昨年7月に、アルビレックス新潟のホームタウンが新潟県内全市町村に広域化したわけですが、今シーズンはアルビの選手たちによる地域貢献活動や地域と密着した活動がよりいっそう目立つようになってきましたね。すばらしいことです。それぞれの市町村の担当選手を決めた「ご当地応援選手」の制度も、画期的なことだとボクは思っています。
これは、新潟県自殺対策強化月間の啓発ポスターです。「自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人」、言わば「命の門番」とも位置付けられる人をゲートキーパーと呼びます。
ポスターに起用されたのはアルビのゴールキーパー三人衆。阿部、小島、藤田の3選手です。ゴールキーパーとゲートキーパー。頭文字が「GK」という共通点があり、共に周囲の変化に気づいて仲間に声をかける存在であること、「いのちを守る」「ゴールを守る」という意味が込められいるとのことです。
続いては、新潟市の消防団員募集のポスターに登場した早川史哉選手です。ご当地応援選手として新潟・佐渡エリア(新潟市・佐渡市)のリーダーを務める史哉は、ポスターモデルを務めるだけでなく、新潟市消防団の一日消防団員にも任命され、消防団員の果たす役割や存在のPRすることに一役買いました。先週の県内ニュースでも報道されていましたね。
さらに史哉は、新潟市の「がん検診啓発アンバサダー」としての任期が更新され、昨年度に引き続きがん検診の啓発活動に協力していくいことが決定したそうです。昨年は新潟県赤十字血液センターの献血啓発ポスターに起用されたり、史哉自身も積極的に「医療関係への貢献」に取り組もうとしているのでしょうね。すばらしいです。
次は、海上保安官募集(第九管区海上保安本部)のポスターのモデルを務めた、田中達也選手です。敬礼する姿が凜々しいですね。「飛び立てヒーロー!思いを胸に!」というキャッチコピーとも達也さんとマッチしていますね。
さて最後は、ご当地応援選手として上越地域を担当している千葉和彦選手が、上越市の大瀁(おおぶけ)小学校でキャリア学習の授業を担当したという新潟日報の記事(3月31日付け)です。このご時世でもあるのでリモート講演ではありますが、千葉ちゃんやりますね。こういう取組って今までもありましたけど、やっぱり新潟市内の学校が中心でしたものね。上越市(しかも旧・頸城村)で実施されたことに、とても大きな意味があると思います。
千葉ちゃんと言えば、以前にアルビに在籍していた時代に長岡にも来たことがあるんですよ。
2008年4月に行われたアルビレックス後援会の長岡地区総会に、当時21歳の千葉ちゃんが来てくれたのでした。14年前かぁ…。懐かしいなぁ。長岡地区での後援会総会って、これが初めての開催だったのでは?八百政夫妻もまだ40代でありました。「人に歴史あり」ですね。