大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ヒレンジャク6羽 2021.1.28。

2021年01月28日 | Weblog
 今日は暖かくて帽子も手袋もなしで大丈夫。それらは嫌いなタイプなのでありがたい。

 まずはカンムリカイツブリの様子。昨日も大将から2羽確認情報があったので滞在していると思っているが自分の目で確認したい。
 東外堀OK、いつもの辺りで観察。南外堀は?場所が変わって一番やぐらの下辺りで確認。よしよし。

 カンムリカイツブリ2羽滞在は過去にもあった。2015年の1月16日〜27日まで北外堀と西外堀に滞在した。その後北外堀にボートが入ったために飛去し西外堀のみになった。

 梅林に着いて、おでんを食べながら飲む。至高のひととき。梅を愛でに来た人、小さな子供を遊びに連れてきた人、カメラを向ける人もいる。
 幸せな空間。何となく眺めながら酒を飲む。これからは人出が多くなる、ここには居られないなあと。

 リモート授業のため毎日家にいる孫娘に昼ご飯何か食べといてと、ラインしょうとスマホを取り出したら大将からライン。
 ヒレンジャク情報。桜門にヒレンジャク6羽。送信時間を見るとずいぶん前。今まで気が付かなかった。スマホの調子が悪いのか、設定が悪いのか、耳が悪いのか。

〇 カモたち
 西外堀にボートが走ってカモはゼロ。北外堀にもボートが入ってダメ。もううんざり。他の堀は悪くない。

・オカヨシガモ 54羽 南外堀、内堀。前回ほどではないが多い。
・ヨシガモ 6羽 南外堀。南外堀久しぶり。光に輝く玉虫色のヨシガモは美しいとあらためて。
・ヒドリガモ 12羽 ボートの影響とはいえ、極端に少ない。
・マガモ 2羽 南外堀
・ハシビロガモ 124羽 東外堀、内堀。東外堀が主。
・コガモ 57羽 南外堀43・内堀14。大変に多い!この冬最多ではないか。時に求愛行動も。
 南外堀の石垣で水面から10メートルほど上の場所にもとまっている。意識して観察しないと見逃す。
・ホシハジロ 108羽 
・キンクロハジロ 138羽

 パソコンの更新をクリックしたらメールがだめになった。種々調べたが動かない。
 駅前のパソコン修理店に持っていくと、ライブメールは数年前から廃止になっていると言う。(使えてたのに)

 アウトルックを使うようにと。設定はカスタマーセンターに電話して聞くようにと言う。そんな難しい事ができる訳がない(・・・涙) 

 これまでの人生で、家電などカスタマーセンターへ電話して満足したことは一度もない。それ以前に、何回電話してもつながらない。

 恐々カスタマーセンターへ電話すると意外とすぐにつながった。設定を依頼しパソコン用語を使われても分からないからと念を押す。

 この対応が素晴らしかった♪♪。一から十まで手を取るように教えてくれる。信じられないほど丁寧にゆっくり慌てないようにと。
 パソコン歴30年近くになるが、こんな事ができたのは初めて。すべてお金を払って業者にやってもらっていた。気分は高揚しよかった!よかった!

 対応した男性、声からすると30代くらいか。コロナでなかったら高級なてっちりに連れて行ってやりたい気分。

〇 カモ以外の水鳥たち。
・オオバン 27羽 少ない。
・ハクセキレイ 11羽 各所
・カンムリカイツブリ 2羽 南外堀は一番やぐら下に場所が変わっていた。頭を埋めて動かず。ごみと間違えていたら大変なところだった。

〇 山野の鳥たち。
・ヒレンジャク 6羽 桜門。残念ながら私の観察ではない。大将の情報。近隣の公園で出たとの話しも伝わっていたので、もう来るかと期待していた。さすが大将が一番に見付けた。
・ツグミ 10羽 この時期にしては非常に少ない。各地でもそうなんだろうか。
・シロハラ 6羽 ツグミと同様少ない。
・アトリ 26羽 市民の森で樹頂に集まり実を食べる。樹洞の水を飲みに来る。
・メジロ 30羽 各所
・シジュウカラ 15羽 各所
・コゲラ 2羽 市民の森
・エナガ 8羽 みどりのリズムで6羽、沖縄復帰の森で2羽
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ヤマガラ 1羽 元射撃場
・ウグイス 1羽 一番やぐら
・モズ 1羽 飛騨の森
・アカハラ 1羽 青屋門
・ハシボソガラス 第二寝屋川

〇 その他の鳥たち。
 キジバト、カワウ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ヒレンジャク(2011.3.26・27・28 内堀 梅林入口から極楽橋)
 東日本大震災の被災者は増える一方。まだまだ全体の状況が分からない。福島原子力発電所の事故も日々悪いニュースが伝わる。
 ヒレンジャクがヤナギやハナミズキから内堀に飛び出しフライングキャッチを繰り返す。よしよしと思いながらシャッターを押すが、心の底には原発の不安が常にある。
 感度の低いフィルム。重いレンズに三脚。ランニングコストがかかるなどなど、これまでの野鳥撮影は技術と経費が必要だった。
 今は、一眼レフカメラを初めて手にした人でも簡単に撮影できる。多く撮影することでいい写真もできる。技術の進歩はすばらしいものだ。
 原発反対の人たちの意見も理解できる。そうなるとこれまでのように十分電気を使えない。文明の利器にどっぷり漬かって暮らしてきた私たちが不便な生活に耐えられるだろうか。
 一瞬に祈りを込めて、一枚一枚シャッターを押したあのころも悪くはなかったと思えるのは年齢のせいだろうか。

★鳥ことば
・ヤブサメ ささやき。
・ミヤマホオジロ 洒脱。
・ハヤブサ 勇気。戦う心。
・サンショウクイ もう一度の恋。思い出の恋。
・エゾビタキ 野武士。野生の逞しさ。
・カイツブリ 敏感。

