大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

8/31 秋の渡りは順調。夏鳥たち次々と。。。

2017年08月31日 | Weblog
 朝方は暑さも和らいで、少し楽になってきた。
 夏鳥たちも順調に飛来。南へ南へと渡っていく。大阪城公園は彼らの旅の休息地。

 大阪城に到着してすぐに下から飛び上がる鳥が目に入る。キビタキだ。低い枝にとまっているが、相変わらずカメラを出していない。

 今日はキビタキが多かった。水上バス乗り場、豊国神社裏、天守閣東側配水池、梅林南側上桜広場、教育塔裏などで計7羽。すべて♀型。

 教育塔裏で、今日一番うれしい観察。キビタキ♀型2羽のうち、1羽は雨覆いに白斑が見える。
 あっ と声が出そうになった。

 この秋の観察テーマの一つが
 「第1回夏羽への換羽が始まったキビタキ」 だから。

 26年間観察して、昨年の秋に初めて確認したもので、大いに関心がある。(大阪城公園の野鳥 26年間の全記録 192ページ)

 昨年だけ特異な原因があったのか? 大きな興味を持っているが、いかんせん私個人では答えは出ない。
 ただし、将来の研究者のために記録を残したいと思っている。

 太陽の広場東の森で、サンコウチョウ1羽確認。見ていると回りに鳥たちが次々目に入る。まずエナガ。数を確認しようとするが次々出てくる。飛び回る。

 あの枝に3羽、右に2羽、頭の上にも居る。数羽が飛び込んできた。あそこにも1・2・3・4・。。。さっきのと混ざって分からない。

 また出てきた。右往左往に飛び回る。コゲラも出てきた。メジロも混ざってる。サンコウチョウが気になるが、エナガの数を数えたい。

 シジュウカラ、ムシクイまで出てきた。あーあ。どうしよう!!

 頭を右や左、真上に振って首が痛い。左の枝にとまったサンコウチョウが気になるが、1・2・3、1・2、1・2・3必死に数える。ムシクイがピッと鋭い声を出して先に移る。おっ、今期初エゾムシかと頭の片隅で思いながら目はエナガたち。
 
 こんなパニックになったのは、数か月ぶり。うれしい悲鳴。

 エナガ9羽。これ以上いたように思う。
 コゲラ1羽。
 シジュウカラ3羽。
 サンコウチョウ1羽。
 メジロ6羽。
 エゾムシクイ1羽。

 サンコウチョウは、その後、さかなやさん、Kさんなどなどの情報もあり、合わせると計5羽。
・太陽の広場東の森1羽。
・市民の森、石の水場2羽。
・豊国神社裏1羽。
・飛騨の森1羽。

 コルリは、飛騨の森、本丸日本庭園池裏、梅林南側上桜広場で計♀3羽。

 ヤブサメは、飛騨の森、市民の森で2羽。

 コサメビタキは、豊国神社東で1羽。

 センダイムシクイは飛騨の森他で計3羽。

 エゾムシクイは太陽の広場東の森と飛騨の森で2羽。

 渡りは順調に進んでいる。これから忙しくなりそう。

 キビタキ、サンコウチョウ、エナガ、メジロ、エゾムシクイ、コゲラ、シジュウカラ、コサメビタキ、ヤブサメ、コルリ、アオサギ、カワラヒワ、カワウ、センダイムシクイ、オオタカ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 
 
 南外堀で水面から石垣に上るヘビ。1.5メートルくらいの黒っぽい色。ヤマカガシに噛まれて、入院した少年のニュースを覚えているので気になった。

 私もこどもの頃は、ヘビやトカゲは平気で手でつかんでいた。今は気持ち悪くてとてもできない。
 何歳ごろから、そうなったのだろう。つかめなくなった理由はなんだろう。
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8/29 コルリ、キビタキ。 サンショウクイ乱舞なし。

2017年08月29日 | Weblog
 相変わらず蒸し暑い。体調が悪いのか、いつも以上に汗をかく。階段を上るのもえらい(辛いの意)

 昨朝、サンショウクイの群れが出ていると連絡をいただいたが、出かけることが出来ず。
 今朝も残っていてくれ! わずかに期待して回った・・・。しかし。

 みどりのリズムと市民の森の間で、大阪城公園酒の会理事長とY氏が何か探している様子。

 Y氏の話しでは、サンショウクイが市民の森からみどりのリズムへ2羽の飛ぶのを観察して探しているが見当たらないと。

 日曜日、青屋門横の階段で飲んでいる時も、頭の上からサンショウクイの声。
 あっ!サンショウクイ。と皆、ビールの手を止めて見上げる。ひでキングが階段を駆け上がる。
 結局見つけられなかった。多分鳴きながら通過したのだろう。

