最近の世論調査によると、日本が敵基地攻撃能力を保有することに反対の国民は半数を超えるという。彼らは日本が他国から攻撃されることはあり得ないと考えているとしか思えない。ロシアがウクライナとの国境近くに10万ともいわれる兵力を展開し、今にも攻撃しそうな情勢である。また中国は軍事能力を急速に拡大し、武力による台湾統一も辞さないと公言している。敵基地攻撃能力に反対する人々はこれらを対岸の火事としか見ていないのだろうか。あるいはすぐに降伏してチベットやウィグルのような道を選ぶとでもいうのだろうか。平和は何よりも大事である。従って平和を脅かすものは例えそれが千分の一の確率であろうが防ぐ必要がある。百年に一度の地震や津波に備えるなら、他国の攻撃の抑止に努力するのは当然である。
勢力圏の拡大を目指す大国が日本の隣に二つもある。ロシアはクリミアやグルジアに侵攻し、中国はチベットやウィグルを支配下に治め、現在は台湾を狙っている。中国は尖閣付近にに毎年数百隻もの艦船を派遣している。将来、尖閣を奪取するという意図がなければ理解できない行動である。日常的に中国船が来るためにそれは小さなニュースにしかならず国民に強い反応を起こすことがない。それが中国の狙いだろう。ともかく、両国とも憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できるような相手ではない。そして不運なことに両国とも日本の隣国なのである。こんなことは当たり前のことだが。
このような国の侵略を受けたとき、戦争は否応なく始まる可能性が高い。戦争は悲惨であり何としても避けたいのは誰もが思うことだろう。これも当たり前のことだがここで重要な役割を果たすのが抑止力である。相手に侵略したら大損害を被ると思わせることが戦争を未然に防ぐ。敵基地攻撃能力がなければ相手国に損害を与えることはできないから、抑止力を低下させる。敵基地攻撃能力反対意見は戦争への道を促進する。強力な敵基地攻撃能力はそれだけ強力な抑止力になる。もっとも低コストで効果的なものは核攻撃能力である。これなら日本は戦争に巻き込まれる可能性はずっと低くなる。現在まで核保有国同士で戦争になったことはない。恐ろしくて抑制が働くからだろう。どの国も自国が焦土になるようなリスクを負わない。
抑止力は平和にとって重要なものだが、日本ではそのわりに重視されてこなかったと思う。例えば鳩山由紀夫元首相は首相になってから沖縄の米軍基地問題の移設問題で躓いたとき「学ぶにつけ抑止力の重要さを知りました」という意味の発言をした。首相になって初めて抑止力の重要さを知ったという発言は、バカ正直だと思うが、首相として当然常識であることを知らかなったという認識が欠けている。よくもこんな人を首相に選んだものである。だが政権発足直後は圧倒的な国民支持率を誇っていた。礼賛したメディアの無能を示した例である。
現在の国際環境は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できる状況ではないという認識、侵略とそれに伴う戦争を防ぐには強い抑止力が必要だという認識、これらは至極当たり前のことであるが、残念なことに日本では軽視されてきたように思う。これには主として左翼のイデオロギーが大きな役割を果たしたと思う。核武装は未だに議論さえ自由にできない。日本は核の被害を受けた国であり、2度と核被害を受けたくない気持ちはわかる。しかし次に核被害を受けるならばそれは他国による核攻撃のためである。日本自身が核武装する核爆弾は日本には落ちない。それどころか強大な抑止力となって平和に貢献するだろう。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」という妄想、抑止力の軽視など、現実を正しく認識しない上での判断は間違うことが多い。防衛問題の間違いは国を滅ぼすこともある。他国による侵略の確率がどれくらいあるか、わからない。しかしわからないこそあらゆる可能性に備えなければならないことが防衛問題では必要である。主要メディアの妄想のような認識を変えることは今こそ必要だと思う。数十年間変えなかったほど頭が硬いだけに大変な難問であろうが。でなければ平和・平和といつも騒いでいるメディアが戦争への道を開いたという皮肉になりかねない。昔、ゾンビ映画にこんな場面があった。ゾンビが町中に現れているとき、警察に反対してゾンビの人権保護を叫んで行進するデモ隊がいる。やがて彼らは皆ゾンビに食べられてしまう。
勢力圏の拡大を目指す大国が日本の隣に二つもある。ロシアはクリミアやグルジアに侵攻し、中国はチベットやウィグルを支配下に治め、現在は台湾を狙っている。中国は尖閣付近にに毎年数百隻もの艦船を派遣している。将来、尖閣を奪取するという意図がなければ理解できない行動である。日常的に中国船が来るためにそれは小さなニュースにしかならず国民に強い反応を起こすことがない。それが中国の狙いだろう。ともかく、両国とも憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できるような相手ではない。そして不運なことに両国とも日本の隣国なのである。こんなことは当たり前のことだが。