◎追加情報。
 前回1/25のブログで、オカヨシガモが一気に増えた事を書きましたが、これが理由だろうと連絡がありました。
「第二寝屋川からの引っ越しが理由と思います。近くで川の浚渫工事が始まり河川内を船が往来するようになつたため260羽以上いたカモがほぼ姿を消しました。そのうちオカヨシガモが60羽以上を占めていました。大阪城で急増の時期とピッタリ合うのでは?
 寝屋川流域協議会Twitter で水鳥情報発信してますのでぜひご覧ください。」


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カンムリカイツブリ2羽 ♪ 2021.1.25

2021年01月25日 | Weblog
 先の土日にカンムリカイツブリが2羽観察されている。今日も2羽観察したいと思う。

 まず初めに東外堀で1羽観察。中央辺りの梅林寄りで休んでいる(いつも通り)
 次に市民の森など観察しながら南外堀へ。この土日は観察されている。今日はだめなのか・・不安な心。
 南外堀の東端から双眼鏡で探す。いたー! 一番遠い西側にいた。前回は空振りだったのでよかったー!

 青屋門から北外堀のカモを見ていると、同年配のおっさんが近寄ってきて 「あのカモは何?」 などと話しかけてくる。
 こんな事はよくあるので別に構わないが、このおっさんはマスクしていないうえに声がやたら大きい。そのうえ横に引っ付いてきて、ツバキを飛ばしながらしゃべりまくる。

 これは危険!と、適当に返事しながら右に数歩離れて距離を取る。するとおっさんもしゃべりながら肩が触れるほど寄ってくる。
 また数歩右へ、ますます大声でしゃべりながら寄ってくる。離れると寄って来る。
 何とかしてくれー。

 南外堀をカウントしているとU君からライン。堀のカモはカウントしますと。
 えっ、今日は会社休みなのか? それならと後は任せてのんびり梅林へ。おでんが始まっている。やがてU君が来る。

 観察結果を彼から聞いてメモ。持参の焼酎が足らなくなる。売店で追加購入していると大将が! なんでこんな所に。後は大将とU君となんだかんだ話しながら飲む。

 大将は浜寺公園のキバラガラ、南港のタカサゴモズ、門真のアカハシハジロなど自転車で見に行ったと言う。60キロもあるらしい。
 知っている人は知っている、大将が電動自転車を買った事を。

 彼はつい先日まで、電動自転車を買った者に老化の象徴や根性がないなど言ってたのに。とうとう買った!
 私の指摘に、前の自転車のスポークが3本も折れたからなどと、意味の分からない弁解する所がかわいい。

 そのうえ昨日にスマホデビューしたと。取り出して嬉しそうに操作し、ライン交換しようと!女の子みたいに言う顔もかわいい。

〇 水辺の鳥 カモなどは前回より増えている。

・オカヨシガモ 70羽 前回か一気に増えている。
・ヨシガモ 5羽 前回は見られなかったが。
・ヒドリガモ 33羽 少ない。
・マガモ 5羽 
・カルガモ 6羽
・ハシビロガモ 107羽 東外堀が最多の56羽
・コガモ 28羽 
・ホシハジロ 135羽
・キンクロハジロ 193羽 今日の最多のカモ

・オオバン 55羽 
・ユリカモメ 12羽
・カワウ 217羽 U君が早朝に第二寝屋川で210羽観察。その他
・カイツブリ 6羽
・ハクセキレイ 9羽
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川
・キセキレイ 1羽 内堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川

 とうとう糖尿病を宣告された。30代の頃に健康診断で引っ掛かり、精密検査にまわされて境界型糖尿病を指摘された。以後、日本酒から焼酎に変更し、食べ物も少しは気を付け、意識して運動もしてきた。しかし今回の検診でとうとう数値オーバー。これから一生薬を飲み続けないといけない。

 私の中では、大阪城公園を歩くことが少なくなったので体重も増加し、この結果に繋がったと思っている。新型コロナのせいだ。大阪城公園での鳥見は、私にとって精神的にも肉体的に必要な行為だ。

 一方、有難いことに、これだけ酒を飲んでいるのに肝臓の数値は悪くならない。今度こそダメだろうと覚悟していたが特に問題は無いと。
 ただし、その他各部にアルコールの影響が出ているだろうが仕方ない。覚悟の上だ。

〇山野の鳥たち

・シロハラ 9羽 各所でまずまず。
・ツグミ 4羽 少ない・
・カワラヒワ 4羽 太陽の広場東の森
・ジョウビタキ 7羽 各所
・ヤマガラ 1羽 みどりのリズム
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・シメ 1羽 梅林
・ハイタカとオオタカ 梅林で食べながら飲んでいると、上空にハイタカ1羽とカラス1羽がもみ合って飛ぶ。
 少しずつ高度を上げ南に、やがて西に変わったので再び近づいてくることを期待し観察していると、突然オオタカが現れハイタカ、オオタカ、カラスの3羽がもつれ合って飛ぶ。
・アカハラ 1羽 青屋門
・モズ 3羽 飛騨の森、天守閣東側配水池
・エナガ 奴5羽 もみじ園、内堀。そろそろ営巣行動が始まる時期。
・その他 メジロ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


☆☆ 鳥ことば ☆☆
・ヤツガシラ 神秘。
・ヤマシギ 成人。魅力。静かに愛して。
・ミソサザイ 告白。振るえるささやき。
・ツバメ 遠い夢。誠実。幸福。
・ハイタカ 行動力。自尊心。
・ノジコ 乙女の恥じらい・ 
 
■■アカゲラ(1992.11.1 梅林南側上桜広場)
 「ケッ」と聞こえた声でキツツキに違いないと直感した。数人から観察報告を聞いていたので、すぐにアカゲラの姿が頭に浮かんだ。
 茂った葉の隙き間に動くものを発見し、双眼鏡を目に当てると枝に沿って採餌移動するアカゲラを見つけた。「いた!」との思いが頭の中をかけめぐる。
 ぜひ写真に記録したいと、カメラを構えようとするが、血液が体中を駆け巡るのを感じレンズが定まらない。ピンボケ、ブレブレを覚悟で数枚のシャッターを押す間もなく「ケッケッ」の声とともに豊国神社方向に飛び去った。
 気が付くとほんに数秒の出来事に呆然としていた。もう一度と祈る気持ちで待ち続けたが、再び現れることはなかった。
 その後知人から豊国神社裏で声を聞いたが、すぐに天守閣方向へ飛び去ったとの話を聞いた。公園内を広い範囲で移動している様子である。
 昨年は年が明けてからも観察されているので、冬の間はいてほしいと願っている。もう一度出合う機会があるだろうか。
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カンムリカイツブリ滞在中 2021.1.21

