徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

静岡市 1年生研修大会団体戦

2012-03-10 23:23:48 | テニス
昨日からの雨で、今日は試合はないだろうと勝手に思っていた。
しかし、予備日の無い大会。
しかも遠くから色々な中学を招待しての大会。
しとしと雨に代わった段階で強行となった。



まず最初にこれだけは書いておきたい。
R中の今の1年生は、上手いか下手かと問われたら、下手と言うしかないレベルである。
ここだけを読めば、1年生本人たち、あるいは父兄はがっかりするかもしれない。憤慨するかもしれない。
しかし、私は彼女たちを貶めるために(おとしめるために)、貶すために(けなすために)、
(知らずに書いたら、同じ字となってしまったが、)書き始めた訳ではない。
最後まで読んでいただければ、なぜこんな書き出しをしたか理解していただけるかな?

これまでも色々な学年ごとの特徴があった。
県大会に行ける実力がありながら行けなかったり、
行けるとは思えなかったのに行けた学年。
全然駄目で、成績もぱっとしなかった学年。
行けたから良くて、行けないから駄目だと言いたくて書いている訳ではない。

中学の部活である。
プロを目指している訳ではなく、
全国まで行けるレベルであればそれなりに力を入れて特殊な練習をする価値はあるかもしれないが、
あくまでも本業は勉強であり、集団生活であったり、
部活は付随的なものである。
大切なことは結果ではなく、結果に至る過程だと思っている。
昔のブログにも書いたが、
優勝出来る実力がある選手がベスト8に終わるより、
いつも1回戦2回戦どまりの選手が、4回戦やベスト32に入ることの方が価値がある。

私は、

ずっとそう思ってきているし、これからもそのスタンスを変えるつもりはない。

そして、今の2年生と1年生。
本当は比較してはいけないのだが、今日は敢えて比較する言葉を書く。
2年生は、秋の新人戦で初めて団体戦県大会に行けたように、
素質は過去のトップレベルとそん色なく、
いや、本当は過去最高なのかもしれない。
素質は。
でも、それを生かせない現実がある。
ほんの少し。
後ほんの少し、気持ちが変わったら、素晴らしいチームになるだろう。
選手が何を考えているかは私には見えない。
一生懸命模索しているのかもしれない。
しかし、それが見えてこない学年である。     今は(気がついてくれる事を信じているが)。

さて、ようやく本題に近づいてきた。

今の1年生。へたくそな1年生。
特に今日は1年の中で一番うまい選手が不参加。
ここのところの、2年生の低パフォーマンスにややテンションサゲサゲだった朝一番の私。
始まる前の朝のアドバイスで私は1年生に以下の話をした。
勝ち負けではなく、自分の出来る最高のプレーを目指そう。
ペアのミスを責めるのではなく、お互いが頑張って1+1が2.5や3になるように励まし合って、
応援を頑張って、いい試合をしよう。
そして、具体的には、強いサーブはいらないから、1本目のサーブを入れる努力をしよう。
最後まであきらめない。拾えないと思っても追いかけよう。
5本拾えなくても6本目に返すことが出来て、得点を奪って、
その1ポイントで勝てるかもしれない。
そんなアドバイスをした。
特にこれまで1年生大会は出場ペア数が限定されているため、
今日が公式戦初出場の選手も多い。
最初の試合はガチガチだった。

結果は0-3で団体戦は敗戦スタートだった。
でも、負けの中にもそれなりに光るものを出せた選手たち。
そして、朝のアドバイスや、試合後に与えたアドバイスを、
次の試合で忠実に、一生懸命やろうとする選手たち。
この姿勢がいい。
コートチェンジは走れとか、そんな単純なことも必ずやろうとする選手。
2試合目は今R中が0-3で負けた相手が0-3で負けた相手。解り難い?
当然0-3で負けるかと思ったが、ひたむきに一生懸命3チームとも戦い、
一つが勝つことが出来た。
1-2の敗戦ではあるが1歩前進。
そして3位グループに進み、一部棄権チームがあったので1試合だけ行い、
最初がフルセットで勝利、2試合目がフルセットで敗戦。
そして最後が3-1で勝利。
一日のうちに進歩が目に見える戦いぶり。
負けても収穫ある敗戦。
へたくそなりに一生懸命頑張る姿。
これが部活のいいところだと思う。
見ていて応援したくなる試合。
勝っても負けてもそういう試合をしてくれると、
我々としても応援したくなるし、教えたくなる。
どこまで成長できるかはわからない。
でも、素直な選手たち。
教えた事をやろうとする姿勢を忘れなければ、
ひょっとするとひょっとするかもしれない。
また、少し頑張るかな?
そう思うた一日だった。



コメント
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