デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



昼前に雨が止んで晴れてきた。絶好のお出かけ日和なので自転車を走らせた。
以下が今日の行程である。

知恩院 → 府立図書館 → 南禅寺 → 疏水伝い → 府立図書館

今日は気持ちのいい日だった。先日のようなことも起こったし、尚更だった。
というのは、知恩院から東大路通りへと下っているとき、これまた外国人から声をかけられたのである。今度はある程度日本語ができる人で、期間中「祇園をどり」をやっている祇園会館を探しているとのことだった。
とりあえず自転車は置いておいて、いっしょに祇園会館まで行くことにした。その途中、軽く話していると何と日本に来てまだ1ヶ月だという。それでも私が「日本語上手ですね」と言えば「まだまだです」とスッと返事されたので驚いた。彼は日本に来る前、アメリカの大学で2年間日本語を勉強していたのだそうだ。(正直、日本の英語教育は完敗じゃないのかね?と思った…。)
それから彼の故郷シアトルのこと、地理的にその反対側のボストンのことなど、いろいろ話した。そうこうしているうちに、祇園会館まで着いてしまった。お互い笑顔で別れた。とても晴れやかな気持ちになった。

図書館から出て気分転換したいなぁと思ったので、南禅寺まで行った。秋の木々の鮮やかな色彩を見に多くの人が訪れていたが、午前中雨だったからか少し空いていたのがよかった。
紅葉を楽しんだあと、雨上がりのきれいな空気に射す昼下がりの光が、南禅寺の上を流れる疏水をさらに魅力あるものにしていた。とてもいい季節、加えていい時間帯に疏水沿いを散歩した。
日本の近代土木工事技術の功労者である田辺朔郎の立像があるところで、黄色い木々に囲まれながらバーガーを食っていると、八坂神社へはどう行くのですか?と4人連れのおばちゃんが訊ねてきた。私は通り名を挙げて説明したが、やっぱり旅行者には難しいらしかった。下の線路伝いを下っていけば三条通りに出ることを教えると「列車は来ないの?」という当然の疑問を投げかけられた。
一緒にインクラインまで歩いていき話を聞くと、他の都道府県の方には、インクラインの存在はきわめて珍しいようで、また京都の町なかで線路の上を歩けること自体、いい意味で予想外なことなのだそうだ。きっと印象に残ったことだろうと思う。

図書館に戻り、また問題集をやった。気分転換のおかげで、少しは?はかどったかも。

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