2月12日(日)です。昨日は、書道パフォーマンスの取材の後、県立図書館もある「とくしま文化の森」を少しだけ散策しましたので、その時に撮影した映像を紹介します。この日は、徳島には珍しい雪のちらつくような寒い風の吹く日でしたが、日差しにはもう春の息吹が感じられました。
黄色のマンサクの花が咲き始めていました。春先に「まず咲く」のでこれが訛ってマンサクという名前になりました。
近代美術館1Fでは、障がい者のアート展が行なわれていました。すばらしい色使いの作品が多いです。常識にとらわれない作品形式や発想に啓発を受けることが多いです。
隣の部屋では、人形浄瑠璃の紹介がありました。時間を決めて演技も公開されています。徳島は江戸時代から人形浄瑠璃でも有名です。現在も伝統がつながっています。衣装が美しい。
舞台の背景画もすばらしい。これは染ではなくて、木綿の布に墨で直接描かれている墨彩画でした。
図書館の隣に王子神社があります。ここは「猫の神社」「学問の神社」として有名で、マネキネコがたくさん奉納されています。時節柄、受験の成功を祈る絵馬もたくさん掛けられていました。いつもは猫たちが出迎えてくれるのですが、この日はあまりに寒いので屋内で休んでいました。かぜまーるの諸君はチャレンジ徳島芸術祭の本選の日、演技の前にここでお祈りして、おみくじをひいたら大吉が出て、その一週間後にグランプリが決まったそうです。実際にご利益がありそうです。
食事をした近辺の山中のレストラン「花杏豆」の窓の向こうに、かわいい鳥がいました。お判りでしょうか。顔に黄緑が付いて保護色になっているので、動かないと全く認識できないほどでした。食事をしている30分間ほどの時間、ずっと同じような場所にいて、草の芽や実などをついばんでいたので驚きました。途中、ウグイスがやってきた時は一時的に動きを止めて警戒していました。ここは徳島では有名なレストランです。
帰ってから図鑑で調べたら「アオジ」という鳥のオスでした。夏は北海道や東北にいて、冬は寒さを避けて西日本に来ている渡り鳥です。この世界は身近なところにも美があふれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%B8