缶詰だけど、それが何か?

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DoaU463日目_Part1_ウォーク・ザ・ワールド オレのハラペコを救え

2010-06-06 23:04:13 | 散歩
6/6(日)

チャリティにもボランティアにもまったく興味はない。
慈善ではなく偽善になることは多い。
人のために、ではなく、人のためになっている自分が好きな人も多い。
もちろん、ホントに人のために活動している人たちもいる、それは当然認める。
ただし、自分は関わりたくない。
人のためになりたい、人から頼りにされたい、そんな動機は一切ない。

横浜を歩くか
1ヶ月ぐらい前、嫁さんが言い出した。
彼女の職場の人たちと一緒だけれど、というエクスキューズは付いたけれど、
横浜をたった5km、まあ、いいよ、詳細を知らずにうなずいた。
ただ、詳細がわかってからは、ちょっと困惑する。

United Nations World Food Programme
国際連合世界食料計画、略称WFPなる組織のイベントだったのである。
Walk the World
世界を歩け!そう謳うイベント名に続く、サブタイトルが素敵だ。
地球のハラペコを救え
ジャンクフード大国・アメリカがその消費量を減らし、その分を寄付すれば、
地球上から貧困なんてなくなるんじゃね?
てか、オレがハラペコだ、なんとかしてくれ。

バカなアメリカ人が行動すれば済むハズなのに、参加料は1人1,000円。
しかもキャップを被ってプロモーション。
こっちが1,000円欲しいぐらいだ、いや、ホント。

しかも、恐ろしいことに8時50分にみなとみらい駅に集合。
死ねる、朝から死ねるぞ、ホントに。
6時前に起きて、なんとか8時過ぎに家を出る。
ギリギリ8時50分に着いて、職場の人にご挨拶。
ああ、なんと嫌いな子供までいる・・・暗黒の1日のスタートである。

みなとみらい駅からてけてけスタート地点の臨港パークまで歩く。
ガキが遅い、ホントに、コイツら5kmも歩けるのか?

受付を通過すると、何やらサンプリング。
クリスタル・カイザーを手に入れて、さらに日清のブースでチキンラーメンmini、
日本リーバでDoveとLuxのトリートメント・・・
嫁さんがわしわし掴んでくる、そして、ニコニコ顔をオレに向ける。
ああ、やっぱり、そりゃそうだよね、オレが持って歩くんだよね?

いつものTUMIの斜め掛けバッグに詰め込みがてら海辺に出る。



横浜ベイブリッジ
約3km先、横浜港を縦断するベイブリッジがキレイに見える。
手前の横浜港の水は泡立ってかなり汚い、
5/4、氷川丸の辺りはキレイになっていたのにねえ。

9時45分ぐらいに臨港パークのステージでイベントが始まる。
物見高いアホ夫婦はいそいそと向かう。



蝶野である、蝶野正洋がそこにいるのである。
隣には横浜ベイスターズのマスコット・ホッシーに、横浜Fマリノスのマリノス君。
何だかよくわからんけれど、まあ、蝶野はホントに常識人である。

そして10kmコースのスタートに合わせて蝶野達は移動する。



ちょぉ~の~
そう叫ぶと、にっこり笑って手まで振ってくれる。
いやはやなんとも
リングで見せる姿とはまったく違う顔を見せつける。
このギャップがいいんだろうなあ。

こちらに渡ってくるので、手を差し出してみる、ファンでもなんでもないけれど。
ホントにファンサービスがスゴい人である、いや、オレはファンでもないけれど。



握手攻めに合いながらも、笑顔で応える。
スタッフが先導しなければ、ずっとココにいたんじゃない?それぐらいの誠実さで。
10kmコースの人たちがスタートする。
ステージはがらがらになる。
10時半スタートのアホ夫婦はそのままステージを見る。



横浜ベイスターズの公式チアリーダー、ディアーズが動き回る。
ホッシーもホッシーナもノリノリで絡む。
ただ、見た目も動きもどうにも・・・まあ、野球でチアリーダーって言ってもねえ。

続いて、かなりやる気無さげなマリノス君が登場。
今度はマリノスの公式チアリーダー、トリコロールマーメーズが登場。



ディアーズとは違って、こっちはスゴい。
右足を空にぶん投げるし、小柄な女の子まで空にぶん投げる。
マリノス君とは大違いである。

最後にdekirukoto.netなるユニットが出てくる。
この3人組の女の子の歌は聞くに耐えないのでステージから離れる。
そして気付く、嫁さんの会社の人たちからはぐれたことを。
まあ10時のスタート時間、スタート地点にいれば会えるでしょ?



