アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

六角形の鉛筆…6択まで対応できる優れもの…

2010年05月04日 | Weblog
 鉛筆は、なぜ六角形か…。昨日鉛筆の思い出を書いたのですが、六角形についても自説を持っています。(何にでも自説を持っている人物なのです…真偽のほど?真に決まっているじゃないですか!)

 まず、丸い鉛筆では、机の上から転がり落ちる。「三角形、四角形、五角形、六角形でなければならない」 二角形はダメなのかって?二角形の鉛筆は…無理だと思います。七角形以上は…そこまでする意味がないので却下。
 次に偶数角形でなければならない。理由を述べろって?二本の木を貼り合わせるので、細工上、左右対称がいい。これで、三角形、五角形が脱落し、四角形か六角形のどちらかがいいことになる。

 鉛筆は、芯の周囲の枠である木が歪みにくいように均一の厚さが求められる。ですから、いちばんいい形状は、円いものです。しかし、円いものは転がるからダメ。となると、四角形と六角形のどちらが円に近いか?そんなわけで、鉛筆は六角形になった。いい線行ってると思います。

 何にでも事情通がおられるもので…私の六角形説にイチャモンが…。
 アクアウオーキングオヤジ・・・テストの時、6択まで対応できるから、六角形なんだ。(鉛筆を転がして、出た目を回答にする。そういう鉛筆の使い方もあった)
 特老ホーム施設長・・・親指、人差し指、中指の三本で持つだろう。三角形か、六角形が持ちやすいんだ。だから、六角形。(鉛筆の正しい持ち方訓練用の、三角形の鉛筆というのもあるわなあ…)
 移住してきたオヤジ・・・そんな面倒なもんじゃないよ。製造工程の都合上、六角になるんだよ。作るところ見たことないのか?オレあるぞ。(そう言われると、返す刀がない…)
 私の説の方が説得力があると思うのだが…しかし、年寄連中もなかなか侮れませんなあ。亀の甲より年の功、おもしろいことを言う。

 「色鉛筆は円いよ」って?色鉛筆は、中にクレヨンが入っている(!)。鉛筆の芯と違って、脆すぎる。そのため、枠木が歪みにくい均一の厚さが求められ、円になった。転がるだろうって?私は転がり防止のため、輪ゴムを巻いて使っていました。うーん!頭がいい。

 なお、硬度・濃度に関わってですが、HとかBのアルファベットが使われているので、アメリカの鉛筆も同じ表記かと思いきや…。アメリカでは、「#1、#2…」で現している。「#1=B、#2=HB、#21/2(シャープ2と2分の1)=F、#3=H、#4=2H」 ヨーロッパは日本と同じ。
 鉛筆も奥が深いワ。