徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

アルガルベカップ2012 対ドイツ戦

2012-03-08 05:34:53 | サッカー(日本代表)
昨日の試合。
勝負だから、やはり勝ちたかったが、
もし負けるとすればこういう負け方ならしょうがない?そんな試合であった。
まず前半の戦いぶり。
バランスが悪く、宮間が孤立。
ドイツの出足も非常によく、攻撃が全く機能しない状況。
中盤はドイツ選手しかいないの?
画面だけ見るとそんな状況であった。
中盤が薄く、パスコースが限定されているから、そこを狙われる。
宇津木のパスがカットされることも多く、
せっかくボールを奪ってもすぐに逆襲される悪循環。
ドイツの強さばかり目立ちあっという間の2失点。
今日は負けか?という流れだったが、
しかし、ドイツもずっとあれだけハイプレッシャーは続かないだろう。
試合展開が落ち着いた後にひょっとしたら流れが変わるかも?
今の日本にはそう思わせるだけの実績がある。

特に、前半の攻撃の際に相手の裏を狙うDFの間を通すスルーパスばかり。
サイドに散らすパスとスルーパスを混ぜることで相手が混乱するのであって、
同じパスばかり。
多分意図的であると思うが。
川澄のいいシュートで1点返し、前半は1-2で折り返す。
後半はメンバーを入れ替える。
まん中の宮間を田中に置き換え、宮間は外へ。
いつものシステムに戻し、相手の足も止まり完全に日本ペースに。
2-2に追いつくことが出来、ここで逆転していれば勝てただろう。
しかし、田中はいい選手だがやはりフィジカルが弱い。
相手も焦点を田中にしぼり、ボールを奪取。
だからなかなか追加点が奪えなかった。
日本も足が止まり始め、不用意な反則でPKに。
しかし、ここで驚異的な粘りで追いつく。
何本パスをつなげたのか?
いざという時こういう攻撃が出来るなら最初からやって欲しかったが・・・
これで3-3。
明らかにもう1点にこだわりすぎ前掛かりに。
そこを突かれて失点。
最後は力尽きたが。

さて、感想。
やはりバランスは大事。
適材適所を考えさせる試合だった。
個々に触れると、
海堀は前への飛び出しが相変わらず課題。
DFに新しいメンバーが入った時のカバーリング他バランスが強化ポイント。
サイドの攻撃参加は生命線。
宇津木はフィジカル面はいいがパスの精度が課題。
田中はフィジカルの強化が課題であり、球離れとための判断を早くすること。
永里はワールドカップよりずっと良くなった。
日本のトラップはもう少し何とかならないか?

さて、オリンピックの優勝のためにはこの敗戦はいい薬になったのでは?
下手に今回優勝して改革が中途半端になるよりずっといい。
佐々木監督のチームを築き上げる意図のあるメンバー選出。
メンバー交代。
非常に解りやすくそして納得性がある。
男子の場合、本番ではあるが消化試合と言う時でも、
若手を使える度胸のある監督は少ないが、
なでしこは本当に気持ちがいい。
昨日の前半の非常に悪い出来の試合でも、
こういう戦い方は駄目だという確認が出来たことが有意義に感じられる事。
それがいい監督の証か?

目指せオリンピック優勝!
コメント
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