 今期サンショウクイは多い。日曜日から3日連続。しかし昨日の15羽の乱舞は凄かったと皆がいう。残念。

 ただし今の時点で、今秋はすべて亜種サンショウクイであった。これが亜種リュウキュウサンショウクイなら、もっと悔しくて眠れない。 

 コルリの♂若が飛騨の森のいつもの場所で。

 キビタキの♂と♀型が、豊国神社裏の水場辺りで観察撮影される。

 一昨日あれほど見られた、センダイムシクイが1羽も見られず。日が違うと一気に変わってしまう。

 他に、エナガ、コゲラ、シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 

■ サンショウクイ。
 日本でサンショウクイ属は、亜種サンショウクイと亜種リュウキュウサンショウクイの2種が記録されている。
 
 亜種サンショウクイは、九州、四国、本州に夏鳥として飛来。亜種リュウキュウサンショウクイは、名前の通り南西諸島に留鳥として生息する。

 しかし、亜種リュウキュウサンショウクイは、徐々に分布を北に広げていることが話題になっている。
 四国では、亜種リュウキュウサンショウクイの方が多く観察されるとの情報も。

 大阪城公園でも、これまでに2回で3羽が確認されている。(大阪城公園の野鳥 26年間の全記録 126頁)

 観察。撮影された方はぜひ情報の提供をお願いいたします。

 そういえば先日、2011年11月に飛騨の森でカラスに追われたコノハズクの写真を提供していただいた。
 ずいぶん前の事だが、私に連絡しようと思いながら今になったと。
 パソコンに写真も送信していただいた。手の中にコノハズクの赤色型(いわゆるカキズク)
丸い目を開いて可愛い。その後落鳥してしまうんだけど(涙)

 大変お手数をおかけいたしました。正確な記録のために大いに役立ちました。ありがとうございました。
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8/27 サンショウクイ4羽、コルリ5羽、オオルリ、センダイムシクイ。。。

2017年08月27日 | Weblog
 正直いって、今日はかなりいい日。

 太陽の広場東の森でセンダイムシクイ1羽を確認して、市民の森からみどりのリズムへ向かう途中でコルリ1羽。
 ♂若か♀か。短時間で確認できないまま茂みの中へ。そこに飛びこまれるとどうしようもない。
 せいぜい1メートルくらいの背丈だけれど。

 それからコルリ♀情報が次々と。音楽堂西側上1、梅林南側上桜広場2、市民の森1、飛騨の森1。計5羽。

 サンショウクイが飛騨の森で4羽。

 オオルリ、♂若教育塔裏、♀飛騨の森。

 コサメビタキ、飛騨の森、愛の森。

 ヤブサメ、梅林南側上桜広場。

 センダイムシクイ、太陽の広場東の森、市民の森、音楽堂西側上、飛騨の森で計9羽。

 なかなかにぎやかな秋の渡り!

 一通り回って青屋門へ。
 後はいつもの場所でビールを飲むだけ。さー飲みに行こう!いわゆる 「口がビール」 になっている。

 その時、大阪城公園の野鳥 酒の会 会長と副会長とばったり出会う。手にはコンビニの袋にビール。
 「飲も!飲も!」 と声を掛けられる。

 普通なら断ることもあったが、飲みたい思いでいっぱいのタイミング。
 石段に座って飲み始めた。何しろ会長と、副会長。話も面白いし飲みっぷりもいい。

 そのうち、ひでキングもやってきて、顔見知りの人も次々通りかかって、追加のビールが次々と。
 何本飲んだが覚えていない。トイレのため上る石段も足元がおぼつかない。危ない!

