ぱたぱた仙鳩ブログ

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商店街での他の掲示作品

2012年08月04日 | インポート

Obakerasiki 8月4日(土)、横断幕を掲示した籠屋町商店街だけでなく、隣接する東新町商店街・銀座商店街でも、学生の書を展示しました。

まず、右は、東新町商店街で、7月下旬に開催されたお化け屋敷の看板。3年生で、書道クラブ部長の末廣智也君が、商店街の依頼で書きました。怖さを表現するために、墨を適度に垂らし一文字だけ赤を使うなど工夫しています。表現としてはかなり成功していますね。彼はいつも古典で書の技術を磨いていて、特に楷書を得意としていて技量もすばらしいです。お化け屋敷は7月31日で終了しましたので、現在は実物は見ることができません。実は私はこの写真は撮れなかったので、料理人・陶芸家・写真家など多才人である八寸先生からデータを頂きました。八寸先生、ありがとうございます。

Ketsu_2 もう一点。 これは、徳島商工会議所の出先機関である「中心市街地活性化対策室」の室内に展示しています。まちづくり支援員の高田真希さんと私が話していて、室内の藍染めの壁が空いているので、書を飾るといいですね、、商店街の活性化を祈って「活」の字がいいのでは、ということで、私のゼミ生で4年生の岡加奈枝さんに書いてもらったものです。

彼女は、今回、阿波踊り横断幕のメインである「ようこそ阿波おどり」の標語と、対策室の看板も担当しました。この「活」の書は、縦1.5m、横2mの大字です。実は、彼女は今、卒業論文として、書を生活の中の様々なデザインに生かす研究をしていまして、これらはそのための実験的作品でもあります。直径10cmほどの大筆にたっぷり墨を付けて書いた一筆目の墨の飛沫が美しいです。この作品は銀座通り商店街のステンレスの阿波踊り人形の後ろにある「中心市街地活性化対策室」に行けば、当分の間、見ることができます。阿波踊りの際に、こちらも是非ご覧ください。

  


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