デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



昨日に引き続き、「月」の話題。

昨日の月もきれいだったが、今日のはもっときれいだったかも。ブッシュが去ってから、更にきれいになったのか?(笑)
今日は満月の周りを動いている雲の具合が薄く、かと思えば重厚な雲も通過したので、雲の後ろから月光がもれて、普段見られない独特の美しい夜空を見れた。

では、月といえば、また絵画の話題を。
私は、クロード=ジョセフ・ヴェルネ(Claude-Joseph Vernet)というフランスの画家の描いた月夜の光景の絵も好きだ。


クロード=ジョセフ・ヴェルネ「月夜の港」(1771)

ヴェルネは、マリー・アントワネットが生きていた時代の画家だそうだ。詳しくはこちら
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/collection/item/O_105_956_J.html
ヴェルネのことはおろか作品の題名を「月夜の港」と訳したことについても自信は持てないが、この作品はきっと画家の念入りな現場でのスケッチというよりは、想像力でもって描かれた気がする。実際のところはいつもと変わらない夜の港の光景なのかもしれないが、この絵からは旅行者がたまたま立ち寄った港で、いい旅の思い出を得、それを後日再創造して「理想化」したような雰囲気が漂っているように思う。
でも、理想化されたようなこと、今日の月みたいにものを実際に見るというのは、そう滅多にあるものじゃない。絵だろうが写真だろうが日記だろうが、絵を引っ張り出してきてまで、記憶に残そうと思えるものを見上げたのだ。今日の満月は忘れたくない。

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