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玉木雄一郎代表の不倫、それがどうした?

2024-11-12 15:23:20 | マスメディア
 1981年から95年までフランスの大統領だったミッテラン氏には、隠し子がいた。大統領就任直後に1人の記者が隠し子について質問した。ミッテラン氏は「それがどうしたか?」と聞き返し、それきりになった。(中略)「リベルタン(放蕩)は仏政界の名誉ある伝統」。
 11月12日の産経抄の冒頭部分である。これを読んで思い出したのは三木武吉(ブキチ)の話である。政治ドットコムから引用する。
 1955年に自由党と民主党の保守合同を実現させ「自民党を創った男」として知られる三木武吉氏は、演説会で対立候補者が「ある有力候補者のごときは、なんと妾を4人も連れている」と言ったことに対し、演題に上った三木氏はこう反論します。
「私の前に立った吹けば飛ぶような候補者が『ある有力候補』と申したのは、不肖この三木武吉であります。なるべくなら、皆さんの貴重な一票は、先の無力候補に投ぜられるより、有力候補たる私に、と三木は考えます」
(中略)
「なお、正確を期さねばならんので、先の無力候補の数字的間違いを、ここで訂正しておきます。私には、妾が4人あると申されたが、事実は5人であります。5を4と数えるごときは、小学校1年生といえども、『恥』とすべきであります。1つ数え損なったとみえます。ただし、5人の女性たちは、今日ではいずれも老来廃馬と相成り、役には立ちませぬ。が、これを捨て去るごとき不人情は、三木武吉にはできませんから、みな今日も養っております」
 時代の違いを感じさせられる話だが100年ほど前のことである。フランスの話は40年ほどしかならない。
 さて国民民主党の玉木雄一郎代表の不倫問題に議論が渦巻いている。彼に厳しいことを言っている人は恐らく自身が不倫をしない潔癖な人物、あるいは持てなくてしたくてもできない人物なのであろう。彼に好意的な人物は不倫の経験者であろう。人とはそういうものである。ただ例外がある。それは自らは不倫をしながら彼を断罪する人物である。こういう不誠実な人にはなりたくないものである。

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