アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

元警官の再就職先で絶対に阻止しなければならないところ

2010年05月17日 | Weblog
ロシアの警察官は、なかなか古式豊かな犯罪をしているという。
 追い越し違反で乗用車を停止させた悪徳警官が、調書を作成しない見返りにわいろを要求。運転手と落ち合って金を受け取ったところで警官に拘束された。その際、収賄の悪徳警官は、ルーブル札3枚を胃袋に隠したという。腹を切って胃袋の陰に隠したのではなく、食べちゃったということ。
 ロシアの昨年1年間の警官による刑法犯罪は、5,190件、法令違反は約10万件だったという。警官に犯罪を起こされてはたまらんのですよ!

 アメリカでもそういう時代がありました。違反で止められて免許証を提示する際、20ドル札を免許証と一緒に手渡すと、「よし、行け」と…(20ドルが相場で、10ドルでは、GO!にはならなかったらしい)。アメリカ駐在の日本人が笑い話として教えてくれたのは、違反で止められたので免許証と20ドルを渡したら・・・「すまんが、10ドル札2枚にしてくれ。パトカーに、もう一人いるんだ…」と。相棒と、山分けするらしいのだが…あと、20ドル寄こせと言わなかったあたり良心的?
 また、違反で止められ免許証と20ドルを渡したら、「オレを買収する気か、逮捕するぞ!」と、怒鳴られたと言う話も。

 日本の警察は、交通違反切符に関わるわいろ要求は…ないと思います。しかし、バカバカしいというか、マジカヨ!という事件をよく起こしてくれます。
 「コンビニの駐車場に先に車を止められて腹が立ったので、その車の男性が買い物をしている間に、乗用車の後部ワイパーを引きちぎった(広島県警呉署地域課巡査長)」
 「民家に干していた女性の下着を盗んだ(兵庫県警東灘署地域2課巡査部長)」
 「落とし物として届けられた小銭入れから現金を着服した(兵庫県警西宮署巡査長)」
 枚挙にいとまがありません。しかも、下品な犯罪が多い。上品な犯罪を起こせと言っているわけではありませんよ。もっとも、犯罪に品などあるはずもないですがね。大多数を占める正義の味方の警官は、一握りのバカ者のお陰で大迷惑です。
 
 友人に警察官が数人おりますが、皆さん素晴らしいです。その中の一人は、部下職員(警察官)を早く出勤させ、漢字の書き取りテストをしています。立派ですよ。発端は、「供述調書作成中に漢字が書けず、容疑者や被害者に教えてもらっている姿を見たから」とのこと。「国立大出てるのに漢字を書けない奴がいるんですよー!」と、笑ってました。そういえば、捕まって供述調書を作成されているとき、「裾野市だ。裾野って書けるか!」と警官に言ったら、「書けません」と答えたという話を思い出しました。静岡県警も漢字の書き取りをさせた方がいい。

 ロシアから書き始めたので前置きが長くなってしまいました。まだ前置きかって?…ゴメンナサイ。

 本日主張したいのは、警察官の懲戒免職は、それ相当の犯罪を犯したのですからしょうがないことです。問題は、そのあとです。「懲戒免職となった警察官は、3年間は暴力団の構成員になれない。3年間、行動を見張る」このことを法制化してほしい。見張り分の人件費がかかるって?独立行政法人の理事を一人減らせば、警察官を4人雇えますよ。
 どうしてそういう案を出すのかって?
 落とし物の現金を着服し、懲戒免職となった巡査長は、27歳です。これからどうやって暮らす?彼がそうするかどうかは分かりませんが…頭がよく、体力があり、格闘技が強く、PCが堪能、漢字が書ける、警察の内部事情に精通している…暴力団として、このような逸材は他におりませんよ!

 某市にあった喫茶店…昼間の客は、その筋の方々。ある日、その方々の中に、地元警察の警官がおりました。警官を辞めてその足で、組織構成員になったというのです。私は絶句しました。その筋の連中は、威張っていても大したことはなかった。しかし、昨日まで現職だった警官が相手では…。警官を暴力団にしてはいけません。
 そんなわけで、警察官については、懲戒免職にしっぱなしではなく、アフターケアをしっかりお願いします。