2021年01月21日 | Weblog
 今朝はぽかぽか陽気。 歩いているうちに暑くなって ニット帽を脱いだ。しばらくしてネックウォーマーも外した。陽ざしの中にいると春の暖かさで気持ちいい。

 東外堀に着いてとりあえず気になる奴を探す。迷うことなく正面で休んでいるカンムリカイツブリ。やれやれ。よしよし!

 各堀を回るがカモが少ない。時期的に減少するには早すぎる。西外堀ではボートが入って大手門側から見る水面に水鳥はゼロ! 

 清掃や調査などこの時期に人やボートが入り過ぎる。必要でないとは思わない、時期を考えて欲しい。自然保護団体でもいい。私に相談してもらってもアドバイスできる。
 このままでは 「小鳥が舞い、水鳥が憩う、みどり豊かな市民の公園」 などと使わないでほしい。

〇 カンムリカイツブリ 東外堀の中央で1羽休んでいる。ほとんど動くことなく頭を背に埋めて動かない。
〇 オカヨシガモ 5羽 北外堀。随分少なくなった。今年のガンカモ調査の結果はどうなんだろう。
〇 ヒドリガモ 42羽 各堀でそれなりに観察できるが少ない
〇 マガモ 5羽 内堀
〇 カルガモ 1羽 内堀
〇 コガモ 22羽 南外堀、内堀

〇 ホシハジロ 148羽 各堀。
〇 キンクロハジロ 209羽 すべての堀

〇 オオバン 51羽 南外堀、内堀、西外堀、北外堀、第二寝屋川
〇 カワウ 9羽
〇 カイツブリ 7羽 南外堀
〇 ハクセキレイ 13羽 
〇 カンムリカイツブリ 1羽 東外堀
〇 ゴイサギ 4羽 北外堀

 山野の鳥も少ない。各地の鳥情報を耳にすると羨ましく思ってしまう。

〇 シロハラ 23羽 各所で出合う。地面でも多くなった。近くを通過しても平気でいるものもみられる。
〇 ツグミ 18羽 水上バス乗り場、南外堀沿い。人工川では9羽の群れもシロハラより明らかに少ない。
〇 ジョウビタキ 5羽 ♂2♀3、各所
〇 エナガ 4羽。音楽堂西側上混群
〇 シジュウカラ 11羽。音楽堂西側上混群ほか
〇 メジロ 37羽 音楽堂西側上混群ほか
〇 ヤマガラ 1羽 音楽堂西側上混群
〇 アトリ 8羽 音楽堂西側上
〇 アオジ 5羽 音楽堂西側上
〇 ウグイス 1羽 豊国神社裏
〇 シメ 1羽 梅林
〇 その他 キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

★ 鳥ことば
・ウミアイサ 危険な恋。冒険。
・コガモ 誘いの言葉。誘惑。
・ササゴイ 控えめな心。
・ショウドウツバメ 遠慮。仲間。
・スズメ 気付かない心。逞しい愛。
・マミジロキビタキ 希望、輝く美しさ。
・マミチャジナイ 不倫が愛。魔力。
 
■アカハジロ(1996.2.25 南外堀)
 千羽を超すホシハジロやキンクロハジロの中から、たった1羽のカモを探すのは大変根気のいる作業である。しかも群れの中にいることがはっきりしていれば張合いもあるが、分からない場合や、いないかもしれない時は意欲も下がる。
 どちらかと言えば諦めに似た気持ちで探していることも多い。見つからなくても当然で、空振りであってもそれほど落胆することもない。次の機会を待とうという気になっている。
 残念ながら、このアカハジロも初認から10日も経過しているので気持は次の出合いに移っていた。
 ところが5日前にも観察されたとの話を耳にしたので、再び気を取り直して色合いなどに注意しながらいつものカウントを続けた。
 双眼鏡をゆっくり動かしながら群れの端から順にカウントしていく。大部分のカモは休んでいるが、中には活発に動き回るのもいる。ゆっくりしているとカウント済みのものと混じって、ダブルカウントしてしまうので早さも必要だ。そのため1羽を見ている時間は1秒もなく次々流していく。
 石垣の奥をカウントしていると何か違うと感じさせる姿が一瞬双眼鏡の視野の中に入る。しかし作業を中断できずその位置を頭に入れてそのままカウントを続ける。
 一応のカウントが終わってから、あらためて先ほどのカモを探して詳細に観察すると、確かに他のカモとは違うが遠距離のために双眼鏡では細部がはっきりせず識別できない。
 画質的には辛いが800ミリの超望遠に1.4倍のテレコンを装着して1120ミリの極超望遠で撮影。ちょっと目を離すと紛れてどこにいるか分からなくなるほど見分け辛いのだ。
 この公園で記録のあるカモ全種を撮影できたことになる。だめな時はいくら努力してもうまくいかないが、合える時は簡単に合えるものだ。
 初認の大学生は双眼鏡だけでよく見つけたものだ。カモに関心があってよく見ているとの事。後日一泊の鳥見に連れて行ったが、母親から人間関係にうまく適応できないのでよろしくと言われた。鳥見旅行の印象は無口だが好青年だった。
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カンムリカイツブリ再飛来も 2021.1.18

2021年01月18日 | Weblog
 コロナが治まらない。大阪府も緊急事態宣言が出た。府民に不要不急の外出は控えてくださいと広報されている。

 TVのコロナ街頭インタビューを見ていると、変にいきがってる若者が出ることがある。方向が違う。若者は未来に向かって叫ぶものだ。自分の人生に向かって啖呵を切ってほしい。

