先日、ユーキャン通信販売事業部から「美しき日本の歌~こころの風景」の宣伝見本DVDが送られてきた。カタログを見て見本DVDをかけると、懐かしい歌が部屋いっぱいに流れてきた。
私は、買い求めるのを躊躇していると、ママが ″自分も聴きたいから" と言って発注したらしく、一昨日家に届いた。
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全10巻、小学唱歌から想い出の演歌まで200曲が詰められている。
一昨日早速、PCで聴きだすと、懐かしい歌ばかり。
今日、CD第5巻『あおげば尊し』を聴いていると、13番『青葉の笛』(歌い手;鮫島由美子)の哀歌に心を奪われた。「ええ~文部省唱歌となっているが、私たちの時代に有ったかしら?」となって・・・。
「青葉の笛」歌詞
一の谷の 軍破れ
討たれし平家の 公達あわれ
暁寒き 須磨の嵐に
聞こえしはこれか 青葉の笛
更くる夜半に 門を敲き
わが師に託せし 言葉の葉あわれ
今わの際まで 持ちし箙に
残れるは「花や 今宵」の歌
そうだよね、よく調べたら明治39年の文部省唱歌だそう。
聴いているととても心打たれる。早速、PCでこの歌について調べてみた。
平家物語 ″沙羅双樹の花の色″ で始まり、“敦盛の最後”、そして壇ノ浦の戦いで終わる。敦盛の最後その時の熊谷直実と平 敦盛との、2番は平清盛の異母弟の忠度との人情関係を歌ったものとのこと。
この「青葉の笛」の解説記事はいろいろありましたが、須磨寺の和尚さんの述べているお話が心にジーンときましたので、皆さんにぜひ紹介したいと思って書き出しました。
『青葉の笛』で検索し、You Tube 「青葉の笛」ー絃須磨琴演奏を。 ぜひお聞きになってください。
<追記>
寝室に積んである書籍類の中に「源平盛衰記(三田村信行、若葉 等共書)」があったことを思い出した。
ママが下落合の新宿区立図書館で定期的に廃棄されるものの中からもらってきたものとのこと。
昨日、早速上記の事が書いてある第3巻「滅びゆくもの」を読みだした。一の谷合戦での敦盛と直実の悲しい話並びに笛のこと(68~72ページ)、清盛の一番下の弟忠度のこと(62~67ページ)が書かれている。歌の作詞者は最も心に残った一場面を歌にしたのだと思う。
大変読みやすい本ですので機会があったら読んで見てください。
一枚のCDの中の歌から、こんなにいろんなことにつながってくるとは思いもよらなかった。思い出深いものとなった。
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