デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



今日は思いっきり朝寝坊した。
最近の生活、そしてこれからのことで気持ちを整理するため知恩院に向かった。
実は、ここ数日、知恩院の御影堂でなるべく心を落ち着かせようと、じっと正座していることが多いのだ。
図書館では勉強する気になれず、小説ばかり読んでいた。館内は暖かかったので、うつらうつらしながらの読書だった。でも、以下の『ハムレット』についての箇所だけは印象に残った。

誰がその勝利者をうらやましいなどと思うか? 人が、狂暴な不条理な
人生のあらゆる情念にのどもとを締められたのちに、誰が勝利者であり
がたかったりするだろう? あの戯曲は人生にたいする恐るべき一つの
論告だ。しかし、この論告のなかにひじょうな生の力が沸騰しているので、
そのために悲哀が歓喜に変り、そして苦がみが心を酔わせるのだ……
 ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』第四部「反抗」(片山敏彦訳)

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