2月2日(土曜日)午後1時30分から、千代田区永田町にある星稜会館ホールに於いて、首記講演会が開かれた。
主催は、新潟県並びに佐渡市であり、新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室が主体となって計画された。
厳冬の中、新潟県副知事や佐渡市長はじめ多くの方が出席した。出席者総数 約220名。
今日の講演会の主演題は、「鉱山都市相川の風景とその魅力 ~町歩きへのいざない~ 」となっている。
今日の講師と副演題は、
① 清水 重敦先生(京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系 教授)が、副演題「鉱山都市としての風景 ー構造と変遷ー」。
② 若林 篤男さん (佐渡市産業観光部世界遺産推進課 主任)が「景観を構成する代表的家屋の特徴」
となっていて、相川の街並みと家屋の特徴について詳細に話された。
今日の講演会情景について簡単にお知らせします。
会場入口。
星稜会館入口は殺風景でしたが・・・。
一歩入ると新潟県職員はじめ佐渡市職員、首都圏の会理事ら多くの方が、出迎えていた。
新潟県並びに佐渡市の関係者の出迎え。
首都圏の会関係者の出迎え。 私が会場に入ったときは、未だ受付時間前だったので、・・・。
開始定刻になったので、司会者は、まず講演会を始まる前に佐渡出身者で組織されている「若波会」を紹介。
若波会は、全国に知れ渡っている佐渡の民謡、相川音頭と佐渡おけさを披露し、会を盛り上げた。
相川音頭。
佐渡おけさを披露。出席者は、大拍手を送った。
佐渡民謡で会場を盛り上げたところで、司会者は、講演会の開催を宣言。
まず、主催者を代表して益田新潟県副知事が挨拶に立った。
益田新潟県副知事の挨拶。
益田副知事の挨拶を聴き入る出席者。
副知事は、まず、この講演会の開催にあたって努力した関係者に謝辞を述べ、講演者の清水先生がどのようなことを話されるかその内容に期待していると述べられた。
次いで、来賓の方から佐藤参議院議員(佐渡金銀山世界遺産登録推進国会議員連盟副会長)があいさつに立った。
佐藤参議院議員の挨拶。
佐藤議員は、昨年の文化審議会での内容とユネスコの世界遺産登録の選出方の変更による遅れが生じていること等を話された。
次いで、坂田佐渡を世界遺産にする首都圏の会会長が、渡辺佐渡の会副会長、佐々木新潟の会副会長並びに若林、逸見両首都圏の会副会長を従えて壇上に上がった。
坂田会長の挨拶。若林、逸見両副会長は古式豊かな代官衣装を身に着け登場。
坂田会長は、昨年行われた大宮⇒日本橋間の「金の道」や今年始めようとしている出前講座等について説明され、協力を呼び掛けた。
次いで、北村新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室長が “佐渡金銀山の世界遺産登録に向けた取り組み状況” として、これまでの経緯と今後の予定を詳細に報告した。
北村室長の報告状況。
北村室長の報告に耳を傾ける出席者。
北村室長は、最後に佐渡金銀山の国内推薦が1年伸びたことを有効に使いたいと述べられた。
しばらく休憩の後、本題の講演会に入った。
まず、先に紹介した清水先生による講演が始まった。内容については、省略させていただきます。
清水先生の講演状景。
今日の講演内容を説明。
特に相川鉱山都市の建物の構造について、外観と内部の豪華な造りの差等について詳細に分析、「確かにそうだな」と思わせた。
最後に「世界文化遺産登録に向けて」として素人にもわかりやすく説明され、締めくくった。
次いで、若林主任による講演が始まった。
若林先生は、上町と下町の家屋の特徴として、外観と内部の違いや屋根の勾配の変遷等についてスライドで詳細に説明された。
講演が終了し、三浦佐渡市長が閉会の辞を述べた。
三浦市長は、今年4月にオープンする金銀山ガイダンス施設「きらりぅむ佐渡」について紹介し、これからも世界遺産登録推進に協力をお願いしたいと述べ締めた。
今年の講演会は、佐渡相川の街が上町、下町に分かれていることの良さ、その地区ごとの家屋の構成等について語られ、今までにない内容であった。
再確認させられるものが多かったように思う。
来年の国内推薦に向けて引き続き応援してゆきたいと思います。ご協力くださいますようお願いします。