“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

街を丸ごと染め物で飾る 「染の小道」 が開催された。

2019-02-22 20:11:16 | Weblog

東京の落合、中井地区は、江戸時代から神田川、妙正寺川の清流を利用した染の街として、京都や金沢と並ぶ三大産地として栄えてきた。

 私がふるさと佐渡から上京して中井地区に居を構えた昭和33年当時を振り返ると、西武新宿線中井駅の傍を流れる妙正寺川では、染め職人が川で反物を洗う姿が見られた。

 時代とともに着物が下火となる中で、染め工房は数を減らしてきたが、染め職人たちは、研鑽を重ね工房を維持してきました。

 平成20年ごろ研鑽を重ねてきた工房職人と街の活性化を願う有志が協同して、中井駅周辺を染物で飾ろうと「染の小道」を立ち上げた。今年で11回目を迎えるとのこと。

 今年は、今日22日(金)から24日(日)までの3日間、中井駅周辺は鮮やかな染物、のれんで街を飾っています。

 23日、24日は、つくり手と触れ合える「作家の小道」、染色体験ができる「染めのがっこう」並びに「染めの王国新宿展」がオープンします。

 ぜひとも落合、中井地区で、染の素晴らしさを堪能していただきたく思います。

 今日、私がカメラをぶら下げて廻ったところをご紹介します。

西武新宿線中井駅前では、インフォメーションセンターがオープン。

晴れた今日は、着物姿の若い人も多くみられました。

 

 都営地下鉄大江戸線中井駅前も多くの人が見えていました。

染めの小道のパンフレットを沢山のスタッフが配布していました。

スタッフは半纏を着て案内に努めていました。

パンフレットをめくると案内図とともに参加している作家とのれんタイトルが表示されていました。

 

 

案内チラシから。

駅に沿って流れる妙正寺川には、「百人染め」と称していろいろに染め上げた反物が約300メートルに渡って飾られている。

 

 川の上に飾られている百人染め。

 

 

山手通りから中井商店街に下りる道路には、花が飾られている。

中井2丁目にある「林芙美子記念館」前。

祈念館の旧入り口には、放浪記「花の命は短くて・・・」ののれんが飾られている。

 

文化学園大学並びに東京造形大学の学生たちが法華宗獅子吼会地下ホールで展示しているとのことで、二の坂を上がった。

左手に地下ホールがある。

 地下ホールの入口。

 ホール内では、染め上げられた作品や学生たちが染め上げたハンカチ等を販売していた。

 街ののれんを見ながら、今でも染め工房を持っている染の里二葉苑に向かった。

二葉苑の入口。

 

素晴らしい色合いを見せる反物。

街の各店舗入口には、工房職人の作品や生徒さんたちの作品総計107点が飾られている。

それぞれについてご紹介することができませんが、当店前に飾られているものや私が気に留めたものを紹介します。

当事務所に飾ってあるものです。

のれんは、お金を出して制作してもらうものがありますが、ほとんどの作品は、先生方による店舗名の抽選で決められるとのことです。自由にお店で生徒たちを選ぶことができないシステムだそうです。

 今年の作品を見て廻りましたが、作品すべてに技術の進歩が見られ素晴らしいものばかりでした。

 のれん作品の一部です。

 各作品の横には、お題、作者名、簡単な説明文が付されています。

 

 皆さん、ぜひ落合、中井の「染の小道」にいらしてください。

 

今日24日(土)も良い天気となったが風が強い。

 今日正午前、オープンの特別企画「染めの学校」(落合第2小学校)並びに「染めの王国 新宿展」、「作家の小道」(落合第五小学校)に向かった。

ちょっと時間が早かったようで、いずれの会場も実演は、午後1時からとなっていて、客もまばらだった。

落合第2小学校入口。

参加者は、千人染めの体験をしていた。 本職人の絞り染め等の実演は、午後1時過ぎからとのこと。

落合第二小学校から西側5分ほど中井駅寄りにある落合第五小学校に向かう。

今日は、何時もの入口と違って、商店街に近い入口から入場となっていた。

会場前で、このところ暖かい日が続いているせいかカエルがアスファルト上を歩いていた。見渡してもアスファルトと芝生だけだったので、このままでは水分不足になると思い、捕まえて正門入り口側にある小池に放してあげた。

池の中でしばらく頭を上げてこちらを見ていた。「あれがとう」と言っているよう・・・。

 

会場となっている体育館に入る。

 

 

案内の方でしょうか、「写真を撮らせて。ブログに載せてもいいですか」と申したら、「後ろ姿ならばいいですよ」と応じてくれた。

本会場でも実演は、午後1時過ぎからとなっていたので、一まわり見て会場を後にした。

 風が強いため、各店舗前ののれんは、みな片方に寄ってしまい、昨日のように見栄えしなかった。残念。

 但し、染の小道に参加、見学している人の数は、大変多い。

橋の上には、カメラを向けている人が大変多い。

 川沿いを歩いていると素敵な篠笛の音が聞こえてきた。

向かいの部屋から、素敵な篠笛の音が。 通りの人たちも足を止めて素敵な音に耳を傾けていた。

 ここから2分ほどのところにある我が家に帰る途中、素敵なものを見つけた。

 

着物、帯のミニチュアです。

 「染の小道」は明日日曜日までです。 明日は風も収まり穏やかな一日となるようです。

 ぜひ、お出かけください。

 

 

コメント
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