9月の最後というのに暑い。ちょっと歩いただけで全身に汗が。 鳥たちは絶好調。基本的に大阪城公園で最も多くの野鳥が観察されるのが、4月と10月!
大阪城公園に鳥見に来られるならこの時期をお勧めする。
〇コサメビタキ 4羽 みどりのリズム、市民の森、一番やぐら、梅林南側上桜広場
〇オオルリ 11羽 ♂成3・♂若6・♀2 沖縄復帰の森、市民の森、飛騨の森、梅林南側上、音楽堂西側上ほか
〇キビタキ ♂3・♀型9の12羽 市民の森、沖縄復帰の森、みどりのリズム、一番やぐらほか
〇サンコウチョウ 3羽 沖縄復帰の森2、飛騨の森。沖縄復帰の森の1羽は大変フレンドリー。落ち葉の上に下りて動かなかったり、目の前2メートルほどの枝にとまってのんびりしていたりして私を慌てさせた。
あまり近くてピントが合わない、かといって切り替える時間もない。おい!おい! と心の中で声を掛けながら見つめているだけ。
今秋はサンコウチョウが多い、ほぼ毎日観察されている。出会った人に聞かれてサンコウチョウも答えるが、関心を持たれることは少ない。 それよりオオルリ♂成鳥と言うと、それはどこ!!と
これが春ならば、サンコウチョウ♂の長い尾をひらひらさせて舞う姿に、オオルリやキビタキなど相手にされない人気があるのだが。 秋になるとこんな程度。ヒトってこんな生き物だから。
〇アリスイ 豊国神社裏 1羽 昨日も観察撮影されている。
〇コガモ 5羽 南外堀。
〇カルガモ 1羽 南外堀。
〇ヒドリガモ 11羽 西外堀。
いよいよカモの時期がやってきた。
私は物をなくさないタイプ。若い頃から大事な物を無くして慌てたなどの記憶がない。 ところが先日レンズのキャップが見当たらない。いくら探しても無い。 帰宅して手帳を取り出すとペンが無い。一緒にしてあるのに。 その上今朝出かけようとすると時計がない。キャップ、シャープペン、時計、3つ連続紛失・・・。
ショック!。いよいよアルコールが。私の脳みそは奈良漬けと言われる。麹とアルコールでぐちゃぐちゃ ( ;∀;) 毎日毎日、朝から酒づけなので、当然かもしれない。 大阪城公園を歩き回る元気はある。ありがたい。ここまでよくもったもんだ。 終わりが近いのかも。
なぜ無くしたのか、どこで無くしたのか。一切記憶がない。情けない。あの時こうして・・・など、無くした時の記憶をたどろうとする。 とりあえず湯割りを入れてきて飲みながら思い出そうと頑張る。
〇その他 シジュウカラ、メジロ、エナガ、ゴイサギ、アオサギ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
◆◆アリスイ(2001.9.21 豊国神社南東角)
大阪城公園のアリスイには全て空振りで、まったく出合いがなかった。これまでに出た場所は梅林南東側、飛騨の森、豊国神社東側などだった。
駆けつけると既に飛び去った後というより、後日耳にすることが多かった。でき上った写真を見せられるという辛い経験もあった。所詮相性が悪いのだろうとやや投げやりな気分になった。
この日、いつものように一通り公園内を回って、再び豊国神社東側に差しかかった時、Y子さんが興奮気味にアリスイがいたと話かけてきた。 回りの数人のカメラマンは気にする様子もない。写真的な鳥ではないうえに場所も見上げる木の中で興味がわかないのだろう。
しかし、私の心は激しく反応していた。表向き冷静さを装いながら、その時の状況を詳しく聞き、再び現れる可能性を計っていた。判断した結果はともかくカメラをセットしようだった。
よく茂った枝葉の中に動くアリスイを見つけたのはそれほど時間が経っていなかった。 高くて暗い繁茂した葉の中、かろうじてシルエット状態で動くのが分かる程度。撮影条件は最悪でもともかく隙間を狙ってシャッターを押した。
周りの連中は好意的に、より見やすい場所を見つけて知らせてくれた。決して自分のレンズを向けようとしないで。 そのうち突然アリスイは頭上の枝に飛び出してきた。 一瞬の判断で親指はシャター速度を上げ露出の調整、左手はピントを探りカメラを振って構図を追った。
目はアリスイに釘づけ、ファインダー表示に視線を移す瞬時もない。すべて体が反応した。時間にしてわずか数秒。 これが大阪城公園でアリスイとの初出合いだった。
数日後、現像結果を見て、絞り5.6開放、シャッター速度1/40で露出はどんぴしゃ。ピントは目にきている、構図もあの状況では最善、シャッターチャンスなど、瞬間によく反応したものだと我ながら大満足。
もっとも人の協力がなければ出合いもなかったものだ。素直に感謝している。