 寒い朝だった。手袋をしてくればよかったとか、カイロを持ってくればよかったと思った。グッパ繰り返しながらを歩く。
 でもその内気温が上がったのか寒さを忘れている。

〇 東外堀に着いて目標はカンムリカイツブリ。今期2羽目が、東外堀で見られている。いるかなーとざっと見ると正面にカンムリカイツブリがすぐに目に入る。よしよし。可愛いいやつだ。

 内堀にも1羽いると聞いている。これも楽しみ。極楽橋辺りから見るがいない。もっと奥だろうと、隠し曲輪からのぞき込むがいない。

 本丸に上がると作業トラックが数台と、作業員がロープにつかまって石垣を下りていく。当然カンムリカイツブリが居ない。他のカモも何もいない。

 作業員に聞くと、ここは自衛隊が作業する事になっていたが、コロナで来られないので急遽今日からすることになったと。

 石垣に人が下りていると仕方ないが、一気に飛び去らないで極楽橋の方に移動すればいいのにと勝手な願い。ただし極楽橋の近くでもボートと剪定作業中。

 カンムリカイツブリ1羽だけでも見られてよかった。淀川ではたくさん見られるので、また来てくれるだろうと期待している。

〇水鳥たち
 キンクロハジロが一番多くなった。オカヨシガモは激減、ヨシガモはゼロ。鶴見緑地でアカハシハジロ♂が出たと聞いたが、大阪城公園にも来てくれないなかぁ。

・オカヨシガモ 3羽 南外堀、西外堀。
・ヒドリガモ 86羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。
・マガモ 1羽 内堀
・カルガモ 2羽 西外堀
・ハシビロガモ 161羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
・コガモ 21羽 南外堀、内堀

・ホシハジロ 133羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 214羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

・ユリカモメ 24羽
・カワウ 6羽 大阪城公園に向かう途中、第二寝屋川で約200羽が対岸に上がって休む。大きな、群れが上がっているのは初めて見た。
・ハクセキレイ 16羽
・カイツブリ 6羽 南外堀、東外堀、西外堀
・カワセミ 1羽 本丸日本庭園池
・ゴイサギ 4羽 第二寝屋川

〇山野の鳥
 いよいよシロハラが地面で採餌。こうして春が近付いてくる。
・ジョウビタキ 4羽 水上バス乗り場、北外堀ほか
・ツグミ 12羽 各所
・シロハラ 15羽。各所。地面で採餌は市民の森ほかで計4羽
・モズ ♀1羽 もみじ園
・アオジ 3羽 音楽堂西側上
・エナガ 7羽 沖縄復帰の森で混群の中
・ヤマガラ 2羽 沖縄復帰の森で混群の中
・シジュウカラ 6羽 沖縄復帰の森で混群の中ほか
・コゲラ 1羽 沖縄復帰の森で混群の中
・ハイタカ 1羽 上空飛翔とH夫妻から
・アトリ 3羽 音楽堂西側上
・ウグイス 1羽 城南地区
・その他 メジロ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

★★ 花に「花言葉」があるように、宝石に「石言葉」があるように、鳥にも「鳥言葉」
 ☆☆☆【鳥 言 葉】☆☆☆
・アリスイ 私を信じて。
・オオジシギ 雷。乱暴な恋。
・オナガガモ 友情。裏切りらない。
・クロジ 日陰の愛。心のすべて。
・コチドリ 日陰の愛。心のすべて。
・ハシビロガモ 変身。正直。
・フクロウ 賢者。知恵。

■■アカハシハジロ(①~⑤1999.12.23南外堀、⑥⑦1999.12.29 内堀)
 11月4日の午後。仕事中に携帯電話が鳴った。鳥友である南港野鳥園のI所長からであった。初めは「アカハシハジロ」との話に「メジロガモ」の間違いではないかと聞き直したが、彼からはっきりと「アカハシハジロの♀」と答えが返ってきた。
 職場内にため詳しく聞き直すこともできずに、分かりましたと冷静に返事したのみであった。くちばしの赤い♂は琵琶湖と堺で見たことがあるが、♀のアカハシハジロの姿は頭に浮かばなかったこともある。
 翌朝早起きし出勤前に南外堀を探してみるが悲しい予想は当たった。♂もかなり珍しいが、♀は一段と珍しい種で日本での記録はほとんど無いのではないか。
 再び大阪城公園に現れる可能性は限りなくゼロに近い。大阪城公園の野鳥全種撮影の夢の前に難関がひとつ増えた。努力で叶うのであれば苦労は惜しまないが、悲しいというより絶望で苦しい。
 しばらく経った後、鶴見区の花博公園の大池にアカハシハジロの♀が出たとの情報が伝わってきた。11月9日のことである。稀な種であることや、近い場所や月日であることから同一の個体と思われる。
 同じ個体なら写真がないよりはいいだろうと、花博公園に行ってみたが、その日はあまりにも遠くて撮影には向かなかった。
 ところが驚いたことが起こったのだ。12月23日の朝、いつものように大手前から駐車場の方へ曲がって南外堀に休むホシハジロやキンクロハジロの群れをカウントしていた。その双眼鏡の中に何と。アカハシハジロがいるではないか。狂喜したのは言うまでもない。
 何人かに電話したがほとんどの人は花博公園で撮影しているとの事。また♀であることから興味を示さず誰もやってこない。
 その2日後の25日のこと、N姉妹から電話があって内堀の西の丸庭園側でアカハシハジロを見たと。
 翌日観察するが見当たらない。一応の撮影ができているので気落ちすることもない。
 年の暮もせまった12月29日内堀の浅瀬で休むカモを確認しようと、双眼鏡をのぞくとアカハシハジロが他のカモたちに交じって休んでいる。
 西の丸庭園内からは近距離で観察撮影できる場所である。800ミリ単体でシャープな写真が撮れると走りだして気づいた。西の丸庭園は既に年末年始の休みに入っている。やむを得ず本丸の方から撮影する。
 大阪城公園のアカハシハジロは11月4日以降、計4回確認したことになる。初認も内堀での観察も即刻の電話が入ったもので、携帯電話を持ったことによる成果、知人たちの協力のおかげであった。
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快晴なのに(観察情報なし) 2021.1.14