 このブログも、
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8/24 コルリ4羽、コサメビタキ1羽。

2017年08月24日 | Weblog
 処暑。空にはうろこ雲。でも最高気温は35度。

 ただただ気が重い。「こんなくそ暑い中。何で登城しないとあかんねん!」
 はっきり言うとこんな気分。

 長年通い続けて記録しているが、いつも、楽しい楽しいと勇んで出かけている訳ではない。
 自分が記録しないといけない! ここで途切れたらすべて水泡に帰す。心に鞭打って出かける。これまでもそうして続けてきた。

 男女の関係と似ている。はじめのうちはお互い心いっぱいになって一生懸命。でも数年も経過すると、どんなに愛し合って一緒になった夫婦でも、あきらかに変わってくる。

 大阪城公園の鳥見もそうだ。当初は現役で働いていたが、大阪城公園に行ける前夜は、うれしくて興奮して眠れなかった。
 もちろん弁当持参で早朝から夕刻までべったり大阪城公園。

 当時、知り合いなどから、「元山は鳥を見に行ってるんでなく、鳥を起しに行ってる」 などと言われた。
 あるいは、「大阪城公園で生活した方がいいやろ」

 そんな私も、やがて10年・15年・20年、経過すると、出掛けるのがしんどいなぁと思う日も。
 でも、記録しないといけない! 泣く泣く出かける。気が付けば27年目。

 昨夜の深酒もあって、今朝は二日酔いで行きたくなかった。でも自分の心を励まして、必死で大阪城公園へ歩を進めた。こんな思いで27年目。

 しかし、いい出会いがあれば辛い思いも吹っ飛ぶ。
 音楽堂西側上の小路に差し掛かると、いきなり2羽が飛び出して柵にとまる。1羽はすぐに下の植え込みに入るが、もう1羽はとまったまま。

 コルリだ♪。近い距離なので撮影したいと思うが、リュックからカメラを出すと逃げるだろう。石になって双眼鏡で細部を観察。
 下の道に飛び降りると、尾を振るわせるようにしながら私の先で遊ぶ。

 我慢できずリュックをゆっくり外した。その瞬間、ツツジの茂みに飛び込んでしまう。
 あーあ。やっぱりだめか。はじめからカメラを出していれば撮れたのに。
 
 豊国神社東へ着くと数人が撮影中。水場の横の植え込みだ。
 美しい♂の成鳥。シベリアン・ブルー・ロビン。

 天守閣東側配水池の北側では♀が見られたそうだ。♂1羽が豊国神社裏水場。♂若2が音楽堂西側上。これで今朝の大阪城公園のコルリは計4羽。
 西の丸庭園ほか、もう少し観察されるのではないかと思う。

 コルリの秋の渡りのピークはここ一週間くらい。平日には来られない方は、今度の土日あたりがお勧め。

 現金なものでコルリ2羽といきなり出会ったものだから、出て来てよかった!

 その後、音楽堂西側上ではエナガとメジロとシジュウカラの群れを観察していると、コサメビタキが出てくる。

 確実に秋の渡りは進んでいる。

 エナガ、シジュウカラ、コルリ、コサメビタキ、カワラヒワ、コゲラ、メジロ、アオサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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8/21 コルリ、サンコウチョウ、キビタキ、コサメビタキ・・・始まった!

2017年08月21日 | Weblog
 昨日の日曜日、用があって登城できず。
 秋の渡りはこれから、慌てることはないと言いながら、もちろん心の底では、「コルリ。出るんちゃう?」 

 案の定、大将から夜のメールでは、コルリ、キビタキ、サンコウチョウ、コサメビタキ・・・。
 やっぱり出た!。会えなかったけどうれしい♪

 昨日、飛騨の森に出たコルリは♂の成鳥。
 見事な美しい成鳥である。シベリアン・ブルー・ロビン。
 大阪の晴姫 さんのブログに写真が。

 今日もまだ滞在しているかなと、期待しながら登城するも昨日の♂成鳥は見られず。変わって♂若が同じく飛騨の森で。

 ただし、数人が観察撮影したが、その後行く先不明とのこと。

 サンコウチョウは出合いなし。
 コサメビタキ1羽は沖縄復帰の森。
 センダイムシクイ1羽は市民の森。

 アオサギ1、南外堀
 カルガモ8西外堀、北外堀1計9
 カワラヒワ六番やぐらで6羽。
 エナガ飛騨の森で4.

