缶詰だけど、それが何か?

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DoaU345日目_Part1_カトキチ「だしがきいてる豚骨らーめん」

2010-02-08 16:35:03 | 食べ物
2/8(月)

ノックダウン
普通は昨日の亀田大毅戦ではないけれど、ボクシングで使う言葉。
いや、昨日は判定だったけどね。

1950年代まではむしろ違う意味で使われることが多かったかもしれない。
つまり、組み立て式の意味で。
海外から製品を部品に分割して運搬し,日本で組み立てる方法である。
日産がオースチン、日野自動車がルノー。
海外の自動車メーカーからパーツを輸入して生産していた。
日本オリジナルのクルマが生まれるのはもう少し先のこと、
サニーやカローラが走りはじめる60年代半ば、
日本の自動車産業が本格的にスタートするのはそれぐらい。

ただ、道路運送車両法という法律は51年にできている。
もちろんクルマは走っていたのだからしょうがない。
50年代当時の日本車なんて20年前のアメ車よりも信頼性はない。
70年代初頭、おじさんのクルマに乗せてもらった。
走行中、突然、がばっとドアが開いた。
ドアハンドルを内側から握りしめたオレを後部座席に乗せて、
おじさんは平気な顔で、そのまま走りつづけた。
まあ、そんな時代。

だから、整備点検を定期的にしましょう、そんな条文がある。
そう、車検である。
そして家の黄色いマーチが2度目の車検を迎える訳である、めでたく。
5年も乗っているのか、そんな感慨とは無縁の金額が目の前にある。
なぜ10万以上もかかるのだ?そう思う。
もちろん、ディーラーまかせじゃなければ、もっと安く済む。
オレが前職を辞めた1ヶ月後に辞めた先輩のところに持ち込むか?
そんなことも考えたりするけれど、ディーラーが楽なんだよねえ。
引き取りに来てくれるし、それで乗って来たクルマが代車になる。
これ以上の極楽は望める訳もない。

たださあ、法律ができて50年。
国産車の安全性と信頼性は格段に進歩しているんだから、
なくせとは言わないけれど、2年おきじゃなくてもいいんじゃない?
初年度登録と同じく3年おき、もしくは4年おきでも。

そんなことを考えながら、碑文谷店から駒沢店に移った担当さんに電話する。
ちょいと交渉するけれど、あんまり下がらない。
まあ、しょうがないか・・・。

先週、昼ごはんはほぼ作っていないので、今日は作ろう。
冷蔵庫の野菜室に先週の宅配野菜がてんこ盛りだし。



久しぶりの「だしがきいている豚骨らーめん」である。
ちなみにカトキチは今年の1月に社名変更。
テーブルマークという社名になった。
さっぱり意味のわからん社名だからか、カトキチはブランド名として残る。
ええ、もちろんシルシルミシル情報ですけど、それが何か?

フライパンにごま油をひいて、ネギ、ショウガの細切りを炒める。



ショウガの香りがたったら、豚バラ肉を加えて軽く白コショウ。
両面に軽く焼き色をつける。



縦に切った白菜の芯を加えて軽く炒めたら、葉も追加する。
食感を残したいので、ホントにざっくりと。



水400ccに鶏ガラスープの素を小さじ1、
添付の粉末スープを加えてざっと煮る。

相変わらず、カトキチの麺はほぐれたぐらいで食べごろ。



タンメン風である。
もちろんモヤシもニラもニンジンも入っていないけれど。

豚骨感はまったくない。
白菜の甘みが多少でている。
豚バラ肉の脂がも出ている。
鶏ガラスープの素も入っている。
ここまで変えるなら添付のスープを使う必要はないけれど、
カトキチをノックダウンする必要なんてもっとないし。

DoaU344日目_Part2_豚バラ鍋

2010-02-08 14:22:11 | レシピ
潰れる寸前だからもう飲むの止めた方がいいよ、
酔っ払いに、そう親切心で言ってみても無駄である。
よってらんかない、うん、だいぞぉうぶ
何を肯定して、何が大丈夫なのかもさっぱりわからないけれど、
たいていの場合はこんな返事が帰ってくる。

要介護の男性のお年寄りの場合、ホントはがたがたなのに、
認定者が若い女性だったりすると豹変する。
どこも問題はない
結果、要介護と認定されず、家族がまたエラい目に遭う。

夕方、嫁さんがクリーニングを出しに行く、そう言って出掛ける。
数分後、携帯に呼ばれる。
クリーニング屋さんのカードを忘れたから、
ちょっとこっちへ向かってくれると・・・
駅方向の1つ目の角ぐらいだろう、そう高をくくる。
ダウンを羽織って鍵もかけずに家を出る。
しかし、だ。
角を曲がったところで、嫁さんの姿はない、視界のどこにも。
しょうがない、走り出す、鍵をかけずに出たことを後悔しながら。
嫁さんにカードを渡して、また走る。
歩く時と走るときは別の筋肉を使う、それを実感する、
往復500mも走っていないのに、上肢の前と脇の筋肉が悲鳴を上げる。
ったく・・・。

10分後、ぴんぽーん。
鍵を持って出るのも忘れ、タバコを買うのも忘れた嫁さんが帰ってくる。
認知症かなあ?
認知症の人間はまず自分で認知症と自覚することはない、
酔っ払いや要介護の老人たちと同じだ。
だから、大丈夫だろうとは思う。
ただ記憶力が低下していることは間違いない。
もういちど読む山川世界史を読みながら、ペルシャってどこ?
あのさ、ホントに高校を卒業した?そう疑いたくなるぐらい。

あまりにも寒かったので、夜は鍋に決定する。
ヒルマで豚バラ肉のスライスが安かったし。
なので、やることなんてほぼない、切ればいいだけだし。

鍋に水600cc、出汁昆布15cm分ぐらい、
薄切りにしたタマネギ1/2個を入れ、中火にかける。



沸騰したら日本酒100ccを加えて、再沸騰させる。
アルコールが飛んだら、豚バラ肉のスライス3枚を5cm幅ぐらいに切る。



このバラ肉はあくまで出汁をとるだけのものなので、
弱火で煮込む、時々、水を加えながら。

白菜4枚を4cm幅ぐらいに切る。
大根は4cmぐらいの厚さで切って短冊に。
上州ネギも4cmぐらいの長さに切る。
なめこはさっと水洗いする。



ホットプレートに並べてスープをはり、蓋をしてスイッチオン。
白菜がしんなりしてきたら、豚バラ肉を入れて、また蓋をする。



しゃぶしゃぶ用ではないので、しっかりと火を通したら、
あとは食べるだけ。
バラ肉なのでスタミナ源たれも用意したけれど、
そこまで強いつけ汁じゃなくても大丈夫。
柚子ポン酢で十分過ぎるぐらい旨い。
なめこを入れたので、出汁にとろみが出て、ぽかぽかである。

テレビでブラピ主演の「トロイ」を放送していた。
それを見ていたら、ヒッタイトという単語が飛び出す。
お、ヒッタイトは知ってるぞ、ちょうど読んでるあたりだ
何を持ち込んだ人たち?そう聞いてみる。
馬?
鉄器と戦車だ、正解は。
ホントに心配した方がいいかもしれない。