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長崎県佐世保市鹿町は炭鉱の町として栄えていたこの地に、
生活の糧を求めて外海・浦上・田平地方の信徒が移住したのが始まりで、
大正7年(1918)教会を建立し、
2代目は老朽化に伴って信徒の拠金と炭鉱会社の援助によって
昭和22年(1947)4月教会を建立した。
その後3代目がご覧の教会で九十九島の美しい島々と
海を見下ろす丘に建てられている。
平成3年(1991)2月8日、島本大司教によって祝別された。
炭鉱の閉山に伴い、最盛期120戸を 超えた信徒世帯も減少し、
現在は鹿町の中央部に位置することで、若いサラ リーマンの家庭が多い。
大加勢教会、褥崎教会はともに
国立公園九十九島を眺望する緑の山麓にある小さな教会である。
自然の中にあって、静かに祈り、
すべてを神に託す長崎の信徒の心を映しているようである。
コバルトブルーの海に点々と浮かぶ島々と
緑の中の教会は深い信仰と愛に満たされていた。
所在地 / 長崎県佐世保市鹿町町長串4-5
教会の保護者 / イエスのみ心