 大した成果ではないが、確実に秋の渡りが進んでいることを感じる。

 最近、ひでキングのブログでよく見る、ツインタワービルのワシタカ。
 それだけを注視している訳ではないが、その都度観察しているが出合がない。現実はそんなもんだ。
 「会えると、会えないの違いは、それほどない」
 人生ってそうなんだ。

 秋の渡り、始まったばかりで素敵な夏鳥に必ず会えるとの保証はない。でも始まっている。
会えるかも知れない。会えないかも知れない。こんな頃合いがいいのかも。

※追加情報=
・K氏から→市民の森北側でサンコウチョウ1羽。
・大将から→飛騨の森のコルリ若は昼頃に戻ってきたと。ただし草刈りが始まったので明日は。飛騨の森で、キビタキ♀型、コサメビタキ、センダイムシクイ。教育塔裏で、サンコウチョウ、センダイムシクイ。

 サンコウチョウの観察情報が2件になった。
 実は私も、元射撃場で一瞬飛ぶ姿を観察した。ん!赤茶色でヒヨドリくらい。サンコウチョウの♀では?
 正確に確認しようと粘ったが、その後奥の林の中で見られず。自分の気持ちの中では7割くらいはサンコウチョウ。

 でも確実ではない。光の加減で赤茶色に見えたヒヨドリの可能性もない事はない。なので記録には書かなかったが、2件も観察情報が入ってくると、やっぱり!みたいな気持ちになって眠れない。
 
 音楽堂西側上ほかで計2回、ツクツクボウシの鳴き声。
 先にミンミンゼミも聞いているので、今秋はクマゼミ、アブラゼミと合わせて4種。多分ニイニイゼミも鳴いていたかも知れないが、聞き取れない。
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8/19 コルリ 今日もダメ!

2017年08月19日 | Weblog
 岡山の鳥友からのメールでは、17日にサンコウチョウ、コサメビタキ、センダイムシクイ、キビタキなどを観察したとの事。

 いよいよ始まった。
 今日こそはと勇んで出かける。太陽の広場東の森でセンダイムシクイ2羽を観察。
 が、しかしその後が良くない。

 久しぶりに数人の鳥友たちと、次々出会ったが、誰一人コルリを見ていない。

 結局、コサメビタキが飛騨の森、天守閣東側配水池で3羽。
 センダイムシクイが、太陽の広場東の森、飛騨の森、天守閣東側配水池で4羽。
 
 今日はかなりの確率でコルリが出ると予想していたが。見事に外れた。
 大将も朝5時過ぎから園内を探したが見つからないという。

 豊国神社東で数人が集まって雑談。大将とみのパパの掛け合いが楽しい。やがて大泉緑地にシマセンニュウが出たとの知らせが入って話題に。

 今でも時折 「本を申込したい」 などの電話やメールが届く。
 先日は、広島城で13年間観察を続けているという方から連絡があった。

 私と同じように、城の公園で観察を続けておられるとの事で大変興味を感じた。今後も記録を続けられるように応援を送った。

 13年間の観察種数は122種。一覧表を見ると大阪城公園とはやや違うのが面白い。
 広島城で観察されて、大阪城で記録のない種は
 アカガシラサギ、タシギ、ツリスガラ、ギンムクドリの4種だった。

 他に、シマセンニュウとエゾセンニュウは、秋には普通に見られるとの事に驚いた。
 大阪城公園では珍鳥と言える。それが普通に見られるとは!

 今朝の他の鳥は、第二寝屋川にアオサギ、東外堀にカワセミ、ツバメがみどりのリズム・市民の森の空を飛ぶ各1羽、オオタカが沖縄復帰の森を通過、コゲラが豊国神社東、ササゴイが飛騨の森、カワウが第二寝屋川2羽、カルガモ1羽が第二寝屋川、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、シジュウカラ、メジロ。

 市民の森を歩いている時、遠くから聞き覚えのある曲が聞こえる。
 ♪♪♪~あっ イソシギだ。

 むせび泣くように心に染み入る楽器の音。
 気になって音の方へ。森ノ宮駐車場の近くで楽器を吹く男性を見つける。この楽器はなんだろう。
 近くで立ち止まって聞いている。男性が一息ついて私と目が合う。軽く会釈すると彼も会釈。

 「この曲はイソシギですね」
 「そうです」
 「昔よく聞いたので懐かしくて、音にひかれて来てしまいました」
 「まだ練習中で、でも聞いてくれてうれしい」
 「この楽器は?」
 「テナーサックスです」

 40代くらいのひげを生やした男性であった。
 市民の森に流れる、テナーサックスのイソシギを聞きながら歩く。ほんとむせび泣く音。
 映画いそしぎの主題曲 「いそしぎ」 は大ヒットしてよく耳にした。