2021年01月14日 | Weblog
 今日は観察情報はありません。コロナで観察が大きく減少する。ブログ更新ができないので、主に鳥がらみ、もろもろ書いてみようかなと。

〇 昨日のブログで知人から連絡があって、どういう意味や?と。
 「こんな時に大阪城公園へやってくる鳥見人は、よっぽど大阪城公園が好きで洗脳された奴かそれとも・・・。」

 大阪城公園へ鳥見に行っている者を非難しているように思うがと。
 もちろん全くそんな意味ではない。自分の事を頭に浮かべて自嘲気味に書いた事。しかし、そうは読めないという。
 そう思って読むと確かに、指摘されても仕方ないかなと。

 十数年前に、全く想定していない知人から、「お前のブログ見てるからな!」 と突然言われた事がある。どういう意味?
 帰宅してからブログを読み返すと、この事かと。完全にその人の誤解だ。頭の片隅にもその人は無いが、当人がそう思って読むとそうなるのか? 文章は難しいとしばらく悩んだ。

 次回出会った時に、弁解がましく説明するのもどうかと思い。その後数回のブログで同じ意味だが、当人ではないと分かるような事を書いた記憶がある。
 ただし、読んで理解してくれたのかどうか、気まずい思いで過ごしたことがあった。

 その一人の方は、今は鳥を止めているようで全く見かけない。もう一人の方は、数年前に能勢のアオバズクを見に行った時に偶然出会ったが、何のわだかまりもなく普通に話しして過ごした。

〇 年末年始のTV番組で、大間のマグロ一本釣り漁が放映される。漁師が命かけて海に乗り出し、マグロと格闘する構成だ。
 よく見るので分かっているが、漁師の生き様や、漁の様子にひかれて見てしまう。
 その中で、数百の海鳥が海面に群れる様子が映される。漁師は急いで船を向ける。

 私は、おっ!とTVに顔を近づけて群れる海鳥を見る。この鳥は? カモメかウミネコか?ミズナギドリ系?それとも・・・。遠景で詳細が見えない。

 山野の鳥なら雰囲気で、何の仲間くらいは多少見当がつく。しかし海鳥はまったく分からない。私の知識は偏っている。
 日本の鳥なのに情けない。図鑑を取り出してページを繰りながら、焼酎を立て続けに飲む。長年鳥をやってるのにダメな奴だ私は。

〇 先日、マダムのブログ 「鳥写真マンガ」1月4日 を見てショックを受けた。
 正直言って、えー!うそー!の気分。
「鳥言葉」である。まさか既にあるとは知らず、自分のオリジナルな発想で始めたものなのに。

 私より先に鳥言葉を始めた人がいるとは、驚き参った。知っていたら、やらなかった。
 いい事を思いついた!いいアイデアと始めたのに・・・落ち込む(涙)

 いまさら止める訳にもいかないので、大阪城公園で記録のある鳥だけは最後までやろうと思う。当然、言葉はすべて私が考えたもの、先にあるものは知らないので同じ鳥でも違うだろう。

 先にアイデアを思いついた方が勝ちだから・・・涙。

 そのうえ、続いてやる予定だった、毎月の 「誕生鳥」 これも既にある事を知った。一部原稿を書き始めていた。
 例えば、1月の誕生石はガーネット。 1月の誕生鳥はオシドリ。1年の始まりの月。めでたい、お祝いの意味もあって華やかな色彩のオシドリ。
 こんな感じ。でもこれも既にあるとは、正直参った(涙)
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冬の大阪城公園 2021.1.13

2021年01月13日 | Weblog
 今朝の大阪城公園、鳥見人はほとんど居ないし、散歩や観光の人もいない。静かでがらんとしている。こんな時に大阪城公園へやってくる鳥見人は、よっぽど大阪城公園が好きで洗脳された奴かそれとも・・・。

 大阪もいよいよ緊急事態宣言。昨年の4月の緊急事態宣言の時とは患者数が桁違い。どうなるんだろうと不安。ヒトは生物の頂点に立ったように思っていたがとんでもない。

 私も多少は外出を自粛している。家の買い物は週1~2回。献立を考えてスマホにメモし、売り場でうろうろしないように。
 大阪城公園は記録の継続性のために必要な範囲での観察記録。でもストレスが溜まってくる、体調の変化に出ないか。世界中がこんなことになるとは!

 先週、スーパーの野菜売り場でパック詰めした 「春の七草セット」 並んでいたので手に取った。「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな 、すずしろ」 夕食に七草粥を炊いた。

 随分前に大阪城公園鳥だより(1998年10月 第32号) で、秋の七草にちなんで 「大阪城公園 秋の七鳥」 を書いたことがある。サシバ、ツツドリ、モズ、マミチャジナイ、ジョウビタキ、エゾビタキ、ムギマキ。

 そこで今回は 「春の七鳥」 を考えてみた。時期的には季節の春を想定している。

★「大阪城公園 春の七鳥」
① ホトトギス 独特の鳴き声の春の渡り鳥。季語は初夏とされるが、大阪城公園の春には不可欠だろう。
② ウグイス 春を告げる鳥とも呼ばれる。人々は美しいさえずりを愛で歌に詠んだ。
③ ツバメ 春一番に大阪城公園へやってくる夏鳥。
④ サンコウチョウ 長い尾をひらひらとさせながら 緑の中を飛ぶ姿はまさしく極楽のヒタキ。
⑤ コマドリ 日本三鳴鳥のひとつ。春の渡りでは植え込みの中から美しいさえずりを聞かせてくれる。
⑥ キビタキ 春の渡りでは一日に数十羽が見られる日もある。この鳥なくして春はない。
⑦ オオルリ 美しいさえずりとともに、新緑の中の瑠璃色は、はっとするほど鮮やかに目に入る。
 「杜鵑、鶯、燕、三光鳥、駒鳥、黄鶲、大瑠璃 これぞ七鳥」

