年末にスタッドレスタイヤを購入したのですが、その際、選択に迷いました。雪上、氷上のブレーキ性能や回転時の性能など、知りたいと思う情報がほとんどなかったからです。役に立たない主観的評価はたくさんありますが、一定の条件下での客観的な性能比較がありません。またタイヤやホイールのメーカー資料には質量(重量)の表示がないことにも驚きました。仕様書に質量表示のない商品は珍しいと思います。
一方、車の安全性能評価に関しては独立法人自動車事故対策機構が衝突実験を含む様々な試験を実施して結果を発表しています。ブレーキの性能や衝突時の乗員保護性能などの詳細な評価が多くの車種について見られます。最近の自動ブレーキなどの予防安全性能の評価も行われています。評価の発表が安全な車の開発をメーカーに促したことは間違いないでしょう。ただ残念なことにマスコミの関心が低く、購入時の選択条件として広く使われているとは言えないように思います。
車では詳細な試験結果があるのにブレーキ性能を左右するタイヤの比較データがないのは不思議です。メーカー間で性能競争をするのはやめよう、なんて話があったのでしょうか。あるいはテストをやりそうな自動車雑誌などに対しては広告を出している立場からの圧力があったのでしょうか。メーカーが性能を競うようになれば性能の向上にも力が入る筈です。逆に性能競争がなければ性能の劣ったタイヤまでが生き残ることになりましょう。
スタッドレスタイヤには雪上性能だけでなく、耐久性や乗り心地、転がり抵抗など他の要素もあるので、それらの情報を公開して、用途に応じた選択ができるようにしてもらいたいものです。多雪地域での使用と、たまに雪道を行くだけで普段は無積雪地域での使用では選択が異なります。これだけ情報が溢れていても、要らぬものばかりで必要な情報がないというわけです。
これと似た話ですが、オーディオアンプの性能比較試験、ブラインドテストが最近見られなくなりました。以前は雑誌などが音楽評論家などを数名集め、数種類のアンプをそれと知らせずに聴かせ、それぞれのアンプの評価をさせるということをやっていました。
以前の結果を見たことがありますが、アンプの価格と性能の不一致に驚く結果となっていました。3万円のアンプが100万円のアンプより高い評価を受けたりして、これはまずいということになったのでしょう。本当のことを発表したら、高級アンプメーカーも評論家も信用を失いかねないと。
趣味の商品であるアンプならばこれでもいいでしょうが、タイヤは困るわけです。タイヤはメーカー間の性能差が大きいとも言われています。国産品だけでなく低価格の輸入品も出回っていますが、どの程度の性能なのかわかりません。使ってみないとわからない、では困るわけです。
タイヤメーカーに対して立場が弱い自動車雑誌がだめならば、新聞社かテレビ局がやればいいでしょう。高邁な安保法制論議も結構ですが、タイヤの性能比較は現実の事故の減少に役立つと思う次第です。
一方、車の安全性能評価に関しては独立法人自動車事故対策機構が衝突実験を含む様々な試験を実施して結果を発表しています。ブレーキの性能や衝突時の乗員保護性能などの詳細な評価が多くの車種について見られます。最近の自動ブレーキなどの予防安全性能の評価も行われています。評価の発表が安全な車の開発をメーカーに促したことは間違いないでしょう。ただ残念なことにマスコミの関心が低く、購入時の選択条件として広く使われているとは言えないように思います。
車では詳細な試験結果があるのにブレーキ性能を左右するタイヤの比較データがないのは不思議です。メーカー間で性能競争をするのはやめよう、なんて話があったのでしょうか。あるいはテストをやりそうな自動車雑誌などに対しては広告を出している立場からの圧力があったのでしょうか。メーカーが性能を競うようになれば性能の向上にも力が入る筈です。逆に性能競争がなければ性能の劣ったタイヤまでが生き残ることになりましょう。
スタッドレスタイヤには雪上性能だけでなく、耐久性や乗り心地、転がり抵抗など他の要素もあるので、それらの情報を公開して、用途に応じた選択ができるようにしてもらいたいものです。多雪地域での使用と、たまに雪道を行くだけで普段は無積雪地域での使用では選択が異なります。これだけ情報が溢れていても、要らぬものばかりで必要な情報がないというわけです。
これと似た話ですが、オーディオアンプの性能比較試験、ブラインドテストが最近見られなくなりました。以前は雑誌などが音楽評論家などを数名集め、数種類のアンプをそれと知らせずに聴かせ、それぞれのアンプの評価をさせるということをやっていました。
以前の結果を見たことがありますが、アンプの価格と性能の不一致に驚く結果となっていました。3万円のアンプが100万円のアンプより高い評価を受けたりして、これはまずいということになったのでしょう。本当のことを発表したら、高級アンプメーカーも評論家も信用を失いかねないと。
趣味の商品であるアンプならばこれでもいいでしょうが、タイヤは困るわけです。タイヤはメーカー間の性能差が大きいとも言われています。国産品だけでなく低価格の輸入品も出回っていますが、どの程度の性能なのかわかりません。使ってみないとわからない、では困るわけです。
タイヤメーカーに対して立場が弱い自動車雑誌がだめならば、新聞社かテレビ局がやればいいでしょう。高邁な安保法制論議も結構ですが、タイヤの性能比較は現実の事故の減少に役立つと思う次第です。
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