2月5日(日)、朝8:30から学生2名と一緒に、徳島県南部の美波町日和佐図書・資料館に標記展覧会の搬入に行きました。着くと10:00でした。移動に自動車で90分かかります。左から2年生の遠山さん、1年生の久保田さん、南部地区コーディネーターの久米さん、日和佐図書・資料館館長の橋村さんです。この前日の4日(土)には、3年生の小田君・門田君に、額装を手伝ってもらいました。その作業を進めてもらっている間に私がキャプションとパンフレットを作成しました。
建物の2Fに展示場があって、展示は2時間ほどかかりました。学生2名がとても頑張ってくれました。
正面の大きな壁面には、縦2.5m×4.5mほどの一字作品を貼りました。2年生の「かぜまーる」の5名の合作です。
遠山さんに、書道展の看板を2枚書いてもらいました。資料館入口と、会場入口の壁に貼ってもらうことにしました。
今回の目玉は、日和佐俳句会と短歌会の皆さんの詠まれた俳句・短歌を3年生の諸君が作品化して掛軸にしたものです。全部で15作品あります。左は中野さんの揮毫、右は渡邊くんの揮毫です。
その他、梅に関連のある俳句・言葉・慣用句などを書いています。狭い会場ですが、小作品を全部で70点ほど展示しています。
4年生の安原さんが石川啄木の句を書きました。
後迫さんの作品。
2月7日(火)~3月31日(日)まで、50日間以上の長期展示です。お出かけ下さい。ポスターを掲載しておきます。この題字は1年生の授業内で書いた、岡谷波奈さんの書を採用しています。書と水墨画の合体した楽しいデザインですが、書の線には植物の枝もイメージされることが多いので、書の美の本質を突いているかもしれません。
飾る段階ではどの程度飾れるかわからないので、作品を多めに持参しましたが、帰宅後に考えると展示数が多すぎて鑑賞しにくい感じもしますので、後日もう一度行って作品を減らすことも考えています。今後50日間以上展示しますので、これから少し手直しも可能です。また、お一人の俳句作品の作者名を誤って書いている部分もあったので、担当学生には書き直してもらって再度表具することも必要です。その際に全体の作品差し替えも考えています。
帰りは、2月中旬から始まる勝浦町坂本の「風の駅さかもと」での書道展に展示する作品、約20点を届けてから帰りました。また、日和佐で展示しきれなかった作品を展示していただこうと思い、額装作品も10点ほど置いてきました。帰ると夕方の5時でした。往復で150㎞ほど移動し、知らぬ間に1日かかってしまいました。