デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



10月中旬に受けた初級シスアドの試験の結果が分かった。
残念な結果となった。
正直、先月の試験会場でのことを思うと後悔してしまうようなこともあって、悔しいのは事実だ。ある一定のところで集中力が切れ、前後不覚になってしまったことを思い出す。
ただ、こういった資格試験のことを知ってjump upを計ったことで、目標ができたのはよかったと思う。おそらく資格のことを知らないでいたら、パソコンやそれを活かした仕事のことについて何の興味も持たずに、受身のまま訓練を終えていただろうから。
とにかく、結果が出たのだから、今から切り替えて、今度こそ前のような失敗はしないように勉強していきたい。

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18時ごろ、赤茶色にライトアップされた京都市立美術館の向かい側から、東に昇ったまんまるな月とその周りに照らし出された薄い雲を見た。今日の月は本当にきれいだ。
ブッシュの警備のためのヘリの爆音が無ければもっとよかったが、今夜警備にあたる人は寒くて大変だろうけど、美しい月も見れていい意味で印象に残るのでは?と思ったりする。
月といえば日本ではほとんど知られていない、アルキップ・クインジというロシアの画家のものが、すごく印象に残っている。


А・クインジ『ドニエプル川の月』(1880)

この絵にはおもしろいエピソードがある。この絵に自信があったクインジは、この絵一枚だけの個展を開いたのだ。個展を訪れた人々の中にはこの絵の裏に、何か発光するものが仕掛けられているのではと、カンヴァスを横から見たり裏側を見たりして「仕掛け」を見破ろうとする者が幾人もいた。そういう私も先人の例に習って、横から見たものである(笑)
この絵を見たとき「うおぉぉ!」と、とにかく驚いたものだ。ドニエプル川を照りつける見事な月は、本当に輝きを放っているようだった。

今の季節だけでなく、空気が澄み少し雲があるときの美しい満月を見ると、この絵を思い出す。いつかまた作品と再会したいものだ。

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