 観察記録の手帳、今日は珍しくぴったり最期のページで終わった。いつも1~2ページ残っても新しい手帳に切り替えていた。
 ぴったり終わったので無駄なし、次回からすっきり新しい手帳ではじめられる。124冊目のスタート。縁起がいいと言うかいい気分。

●今日の水辺の鳥。
 目立ったのはハシビロガモが多いこと。南外堀にはボートが入って石垣調査も一番やぐら下だけで、走り回っていないので他の場所では落ち着ていた。
 蓮如前の内堀では何かあったのかカモはゼロ。ごみフェンスに1羽もとまっていない。もちろんヨシガモも観察出来ず。

・オカヨシガモ 23羽 南外堀、西外堀、内堀
・ヒドリガモ 38羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
・マガモ 2羽 内堀
・カルガモ 7羽 人工川、西外堀、内堀
・ハシビロガモ 213羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・コガモ 23羽 東外堀、南外堀、人工川、内堀、北外堀 
・ホシハジロ 138羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 200羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・オオバン 72羽 すべての堀と第二寝屋川。第二寝屋川は21羽と多い
・ユリカモメ 24羽
・カワセミ 1羽 東外堀
・カイツブリ 7羽 南外堀、西外堀
・カワウ 16羽 南外堀ほか 
・ハクセキレイ 各所で9羽
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 1羽 第二寝屋川

●山野の鳥、多くない。
・ツグミ 12羽 各所
・シロハラ 8羽 各所
・メジロ 29羽 各所
・コゲラ 2羽 市民の森
・シジュウカラ 8羽 各所
・アトリ 44羽 市民の森、アキニレ?の樹頂部の実に集まって採餌
・ジョウビタキ 4羽 梅林南側上桜広場ほか
・アオジ 4羽 音楽堂西側上
・ウグイス 梅林南側上桜広場
・モズ♂ 飛騨の森
・その他 キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ

★★ 花に「花言葉」があるように、宝石に「石言葉」があるように、鳥にも「鳥言葉」
 ☆☆☆【鳥 言 葉】☆☆☆

・ヨタカ 自己犠牲。夜空の星。
・メボソムシクイ 悲しい別れ。やさしい誘惑。
・マガモ 家族愛。不倫。
・ハチクマ 旅立ち。門出。
・ニシオジロビタキ きっといつか。昔の夢。
・トラツグミ 忠実。静かな思い。鵺。
・コウライウグイス 愚か者・長寿。
・アオゲラ 初めての愛。

■■アオゲラ(1993.12.23 梅林)
 より安定を求めて一段太い三脚を手に入れた。中古の「ジッツオ」フィン付きの重いものである。
 今までのジッツオの三脚も、手作りの部品を付けてエレベーターも外し、軽量化とともにブレが少なくなるように改造したものだ。担いで各地へ出かけた。いろいろな思い出とともに愛着のあるものだった。大きく困っていた訳ではないが、たまたま今回安く買える話があったので、思い切って購入することにしたのだ。
 縁起を担ぐ訳ではないが、カメラでも三脚でも初めて使った時の結果がよければその後も気分よく使える。今回はそれがアオゲラだった。
 梅林でカワラヒワの声がしたのでカウントしようと目を向けると、なんとアオゲラがいる。久し振りの対面だ。東外堀沿いの低い枝を採餌しながら移動したり、時々休息したりするようにとまった。
 アオゲラは既に撮影できているが、今後そう多くの出合が期待できる種ではないのでやはりうれしい。大阪城公園でこの冬を過ごしてくれたらと。誰もいないので、一人でアオゲラの行動に合わせて歩きながら撮影を続けた。三脚と800ミリレンズの重さが肩に辛いが安定感は文句なし。新しい三脚は合格でスタートした。
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今年初の鳥見でオオタカ! 2021.1.4

2021年01月04日 | Weblog
 今日は今年初の鳥見。今年の鳥運を願いながら登城。最初に目にしたのは木の上に群れるムクドリ。そしてすぐ横にアトリ。

 新年の出だしとしてはまァまァ。もみじ園でひでキングと出会いしばらく立ち話。その中で今朝も西の丸庭園でオオタカと聞く。

 彼と別れて南外堀のカモのカウントに向かう。対岸の一番やぐら横の木にオオタカを見つける。すっきりした枝で、東に向かって凛としてとまっている。
 背景は青空。初夢ではないが初鳥見でオオタカとは縁起がいい。

 嬉しくなって数十枚撮影。条件が良かったので普段のISO 感度800を400に下げて十数枚。次に200に下げて十数枚。いい気分。白い胸に白い線、ほれぼれする鋭い目つき。今年はいい事がありそう。

 一通りの観察が終わって、久しぶりのベンチ飲み。家を出てから数時間も歩き回ってベンチに座って、やれやれ疲れた。
 そこでローソンの暖かいおでん。持参の焼酎湯割り。おでんと一緒に買ったサントリードライ9パーセント。プリン体ゼロ、糖類ゼロ。健康に良さそう(笑)

 川を見ながら飲んでいると、暮れのいただき物を思い出した。琵琶湖産の名品である。ウナギも美味しかったが、気に入ったのは 「うろり」 

 知らないのでネットで調べた。ヨシノボリの浮遊している稚魚を佃煮にしたものとある。かなりの高級品だ。酒のあてに絶品。酒飲みはこんな珍味がたまらない。飯に混ぜてもうまそう。

 同封のチラシを見ると、生産者の自慢の食材を産地から直送とある。「ごっさん商店」 コロナ禍、ネットでの販売に力を入れているんだろう。「うろり」 ヨシノボリの稚魚一度食べてみる価値あり。

