今日は悲喜交々(ひきこもごも)。
久しぶりに落ち込んで、
コーチを辞めたいと思った。
日頃の練習ぶりや、先日の練習試合等で、
苦戦することは分かっていた。
それでも、日々の練習でのストロークの、
日頃の持っているはずの実力の、
プラスの面が出てくれれば、
それなりにい試合ができるはずであり、
マイナスの面が出たら、惨敗?
吉と出るか凶と出るか?
不安でもあり楽しみでもあり。
そんな心境だった。
結果からすると、会場から最初にいなくなる学校にはならずに済んだ。
1ペアはかろうじて中部大会に行けることになった。
(つまり上位24チームには入ることができた)
これは表面的には昨年と同じ結果ではある。
しかし・・・・・・・・
出場全7ペアのうち、
1ペアは中部大会出場。
しかし、その前に登場した6ペアはすべて初戦負け。
勝ち負けだけでは評価しないし、
試合内容はこだわるが、
試合結果にはこだわらない私だが。
その試合内容が悪すぎる。
その無様な(言い過ぎだが)戦い。
一生懸命やっている姿は伝わってきたが、
いかんせん練習で行っている試合運びのアドバイスや、
目指してる一つ一つのプレーが、何一つ出来ない。
(これも言い過ぎだが)
短所を責めるより長所を伸ばしてやりたい。
何より、テニスを嫌いにさせたくない。
それが私のポリシー。
それなのに、
私がテニスを嫌いになりそうだった。
だからこそ、最後に登場したペアが、
やっぱり16本決めで負けて、
順位戦に回った時は、
正直「コーチを辞めたい」そう思った。
コーチのせいでいい成績が上げられない?
そんな気持ちの鬩ぎあい。(せめぎあい)
ほとんど半泣き状態だった。
しかし、
勝てば中部大会という試合。
前の試合で負けて落ち込んでいた二人が、
やや不安定さはあったものの、
開き直って実にいい試合をしてくれた。
前の試合もいこの試合のような気持ちでプレーしていたら、
簡単に勝てただろうが、
まあ、それは言うまい。
なんとか、1ぺあだけでも、気持ちよく帰れることはよかった。
でも・・・・・・
そんな気持ちは消えない。
期待していたあのペアこのペア。
コーチよりもさらに期待していたであろう親御さんの前で、
結果的にはふがいないプレーで結果を出せなかった他のペア。
まともに、父兄の顔を見ることはできなかった。
何が足りなかったのか。
素質は、普段のプレーぶりは、
中部大会に行くペアと、それほどの差はない。
もちろん、出せない実力は本当の実力ではない。
上手いけれど弱いペア。
下手だけど不思議と勝負強いペア。
ものすごい切れのあるボールを何球か打つのに、続かない。
ミスが多く、前衛に引っかかる。
強いいいボールはちょうどいいバウンドで
相手の後衛の打ちやすいところに飛んで行く。
ボレーを空振りはするし、
たまに当たれば後衛にきれいに返している状態で決まらない。
実力がなければこんなに落ち込みもしない。
中部大会には3ペア行っても不思議ではないと思っているのに。
やっぱりコーチの私が悪いとしか思えない。
中部大会に行くペアだって、
一日の中で、いい試合と悪い試合の差は、
まるで真夏日と真冬日のような落差。
精神面を鍛えることのむずかしさ。
負けてもあっけらかん。
悔しいそぶりもなく、
試合が終わればうまい選手の試合を見るでもなく、
井戸端会議。
上手い選手の技術を盗むなんて発想がそもそもない。
上手くなりたいと思っているそぶりもない。
何年もコーチをやっていれば、
緊張や体調不良で本当は強いペアが、
簡単に負けてしまう場面は何度も見てきた。
でも、そんな選手ほど、
私やOコーチのところに来て、
「コーチ!もっと上手くなりたい!!!練習がんばる!」
そういいに来たものだ。
練習中だって、給水タイムや休憩中に、
打ってくださいと言ってくる。
そんなペアは必ず強くなった。
そういう気持ちがここの学年にはほとんどないのがさみしい。
あと、半年、私の気持ちが続くかどうかが心配だ。