 実は、映画いそしぎにはイソシギは出てこなくて、出てくるのはヒメハマシギだそうだ(松田道生著 バードウオッチング入門より)
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8/16 残念!コルリ出会いなし。

2017年08月16日 | Weblog
 例年この時期ならコルリに会える確率はかなり高いだろう。昨年もすでに観察されていた。
 そう考えて、コルリに会うつもりで出かけた。

 よく見られるツツジの植え込みなど、各所をのぞき込んで歩くが見当たらない。
 やがて、同じようにコルリを目当てにやってきた人たちに次々と出会う。
 異口同音に 「居ない」 という。

 市民の森、天守閣東側配水池、豊国神社裏、本丸日本庭園池裏、飛騨の森など、居なかったと。

 残っているのは西の丸庭園だ。
 今朝は、まだだれも観察していない様子。西の丸庭園に入るのは久しぶり。

 しかし、残念ながらダメだった。全体に鳥影が薄い印象。

 豊国神社裏でイソヒヨドリ♀が観察されている。カワラヒワ、シジュウカラ、カワウ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
※=追加情報 飛騨の森でセンダイムシクイ1羽。


 今回も過去の観察記から。

■コルリ 1992.5.5 豊国神社裏

 「ヒリリーン」と小さな鳴声が聞こえたので茂みの中を探すと、下枝にとまってさえずっている青と白のスマートな姿を見つける。

 はやる心を押さえてカメラを用意していると茂みの中に飛び込んだ。その後はツツジなどの低い植え込みの中を、下枝にとまったり地表をはね歩いたりしながら採餌する。

 少し間を開けて、鳥の動きに合わせて移動しながら観察を続けていると、私たちに気付いた様子。しかし許したように変わらず行動するが、日のあたるような明るい所は素早く移動する。
 同時期に観察したコマドリより活発で、広い行動圏を持っているように思われる。一気に飛び出すと、行き先を見失うこともあったが、しばらくすると再びその辺りに姿を見せた。

 このため昼食をはさんで終日彼を観察することができた。
 夕刻になって、宝塚のM氏と娘の三人で石段に座りワンカップの酒で祝杯を交わした。私たちはコルリとの出合いの余韻を引きずったまま話し続けた。

 このコルリは翌日まで滞在し山へ向かった。
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8/12 センダイムシクイ。静かに秋の渡りが・・・

2017年08月12日 | Weblog
 暦の上ではもう秋。
 TVのニュースで帰省客で道路や鉄道の混雑を報道している。

 知人たちも、次々と大阪を後にした。
 私は、大阪生まれの大阪育ち。仕事の転勤先もすべて大阪だった。住居も大阪から出たことがない。

 見事に大阪だけの人生。
 子供のころは友達から、夏休みに親の実家に帰って遊んだ話を聞かされると、田舎のない私は寂しかった。

 昨夜、久しぶりに大将から連絡があった。
 コサメビタキ1羽
 センダイムシクイ5羽
 カワセミ・オオタカ・エナガ・ホシゴイ等。

 この夏は、時々コサメビタキやセンダイムシクイが見られていたが、秋の渡りが始まったようだ。

 今朝は、ちょと期待して大阪城公園に向かった。
 みどりのリズムで樹間に動く影。

 最近は動くものを見つけるとセミ。セミばっかり。
 でも今朝はエナガ。
 動き回って数を確認するのが大変。しばらく頑張っていると、センダイムシクイを見つける。

 エナガ5羽
 センダイムシクイ1羽。

 少しずつ秋の渡りが進行している。

 他にカルガモが、第二寝屋川、南外堀、北外堀で計6羽。
 コサギが水上バス乗り場に1羽。
 ツバメ、カワウ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 ひでキングからメール。東外堀にカワセミ1羽観察とのこと。


 前回に続いて思い出の鳥。観察記録より。

■ カラアカハラ 2009.4.29 西の丸庭園

 26日の日曜日、大阪城公園から帰宅後データーの整理をしているとKさんよりメール。「市民の森にカラアカハラ」
 心の中で思わず 「えっー!」 あの夢のカラアカハラが出ているとは。その瞬間、心ここにあらず。

 強風で肌寒く小雨がぱらぱら。カメラを肩にかけて傘をさして市民の森へと速足で急ぐ。
 到着するとバーダーや鳥カメラマンが市民の森を右往左往して探している。かなり探したが、結局この日は出合いなし。