●オカヨシガモ 14羽 南外堀8・西外堀6
●ヒドリガモ 63羽 東外堀21・南外堀12・西外堀11・北外堀19 
●マガモ 12羽 西外堀2・内堀5・北外堀5
●カルガモ 4羽 西外堀
●ハシビロガモ 83羽 東外堀18・南外堀19・北外堀56 
●コガモ 23羽 南外堀19・内堀1・北外堀3
●ホシハジロ 103羽 東外堀2・南外堀22・西外堀5・内堀1・北外堀73
●キンクロハジロ 152羽 東外堀14・南外堀15・西外堀50・北外堀73

●オオバン 65羽 すべての堀
●ユリカモメ 27羽 東外堀、北外堀
●カワセミ 玉造口で一直線に道を横切って南外堀へ入る。
●カイツブリ 5羽 南外堀、西外堀
●カワウ 9羽 南外堀では大きな魚を必死に飲み込もうと苦労している。その瞬間を撮影しようとカメラを構えて粘ってみたが、何度頑張っても大きすぎ。
●ハクセキレイ 6羽 各所
●コサギ 1羽 内堀
●ゴイサギ 5羽 北外堀
●セグロカモメ 2羽 第二寝屋川

●ツグミ 22羽 各所
●シロハラ 12羽 各所
●メジロ 13羽 各所
●シジュウカラ 8羽 各所
●アトリ 29羽 東外堀沿い、みどりのリズム、市民の森、音楽堂西側上、梅林南側上桜広場ほか。各所に分散
●カワラヒワ 6羽 飛騨の森ほか
●モズ 1羽 梅林南側上桜広場
●ジョウビタキ 3羽 音楽堂西側上、一番やぐら、梅林 すべて♂
●エナガ 5羽 音楽堂西側上
●ヤマガラ 2羽 音楽堂西側上
●アオジ 4羽 音楽堂西側上
●ウグイス 2羽 音楽堂西側上、豊国神社裏
●コゲラ 1羽 市民の森
●その他 キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

★★ 花に「花言葉」があるように、宝石に「石言葉」があるように、鳥にも「鳥言葉」
 ☆☆☆【鳥 言 葉】☆☆☆

・アオバズク 裏切りの恋。歓喜。
・オオムシクイ 気がかりな人。芳醇。
・カケス 眉唾。おしゃべり。
・キセキレイ 相思相愛。無垢。
・コルリ 優しい心。純愛。

■■オオタカ(2000.9.17 音楽堂西側上斜面)
 携帯電話の連絡であわてて駆けつけた音楽堂西側上には、Iさん、Hさん、Oさんその他数人が私の来るのを待っていてくれた。
 側聞したところ、斜面でドバトを押さえ付けているオオタカを見つけ「元山さんに知らせないと」となったそうだ。私が来るまで飛ばないように祈ったとも。
 現場に到着したが、近すぎたり枝が障害になったりして完全に見えない。
 興奮してカメラを抱え、右往左往している私に、見やすい場所を提供してくれたり、斜面に降りてはどうかと勧めてくれたりしたのだ。
 降りると飛ぶ可能性が高くなるが、自分から降りたいとは言い出だしにくかったが、この言葉で助かった。その上、降りるときカメラを下ろしてくれて手伝ってくれる。
 その時は頭がいっぱいで、感謝の言葉も出せなかった。協力がなければ撮影はできなかった。
 出来上がった写真を見ると、あらためてその時の興奮と協力していただいた皆さんへ感謝の気持ちがわいてくる。はっきりと胸の縦斑で幼鳥と分かる。足に押さえ付けているのはドバトだった。
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コロナ、今年の大阪城公園の鳥見は? 2021.1.2

2021年01月02日 | Weblog
 大阪のコロナ、昨年の4月は一日の新規感染者が100人を超えそうと大変だった。外出自粛で街も静かになった。
 しかし今回の第3波では500人目前まで、最近も300が普通に。驚く数になっている。

 大阪城公園での鳥見は、3蜜に該当しないと思うが。不要不急の外出を控えるようにと。再び必要最小限にしないといけないのか。ちょっと悩んでる。
 
 元日、年賀状と一緒に、日本野鳥会和歌山支部の 「いっぴつ啓上」 が届いた。表紙写真はミヤマホオジロ。
 鳥信のページに、シマノジコが写真とともにあった。場所は紀の川市泉葛城山。美しい♂の成鳥だ。

 シマノジコがすぐに目に付いたのは、かつて大阪城公園でも記録があるから。
 1999年年5月23日から6月8日まで豊国神社裏に滞在した。いまだに大阪府内ではこの記録しかないだろう。当時、形態や行動からカゴ脱け個体とされ記録から消えた。

 しかし私の本では、その旨を記載したうえで記録している(216ページ)カゴ脱けかどうか足環でもないと正しく判断できないからだ。
 シマノジコが大阪城公園で観察されるのは不自然だとの先入観で見てはいけない。事実は分からないが、記録から消してはいけないが私の考えだ。
 
● 岡山後楽園の「2020年10大ニュース」をメールいただいたので紹介。大阪城公園と似ているとも思った。このまま大阪城公園と入れ替えても分からないくらい。
 ひとつ違うのはアオバズクが繁殖していること。大阪城公園でもアオバズクが繁殖しないかとの夢はある。

① 緊急事態宣言により4月20日〜5月31日まで臨時休園。
 春の渡りシーズンに、それは、それは困りました。あんな鳥やこんな鳥の記録が取れず最悪でした。外苑散策で対応しました。

② カルガモ雛3羽誕生。 
 私が記録を始めてから、7年ぶりの繁殖です。約1ヶ月で親鳥と同じぐらいの大きさに。

③ 今年のアオバズク雛は3羽でした。
 例年より1羽少ないものの、無事に旅立ったと思われます。

④ 諦めていたモズの営巣。
 臨時休園ながらも、場所を移動してました。3羽誕生!