このような国の侵略を受けたとき、戦争は否応なく始まる可能性が高い。戦争は悲惨であり何としても避けたいのは誰もが思うことだろう。これも当たり前のことだがここで重要な役割を果たすのが抑止力である。相手に侵略したら大損害を被ると思わせることが戦争を未然に防ぐ。敵基地攻撃能力がなければ相手国に損害を与えることはできないから、抑止力を低下させる。敵基地攻撃能力反対意見は戦争への道を促進する。強力な敵基地攻撃能力はそれだけ強力な抑止力になる。もっとも低コストで効果的なものは核攻撃能力である。これなら日本は戦争に巻き込まれる可能性はずっと低くなる。現在まで核保有国同士で戦争になったことはない。恐ろしくて抑制が働くからだろう。どの国も自国が焦土になるようなリスクを負わない。
抑止力は平和にとって重要なものだが、日本ではそのわりに重視されてこなかったと思う。例えば鳩山由紀夫元首相は首相になってから沖縄の米軍基地問題の移設問題で躓いたとき「学ぶにつけ抑止力の重要さを知りました」という意味の発言をした。首相になって初めて抑止力の重要さを知ったという発言は、バカ正直だと思うが、首相として当然常識であることを知らかなったという認識が欠けている。よくもこんな人を首相に選んだものである。だが政権発足直後は圧倒的な国民支持率を誇っていた。礼賛したメディアの無能を示した例である。
現在の国際環境は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できる状況ではないという認識、侵略とそれに伴う戦争を防ぐには強い抑止力が必要だという認識、これらは至極当たり前のことであるが、残念なことに日本では軽視されてきたように思う。これには主として左翼のイデオロギーが大きな役割を果たしたと思う。核武装は未だに議論さえ自由にできない。日本は核の被害を受けた国であり、2度と核被害を受けたくない気持ちはわかる。しかし次に核被害を受けるならばそれは他国による核攻撃のためである。日本自身が核武装する核爆弾は日本には落ちない。それどころか強大な抑止力となって平和に貢献するだろう。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」という妄想、抑止力の軽視など、現実を正しく認識しない上での判断は間違うことが多い。防衛問題の間違いは国を滅ぼすこともある。他国による侵略の確率がどれくらいあるか、わからない。しかしわからないこそあらゆる可能性に備えなければならないことが防衛問題では必要である。主要メディアの妄想のような認識を変えることは今こそ必要だと思う。数十年間変えなかったほど頭が硬いだけに大変な難問であろうが。でなければ平和・平和といつも騒いでいるメディアが戦争への道を開いたという皮肉になりかねない。昔、ゾンビ映画にこんな場面があった。ゾンビが町中に現れているとき、警察に反対してゾンビの人権保護を叫んで行進するデモ隊がいる。やがて彼らは皆ゾンビに食べられてしまう。
山の猫・・ニュース主婦です。
お久しぶりです。
この件については私も同じ感覚でございます。
全ての核ミサイル、全ての核弾頭を、全ての保有国が同じタイミングで破棄しない限り脅威は続きますよね。
過去にウクライナが多くの核ミサイルを破棄しましたが、もしも今も保有していたとすれば、今回のようなロシアがウクライナに簡単に侵攻(するのか?)するかもしれないなどというようなことは無かったと思います。目の前で起こっていることが証明していると思うのです。核ミサイルを放棄?破棄だったでしょうか?
とにかく手放し、いくつかの大国に守られているはずのウクライナですが、どうみても守られていないように見えます。安全ならば退避命令など出ませんものね。日本はこの事実を目の当りにしているはずですが、危機感を覚える日本人は少数です。日本のメディアでは深堀りしませんし。憲法9条と叫べはミサイルは飛んでこないと思っている左偏りメディアばかりですし。困りましたorz
現時点では核ミサイルが最強の抑止力であることは間違いないようです。
岡田さんの言葉がとても分かり易いです。
>核保有国同士で戦争になったことはない
そのとおりだと思います。
岡田さんの文章は分かりやすいです。
ありがとうございます。
コロナ台風にお気をつけてくださいねmm
ウクライナ危機はロシアという国の正体を世界に示しました。まあ歴史を少しでも知っていたらそれほど驚くことではなく、同じような国はいくつもあるわけですが。
このような状況を目のあたりにして、いまだに敵基地攻撃能力に反対している人が多いということは絶望的です。平和には抑止力が必要という簡単なことが理解できないのは不思議ですね。左翼の人たちは宗教の信者と同じなのでしょう。合理的な説明が通用しないのだと思います。つまりお手上げです。ミサイルが飛んでくるまでは難しいでしょう。
歳をとるのは嫌ですが、おかげでワクチンだけは早く打つことができました。