しかし今日も特になし。歩き回ってビールを飲んで帰ってきた。

 いつものコンビニで、ビール棚に 「大坂づくり」 が並んでいる、
 キリンビールが先日から発売している新しいビールで、全国の都道府県のビール。ただラベルが違うだけでなく、それぞれ内容が違うらしい。

 「大阪づくり」 はブラボーホップのおだやかな香りと、めっちゃ芳醇な飲みごたえ・・・とある。
 飲んでみると、フローラルな香り苦味もやや強めで濃厚な印象。喉が渇いた時に水替わりというより何か食べながら飲むのに合うように思う。
 一緒に買った 「アサヒスーパードライ エクストラシャープ」 と全く正反対の味。

 他の府県のビールも飲んでみたいが、それぞれ現地でしか販売していないようだ。


●今日の鳥たち。
 シジュウカラ、カワウ、ツバメ、カワラヒワ、カルガモ、メジロ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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6/6 散歩気分で回る。

2016年06月06日 | Weblog
 鳥たちの繁殖期真最中。この時期はカラスが恐い。

 子どもを守るため非常に攻撃的になっている。近くの枝にとまって大きな声で激しく威嚇する。
 それでも気付かないでいると、後方から一気に近付いて頭を一撃される。

 気の強いハシブトガラスのいる場所がある。例えば、太陽の広場東の森の弓道場近く。ここは気をつけないといけない。

 どうしても立ち止まって見なければいけない時は、木を後ろにして、もたれるようにする。必ず後ろから攻撃されるから。


 今朝も鳥はだめ。元からそのつもりで基本は散歩気分。

 一通り回っていつもの第二寝屋川前のベンチで休む。

 ゆっくり流れる川面にカルガモが浮かんで、上流から流れてくる草を食んでいる。
 草と一緒に流れて、しばらくすると戻ってきて、再び流れてくる草を見つけて食べる。

 ベンチでビール。昼から気温が上がるらしいが、今は カラッした心地よい風が木陰ベンチの私を優しくなでる。

 橋の上をサラリーマンやOLがつながるように続々とOBPへ向かう。
 かって私も勤め人だった。遠くを思い出す懐かしい。

 今朝はビールを2本買った。2本目のビールを取り出す。

●今日の素敵な鳥たち。
 シジュウカラ、メジロ、エナガ、カワウ、ゴイサギ、ツバメ、カルガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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6/3 ツバメ・シジュウカラ・メジロ 巣立ちひな。

2016年06月03日 | Weblog
 早朝はひんやりするくらい。 湿度も低くて実に心地いい。素晴らしい季節だが鳥はだめ。 今朝も散歩気分でひと通り回る。

 最近ニュースでよく見る 「スーパーマーズ」 火星大接近。
 誰でも簡単に分かるとの説明に夜空を見上げた。南東の空で一番明るく輝いている星がすぐに目に入る。
 確かに一番明るい、位置的にも合ってる。火星だろうと眺めた。ただしもう少し赤く見えると思っていたがそれほどでもなかった。

 その昔、奈良県の大台ケ原へ鳥見によく出かけた。駐車場で車中泊である。ある日の夜、出会った天文観察会のメンバーの方から土星を教えてもらった。
 鳥見用ニコンフィールドスコープの60ミリ。接眼レンズは20倍。 それでも土星の輪がはっきり見えた。

 初めて土星の輪を見て興奮気味の私の横で彼らはさめていた。彼らは何を求めて興奮するのか分からなかった。

 後になって分かったこと。
 鳥見人、バードウォッチャーなら、タンチョウやライチョウを見ても興奮しない。行けばいつでも見られる鳥。 初見の時はそうでもないだろが、何でもないごくごく普通の鳥。

 春先に 「ウグイスが鳴いてましたよ!」 と駆け付けて教えてくれる一般の人がいる。

 そういうものかも知れない。一般の人とマニアの人との関心に大きなズレがある。
 もし大阪城公園でイワミセキレイを見つけたら震える。コンヒタキに出会ってしまったら心臓がどうなるか。

 彼らにとって土星の輪は私のウグイスなのだろう。

 そう言う意味でマニアというのは興味深い。
 前にこのブログでも紹介したがカピパラの好きな人のブログ 「カピパラ命!」 なんて。ただの大きいネズミじゃないかと思ってしまう。
 