⑤ 秋の渡り。
 サンコウチョウ・コムクドリ長期滞在。オオルリ・キビタキ・クロツグミ・ノゴマ・コルリ等、春の渡りでじっくり観察できなかった鳥たちが続々と。

⑥ マヒワ飛来。
 10年ぶりの観察となりました。アトリも最大で100羽超え、今冬の寒さを予測しました。

⑦ ルリビタキ(♀型)3年ぶりの越冬。

⑧ ハチジョウツグミ2羽越冬。
 2019年12月下旬〜2020年2月中旬。

⑨ 2年ぶり嬉しいヒレンジャク飛来!
 4月14日〜4月17日。ずっと前から紅葉絡みで、ヒレンジャクを撮りたいと思っていた所で、願いが叶ったのですから見つけた時の喜びは、最高でした。

⑩ 2年連続のヤツガシラ飛来。
 関係機関からの連絡で、知る事となりました。新聞に掲載されたそうです。
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謹賀新年 2021.1.1

2021年01月01日 | Weblog
あけまして おめでとう ございます。

旧年中は大変お世話になりました。ありがとうございました。
本年もよろしくご指導お願いいたします。

 大阪城公園の観察記録は31年目に入ります。今後いつまで続けられるか健康次第。80歳を超えて元気な知人もいるので、頑張って続けたいと思っています。


恒例の 【2020年 大阪城公園の野鳥 10大ニュース】 です。

【 1 位 】 チゴモズが8日間滞在。
 幼鳥1羽 9月2日から9日まで梅林南側の林で8日間観察された。この観察がきっかけになり2013.8.31に同所で同じく幼鳥1羽が観察撮影されていたことが判明。
 環境省のレッドリストのカテゴリーでは絶滅危惧1A類 (ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの) に分類されている。大阪府の周辺部で繁殖しているのだろうか。

【 2 位 】 15年ぶりのヤツガシラに連日多くのカメラマンが登城。
 3月19日~26日まで8日間滞在。西の丸庭園の内堀沿いフェンスの外側で採餌することが多い。西の丸庭園茶室裏、飛騨の森、天守閣東側配水池方面にも飛び立つが戻ってくる。
 大阪城公園では6羽目の観察で、前回は2005年5月で15年ぶりの飛来。また過去2日間滞在した事はあったが、8日間の長期滞在は初。土日には数百人ものカメラマンが集まって大変な人気。

【 3 位 】 大阪城公園 2羽目 コチョウゲンボウが上空飛翔通過。
 9月22日に太陽の広場東の森のかなり上空を旋回飛翔通過。2010.3.8以来2回目の観察。
 冬鳥で環境的には通過の観察のみで、偶然の出合いでしかない。今後も観察の可能性は高くないだろう。

【 4 位 】 春と秋にアカショウビン観察される。
 今年は2回の観察があった。1回目は5月12日、天守閣東側配水池の北東側から飛び出し山里丸のイチョウにとまる。嘴にカナブン程度の甲虫をくわえている。
 2回目は9月26日、飛騨の森 幼鳥 嘴に赤味はなく先端は淡色、喉から首は白っぽい部分、背面の赤はやや褐色が入る、胸から腹はやや褐色味。
 これまでアカショウビンは大阪城公園で20数回の観察記録があり、極端に少ない種ではないが、狭い範囲にとどまったり、数日滞在したりすることが少なく、出合った方は大変幸運と言える。

【 5 位 】 亜種リュウキュウサンショウクイ12羽。
 10月31日に亜種リュウキュウサンショウクイ12羽が、市民の森南部の樹頂部付近で観察撮影された。翌1日にも1羽が同所で観察されている。
 日本では亜種サンショウクイと亜種リュウキュウサンショウクイが生息しているが、亜種リュウキュウサンショウクイは分布を北へ拡大している事が知られている。大阪城公園での観察は貴重な記録だろう。

【 6 位 】 13羽のノスリ通過、過去最多。
 10月18日。11:18にカラスに追われ4羽が上昇しつつ西へ。11:25に8羽がカラスとともに旋回上昇し西へ。その後1羽が西へ。渡りのノスリたちと思われる。
 大阪城公園でノスリの観察はほとんど1羽が上空通過のみ。もっとも多い時で1日3羽。今回13羽ものノスリが観察されたのは初記録。今後この記録を超える事はいつになるだろう。
 
【 7 位 】 珍しいカモ5種飛来。
 今年は大阪城公園に珍しいカモ5種が飛来した。オシドリ3月12日東外堀、10月12日西外堀、12月5日内堀、12月19日内堀、12月26北外堀。トモエガモ11月7日西外堀。オナガガモ11月26日東外堀。ミコアイサ12月5日内堀。アカハジロ×メジロガモ交雑11月6日南外堀。
 全国的には珍鳥という訳ではなく普通種であるが、大阪城公園では飛来の少ないカモばかり。大阪城のカモの減少が言われる中で、これらの飛来が素直にうれしい。

【 8 位 】 シマセンニュウ6羽目の観察。
 9月24日 空堀のススキの群生の中でシマセンニュウ1羽が観察撮影される。大阪城公園では30年間で6羽目の記録となった。
 名前に潜入とあるように観察が難しい種。大阪城公園のように多くのバーダーやカメラマンが、日々詳細に観察しているからこその記録と言える。

【 9 位 】 大阪城新橋上流側左岸でミソサザイ1羽。
 3月7日に第二寝屋川の大阪城新橋上流側左岸で観察された。チッチッチッの地鳴きも聞かれている。警戒心強くてすぐに見当たらなくなる。大阪城公園では9羽目の記録で多くない。
 ミソサザイは山地に生息する鳥。冬期には山麓に下りてくるとされるが、大都市の中の公園での観察は少ない。

【 10位 】 アオバズク飛来、ヒヨドリを捕食。
 10月30日に音楽堂西側上の北部階段付近で観察される。食べているものを地面に落としたのでヒヨドリと確認される。これまで大阪城公園では、昼間に休んでいる観察ばかりで捕食行動は観察されていない。
 11月6日にもアオバズクが同所周辺でカラスの激しいモビングを受けているのが観察される。同一個体が滞在していたと思われる。

 大阪城公園の十大ニュースいかがだったでしょうか。人それぞれ思いは違うでしょうが、振り返るといずれも懐かしい記録です。今年はどんな出合いがあるでしょうか。
 みなさんのホームグランドでの十大ニュースは? 
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