2月6日(月)、数年前から、徳島に来られる外国人の皆さんを大学に招待して、学生と書道交流をしていただく機会を作っています。現在、徳島駅前の花壇の手入れのボランティアに来られているお二人を招きました。
フランス人のルイーズ・ハチンさん(25)と、ドイツ人のステファン・クランフェルドさん(28)です。お二人とも、日本語が少し理解できましたので、指導はスムーズにいきました。
今日の担当学生は、2年生のかぜまーるの5名(宇良・玉城・仲井眞・星川・矢部)と、遠山、3年生の渡邊の合計7名です。遠山さんがルイーズさんに指導しています。
矢部さんが、ルイーズの漢訳「類寿」の手本を書いています。
ステファンさんに、ドイツ語のことわざを書いてもらいました。早起きの鳥は良い餌を得る。「早起きは三文の得」みたいなことわざらしいです。さすがに勤勉の国であるドイツの人の選ぶことわざです。
ルイーズさんの書きあげた作品群です。彼女は、フランスでは人事の専門家だそうです。私も英語は少しできる程度なのですが、なんとか聞き取った内容では、おそらくフランスでは人材派遣業のようなことをされていたようです。既に1年間日本に滞在されましたが、できれば日本で働きたいそうです。とても優秀で感じの良い女性です。3月からは鹿児島・沖縄に1か月ほど旅をされます。フランス語の短文を作品にしていただきました。「人生はすばらしい」という意味で、これもフランス人らしい選定です。お国柄が出ますね。もし私が逆の立場なら、どんな言葉を選ぶでしょうか。
ステファンさんの書きあげた作品群です。彼は中国語も堪能で、8月まで徳島にいてその後は2年間、上海で株取引の仕事をするそうです。インターナショナルトレイダーです。彼は日本語よりも中国語の方が上手なので、中国語が少しできる渡邊君といろいろ話していました。なかなかすごい人たちが徳島にやってきます。
お二人の書いてくれた色紙です。おもしろいバランスです。なかなか「さま」になっています。ステファンさんは、漢詩を書いています。康思凡は、彼の中国名だそうです。既に中国で働くことを予定して、中国名も持っています。
皆で記念写真を撮りました。
最後に全員で書いた寄せ書きを囲んで。渡邊君に、得意の水墨画作品を即興で書いてもらって、お二人にお土産としてプレゼントしました。梅と蘭の水墨画です。お二人とも大喜びでした。渡邊君の作品は、学科学生の代表としてお土産にできるレベルにあります。
1時間くらいでしたが、楽しい時間でした。学生にも良い刺激になったようです。矢部さんが後で、「もっと英語をしゃべれるように勉強しなくちゃ」と言っていました。3か月ごとにボランテイアの皆さんは入れ替わっていきますので、その度にこの企画は続けたいと思います。
この後、お二人を車で両国本町商店街までお送りしました。最後の寄せ書きは、ウッドアイビスの壁に貼りました。皆さまどうぞ、ウッドアイビスでお食事をしながらご覧ください。