右からホッシー、マリノス君、蝶野正洋、一人おいてdekirukoto.net。
さあ、スタート。
しかし、周辺を歩き回っても嫁さんの会社の人たちはいない。
そうこうするうちに、嫁さんのケータイにメールが来る。
赤れんが倉庫の手前にいます
確実に10時前にスタートした模様、
協調性のないアホ夫婦並にマイペースな人たちである。



スタートしてすぐにこんな光景。
右手にランドマークタワー、目の前にコスモワールドのコスモクロック。
コスモクロック手前の国際橋を渡って、わりとすぐに合流する。



横浜赤れんが倉庫
その手前に横浜税関事務所遺構がある。
赤れんが倉庫を抜けると、すぐに横浜税関。
神奈川県庁や開港記念館、歴史博物館など横浜らしい建造物を見ながら進む。



万国橋周辺
30年前ぐらいには立ち飲み屋などが建ち並ぶ、かなりヤバい地区。
キレイに取り壊されている。
黄金町から日ノ出町、野毛、そして万国橋周辺まで、
そして石川町から老松町などなど、横浜には危険地帯がいっぱいあった。
それが今ではホントに安全な街・・・この変化はどうなんだろ?

ナビオスの横を抜けて汽車道を渡る。
ココを電車で通ったって、大学時代とか
いやいや、ココを走っていたのは貨物だから乗ったことはないハズである。
横浜博の時にイベントで走ったかもしれないけれど。

そして、貨物列車の代わりに向こうからやってくる。



もちろんジョージ・ルーカス得意のCGではない。
トルーパーたちが普通に歩いている。

いやはやどうにも
どうやら臨港パークでコスプレのイベントがあったようである。
その一環?まったく意味がわからないけれど。

ゴールまで1.2km、ランドマークタワーでガキ2体がぐずる。
アイスを喰わせないと梃子でも動かない気配。
殺すぞ、そう思うけれど、そんなことを口走る訳にはいかない、
オレが働いてきた環境とは180度違うのだ、ランドマークでしばし拘束される。
イライラが募る、ホントに、ダメだ。
自分と同じだからじゃん
嫁さんはトルーパーか?それともリングでの蝶野か?
30分ぐらい時間を浪費して、13時25分。



ホッシーとハイタッチをしながらようやくゴールである。
臨海パークはこのイベントに参加した人たちの姿はほぼない。
変わって、痛い、いやホントに痛い、そんなコスプレイヤーが溢れている。
何だ?ココ?

たった5kmを3時間半・・・
歩道橋を巡っている時は、歩行者の通過待ち、新幹線待ちをしたって、
倍ぐらいの距離は行けるのだ。
ガキのスピードに合わせてのかなりのスローペースなので、疲れ方も激しい。
しかし、ガキは言う。
おねーちゃん達はなんでどんどん先に行っちゃうの?
天下一大五郎だけで大河原番三がいなければ、殺っちまったかもしれない。

ああ、ビールとタバコ・・・
お疲れさまでした
嫁さんの会社の人たちに、そう告げて別れたつもりだった、その時は。

DoaU462日目_Part2_そぼろ丼

2010-06-06 20:07:32 | レシピ
真犯人を自分の手で見つけてはいけない

大河原番三警部は、脇役という辛さをこう吐露する。
主役は天下一大五郎、
頭脳明晰・博学多才・行動力抜群
これを自称する天下の名探偵である。
天下一がさっそうと事件を解決する、いや解決できない、
へっぽこ警部を演じさせられる大河原番三はとっくに真犯人がわかっている。
だから、天下一は舞台裏で大河原番三からヒントをもらう始末。

このメタフィクションのような設定の「名探偵の掟」や「毒笑小説」などの
東野圭吾の作品は好きだけれど、どうも長編小説は苦手だ。
映画になった「容疑者Xの献身」や「鳥人計画」などなど、
どうにも救いがないというか、暗くなるというか・・・。

焼きそばを食べた後、東野圭吾の「殺人の門」を読む。
いや、ホントに暗い、暗過ぎる。

ホントに極端だよなあ、東野圭吾は、
うんざりしながら嫁さんと近所のスーパーへ。
賞味期限を1日オーバーした卵2個を消費しなければならない。
そこで発見する、挽肉になっても鶏もも肉は胸肉よりも高い、と。
胸でいいよ
そうかなあ、ばさばさになるんじゃね?

家に帰って卵2個を割りほぐし、みりん小さじ2、だしの素小さじ1を加えて、
さらにしっかりと撹拌する。
フライパンにサラダ油を一吹き、中火で加熱してから卵をざーっと。
後は菜箸で・・・・
かき混ぜるのだぁ
いや、やりたいのはわかるけれどさ、空気を含ませるようにできるか?