 3日後の29日昭和の日。大阪城公園から帰宅し、その結果をブログに記入していると、ひでキングからメール。「Tさんからの電話でカラアカハラが西の丸庭園から飛騨の森へ飛んだ」 との事。

 行くか迷う。実は昨夜東京から出張中のHさんと痛飲。二日酔い気味で疲れていた。それに日曜日のようにまた骨折り損のくたびれ儲けになって疲れが倍増・・・と。
 しかしそれではいけないと心に鞭打って出かける。

 飛騨の森は皆が探しているだろう。環境から考えると、いればすぐに分かるはずと判断して、最初に見られた西の丸庭園へ入る。後で飛騨の森へ向かう予定だ。

 入ったところで夫婦の鳥カメラマンとすれ違う。「いませんかー?」 とすれ違いに声をかけて。

 焔硝蔵の裏へ向かうと奥の元水場辺りから飛び出す鳥が目に入る。大型ツグミの印象だ。
 急いで飛んだ先に向かう。トイレの裏の地上に大型ツグミ発見。双眼鏡をのぞくと、「居たぁー! カラアカハラだ」 心臓はドキドキバクバク。頼む!今少し飛ばないで!祈る。

 カメラを向けて1~2枚シャッターを。わずか15秒ほどの出合い。豆粒ほどの撮影。でも記録には十分。出てきてよかった。感謝、感激。当分眠れないだろう
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8/9 カワウ。

2017年08月09日 | Weblog
 今朝もクマゼミがうるさいだけで、鳥見は変わらない。

 東外堀を2羽のツバメが低く飛んで、時々水面にタッチ。飲水か水浴か。始めは赤褐色が見えたように思えた。
 一瞬、これはとリュックを下してカメラを出そうかと!

 コシアカツバメなら、2002年に1度だけ観察したことのある珍鳥。
 しかし、今回は、ただツバメだった。

 アオサギ、カルガモ、カワウ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 これまで、観察記録の一環として写真撮影も続けてきた。
 昔の分はポジフィルム、デジタル分は外付けハードディスクに記録している。

 その中から、気に入ったものや思いのあるものなどは、2Lサイズにプリントして、ファイルに保存している。

 そのうえ、プリントした写真すべてに、その時の思いや、感情や、もろもろを書いている。

 感激や興奮や喜びは、時とともに薄れる。やがて忘れる。悲しいけれど事実。

 そのため、文章にして残している。それが今では700件近くにも。

 第二寝屋川でカワウを見ながら思った。
 今は冬期だけでなく、一年中見られる鳥。誰も振り向かないカワウ。私も 「カワウか」 としか。

 始めての時の感激を忘れかけている。
 久しぶりに例のファイルの中から、カワウの最初のページを開いてみた。
 
 その時の思いが一気に頭の中を巡った。そうだった!!!


■ カワウ 1996.1.1 南外堀

 12月29日早朝、小雨の振るなか南外堀でカモのカウント中にカワウが着水。急いで車に駆け戻りカメラを取り出す。心臓の鼓動が激しく胸が苦しい。最近こんな一生懸命走ったことがない。体力の低下を感じる。
 その時、一段と雨足が強くなってくる。無情。眼鏡が水滴で曇りよく見えない。カメラにも雨。15分ほどで飛び去る。無念。
 
 翌日早朝、上空を4羽のカワウが飛翔。南外堀の上を旋回して南に飛び去る。高度からすると南外堀から飛び立った様子。
 正月の三が日は、カワウに賭けることにする。3日間の間で何とか撮影を成功させたい。  やって来る可能性は十分あると自分に言い聞かせる。

 元日5時過ぎ目が覚める。窓の外を見ると、いまだ夜は明けず真っ暗、しかし雨は降っていない。しばらく床の中でまどろみながらカワウを夢見る。
 6時半起床、朝食。7時南外堀に到着。午後から来る可能性は低いと思われる。午前中が勝負だろう。
 7時半カワウ現れ低く飛ぶ。降りてくれと心の中で祈りながら目で追う。カワウ着水。暗くて露出が厳しいうえ距離も遠い。前回の行動から、こちらの方向に来ると予測し、追いかけずに植え込みに体を隠して待つ。

 カワウは潜水を繰り返しながら徐々に近づいてくるが、距離は約100m。逆光の水面が輝く。狙いを波紋にカワウのシルエットに変える。
 十数枚シャッターを切るが条件は非常に悪い。もう少し明るくなってくれ。しかし願い空しくカワウ飛び立つ。双眼鏡の中でカワウが小さくなっていく。今しばらくいてほしかった。ああ残念辛い悔しい。