 しかし積極的に評価する気持ちにならないが当然認めている。 ヒトはいろいろ。だから世の中が成り立つ。

 希有であればあるほど奇異な行為であるほど、ますます深みにはまって仲間内だけの世界ができる。その中に身を置く一種独特の充実感だったり、別世界に生きる英雄感だったりするのかもしれない。

 大阪城公園駅から大阪城ホールへの道にカラーのマンホールがある。 先日外国人観光客が立ち止まって撮影していた。
 マンホールの蓋に興味を持つ人がいるのは知っていた。TVでも紹介していたし、定年後全国のマンホールを回って撮影し本にまとめた夫婦もいる。

 ところが最近もっとマニアがいるのを知った。マンホールの蓋だけでもかなりマニアチック。しかし本物は 「越境蓋」 マニアだった。

 例えば山口県の水道局のマンホールの蓋が、名古屋の片隅で使われている。これを 「越境蓋」 というらしい。
 マニアは、ただのマンホールに飽き足らず 「越境蓋」 を求めている。

 「越境蓋」 で検索すると出てくると思う。そんなマニアのグループが存在する。
 驚き以外何もない。彼らは・彼女らは、日々地面を見つめて歩いている。

 正直言って驚くが、私はそのような趣味や行為を真正面から肯定する立場である。

 大阪城公園に通い続けて、毎年毎年キビタキやオオルリやサンコウチョウを飽きるほど見て、それでも人生の大部分をかけて大阪城公園に通い続けている。

 一種その世界に陶酔しているともいえる。私は大阪城公園に来て酒に酔っているのではない。鳥に酔っている。あるいはそのような行為に酔っている。 一種マニアだろう。

●今日の可愛い鳥たち。
 メジロ、シジュウカラ、カワウ・コサギ・ツバメ・カワラヒワ・イソヒヨドリ・エナガ・カルガモ・キンクロハジロ・キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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6/1 チョウゲンボウ、サンコウチョウなど。

2016年06月01日 | Weblog
 6月最初の鳥見。

 昨日は市民の森でアカショウビンが出たようだ。 といっても撮影できたり、ゆっくり観察できたりする状況ではなかったようだが。

 今朝は昨日よりさみしい。
 面白いのは、元博物館の屋根の避雷針にチョウゲンボウがとまっているのが撮影されたこと。よくあんな所にとまるものだ。
 サンコウチョウは愛の森から飛騨の森で1羽。樹冠部を行動して見にくい。
 オオムシクイのさえずりが沖縄復帰の森で確認されている。昨日とは大違いで今のところこの1羽のみ。
 イソヒヨドリ♂♀第二寝屋川。

 ずいぶん前のこと修道館と豊国神社の間にあるトイレの近くで、サンコウチョウが地上30センチくらいの半円の柵にとまっているのを見た。

 どこの公園にもよくある低い柵である。こんな所にサンコウチョウ。長い尾を地面に触れそうになってとまっているのに驚いた。
 カメラを持ってなかったので見つめるだけだった。

 それからしばらく経って頭に浮かんだ想い。
 大阪城公園という都市の中の公園をテーマに続けている。それならあえて人工物にとまる姿も記録しよう。

 堀の手すりにとまったり、有刺鉄線にとまったりする鳥をみて 「これでは絵にならん」 とシャッターボタンから手を放す人が多い。
 しかし私は心の中で 「よし!」 シャッターを切り続けている。

 これまでに撮影できた種は
 コガモ、アオサギ、コサギ、ユリカモメ、クロハラアジサシ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ノビタキ、イソヒヨドリ、エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ、クロジ。

 クロジ、センダイムシクイ、メジロなどは、なかなか柵にとまらない。ヤブサメの時は体が震えた。
 コガモやコサギは、あの足でよくとまれるものだ。キビタキは意外と柵が好き、なのにオオルリは。

 大阪城公園の記録という本来の目的の中、サブテーマ 「大阪城公園 柵の鳥」 として今後も続けていくつもりである。

●今日の可愛い鳥たち。
 カワウ、シジュウカラ、カルガモ、チョウゲンボウ、カワラヒワ、ツバメ、アオサギ、メジロ、サンコウチョウ、オオムシクイ、イソヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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