炒り卵作りが終わったら、今度は鶏胸肉の挽肉である。
サラダ油をひいて、挽肉を投入。
木しゃもじでざくざくと切りながらバラバラにしながら、
表面が白くなったら日本酒大さじ2を加えて、アルコールを飛ばす。
みりん大さじ2を加えて、麺つゆ大さじ1を入れる。
醤油大さじ1も入れて、弱火でかき混ぜながら、水分を飛ばす。



3色丼にしたかったけれど、残りの1色は何だ?
わからなかったので、鶏そぼろ丼である。
嫁さんががんばったおかげで、卵はふんわりである。
ただ、鶏胸肉はやはり麺つゆ味・・・どうにもならん。

10日前の宅配野菜で着たプチトマトは加熱すれば喰えるでしょ。
木曜日の宅配野菜で着たエリンギと一緒に炒めればいいでしょ。

プチトマトは4等分に、エリンギは縦に2等分にしてから薄切りに。
フライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニクとバジルを。
弱火で香りを出したらエリンギを。



中火にしてエリンギをしっかり炒める。
エリンギがしんなりしたらトマトを放り込む。



トマトは軽く火が入るぐらいでOK。
粒マスタード、白ワインを加えてアルコールを飛ばす。

アルコールを飛ばしてばっかりだな、今日は。



トマトの甘みはでているけれど、
エリンギの香りまで飛んでしまった、アルコールと一緒に。
おまけにバジルが多すぎたせいで、ジェノベーゼのような感じ。

オレは大河原番三である、
晩ごはんを台無しにした真犯人を自分の手で見つけてはならないのである。

DoaU462日目_Part1_ソース焼きそば

2010-06-06 07:43:31 | レシピ
6/5(土)

ウォーター
英語圏でこう言うと、Walterという人?そう間違われる。

こう言った方が、水を持ってきてくれる可能性は高くなる。
whの発音もワを強調した方が通じやすい。
時間を聞く時も、ホワッタイムではなく、ワッタイムの方が通じやすい。

逆に日本人がネイティブの発音を効くと、はい?てなことになる。
その典型がメリケン粉。
Americanがメリケンと聞こえてしまったがために、
昭和20年代生まれぐらいの人たちはメリケン粉と言う。
特殊な粉ではもちろんない、アメリカ製の小麦粉のこと、それだけである。

昨夜、大塚会に行ってしまったために嫁さんはまたやさぐれる。
大量に買い込んできたパンと木曜日に作ったタコとキュウリの和え物
昼は生パスタだったらしく、小麦粉ばかりを食べつづけた1日。
そして、朝はもちろん前日に買ってきたパン。
昼ごはんはお米がいいなあ
嫁さんは11時過ぎにそんなことを言い出す、気持ちはわかるけれど、
ただ、先週の日曜日に買ってきた3食入り焼きそばを消費したいのだ。
野菜炒めのソバ和えみたいなのはどうだ?
なんだ?それ??

ニンジン2/3本の皮を剥き、ピーラーで薄切りにする。
フライパンにサラダ油をひいて、乾燥ニンニクを入れて弱火に。



ニンニクの香りが出たら、ニンジンを放り込む。
カロテンと油の相性はいいので、じっくりと炒める。
その間にタマネギ1/2個を薄切りにする。



これまたしっかりと炒める。
その間にキャベツの外葉を含めて3枚を洗って、1cm幅ぐらいに切る。



鶏ガラスープの素、白コショウを加えて、ざくざく炒める。
冷凍庫からチャーシューを取り出して、5mm幅ぐらいに切る。



もともと生で食べられるモノなので、ざっと火を入れればOK。
ウスターソースを回し入れて、焦げ付かないように炒める。

別のフライパンにサラダ油をひいて中火に。
麺を投入し、黒コショウをがりがりと。
火が通ってきたら、麺をほぐす。



かりかりになるぐらいまで焼いていく。
ちょっと焼き目がついたら、添付の粉末ソースを加えてさらに焼く。
別のフライパンの具を放り込んだら強火に。
ソースが焦げ付くぐらいまで炒めたら出来上がり。



ラーメン二郎並の野菜の量である。
まあ、これで2人前なので、古墳のような盛り上がり方でもよしとしよう。
粉末ソースはしょせん粉末ソースだけれど、ちょっと驚く、
紅ショウガっぽい味がするのだ、いや、スゴいね、ホント。

そして、目の前にはいつものように餓鬼が一体、わしわしと胃袋に納めていく。
1日1食はお米がいい!
いつもそう主張している餓鬼だけれど、5食連続メリケン粉でも問題ないらしい。
どうなっているんだか・・・もちろん昭和20年代生まれではないけどね。