 風が出てきて寒い。芯から冷える。カメラの前を行ったり来たりして体を温めながら待つ。
1時間、2時間。冷える。冷える。体が冷える。
 突然目の前をカワウが飛翔通過し着水。20cmを超える魚を飲み込む。日も昇って条件は完璧。
 カワウの動きに合わせて移動しながら撮影を続ける。ファインダーの中でカワウと目が合う。約100枚ほど興奮して撮影。成功。
 カワウ飛び立つ。小さくなっていくカワウに心に中で手を振りながら見送る。緊張感から一気に開放される。その場に座り込んで煙草を吸う。うまい。
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8/6 大阪城公園と蕎麦。

2017年08月06日 | Weblog
 今朝もとんでもない暑さ。
 大阪城公園にたどり着くだけで精一杯の思い。枝葉は茂っているし、セミはうるさいし、とてもじゃないが鳥見できない。

 出会ったのは、自転車の晴姫さんだけ。トンボを見に行くと言っていた。

 市民の森の上空をツバメ2羽が舞う。第二寝屋川でアオサギ。
 シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 どうしてもそばが食べたいと思うことがある。ここ最近その思いが離れず、立て続けに食べに行った。
 そばが好きになったのは十年数年くらいで、それまで麺類はラーメンを好んで食べていた。
凝り性の私。そばを食べるためにわざわざ遠出もするようにも。

 歩いて行けるところでは、鴫野 「仙酔庵」 古民家のそば屋。庭を見ながら、金ゴマいわし、うなぎの白焼などで焼酎を飲み、最後にそばを食べる。はっきりした看板も出ていないので、知らべてから行かないと見過ごす。

 京橋では 「庄八」 以前に紹介したと思うが、金物屋に嫁いだ奥さんが、暇そうに座っている若旦那に、蕎麦道具がたくさん売れ残っているから、そば屋でも始めたらと勧め、店の一部をそば屋に改装したもの。
 そばは、かなり細く切ったもの。私は伊勢の松阪で食べたもの以外、こんな細いそばは知らない。喉ごしがよくて癖になる。

 上の二軒は何度も行ったが、ネットで探すと森ノ宮駅から徒歩。玉造稲荷の近く 「いもせ」 を見つける。 
 そば屋らしい店構えの店。歴史もありそう。いい感じ。生ゆば、だし巻き卵などで焼酎を飲む。そばは田舎を注文。

 帰宅後、このブログを書くためネットで調べると 「ミシュランガイド大阪2016、2017ビブグルマン」 の店だった。
 そうだったのか。味も店の雰囲気も応対も悪くなかった。もっとも私はミシュランだからと行くタイプではない。

 平日の昼一番に行ったので、並んでいる人もなく、私の後に同年輩の男性二人が入ってきただけ。一人は日本酒を注文し静かに飲む。常連の感じ。

 少して、店の雰囲気に合わない40歳くらいの派手目な女性がやってきた。なかなか美形である。もう一人の男性の横に。待ち合わせていた様子。
 小声で話しながら食べていたが、楽しそうな雰囲気が伝わってくる。

 この二人どう見たって・・・いらぬ詮索しながら飲む。ちょっと嫉妬が入っていたかも。
 食べ終えたペアが会計を済ませて、表に出る後ろ姿を扉のガラス越しにそれとなく見ていると手を絡めたように見えた。

 おおー!。ひょっとして今流行の 「恋人つなぎ」 か、などと妄想しながら焼酎を口に。店内は静かに日本酒を飲む男と私。

 ずいぶん昔に、東京から単身赴任中の鳥友に 「そばは東京。大阪とは比較できない」 とはっきり言われたことがある。

 当時はそばに凝っていなかったので、素直に認めていたが、最近調べてみると、そうでもない。
 そばと大阪城公園は大いに関係があることが分かった。大阪贔屓の私としては我が意を得たりの気分。

 豊臣秀吉が大阪城築城の時、資材の砂を集積していた場所に、職人向けのそば屋ができて 「砂場そば」 と呼ばれるように。現在は西区の公園に砂場発祥の石碑がある。

 「砂場そば」 が先ではないか。東京の更科そばや藪そばなどよりも。
 いずれにしろ、最近好んでいるそばが、大阪城と関係があることが分かって、そうだったのかといい気分である。
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