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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

アスペルガー症候群

2008-01-07 16:36:56 | 健康・フィットネス

たまたま読んだ雑誌に、「アスペルガー症候群」
という特集記事がのっていました。

アスペルガー症候群とはざっくりいうと自閉症の
一つのタイプで、他者との社会的関係を持つこと、
コミュニケーションをとること、想像力と創造性の
3分野に障害があり、知能には遅れがないのが特徴。

原因は解明されておらず、脳の機能不全と考えられて
いるようです(※アスペルガーの厳密な定義は専門家の
間でも一致していない。詳細はこちら)。

アスペルガー症候群は100人に1人ぐらいいるとも
言われていて、世界的な傾向として、最近アスペルガー
症候群の子どもたちが増えているそうです。

知能の発達が正常なので、学校では通常クラスへの
通学になりますが、コミュニケーション不足から
周囲の誤解を受けていじめの対象になることが
あるとのこと。

一方でこのアスペルガー症候群を持ちながら、天才的な
才能を発揮する人もいる。

伝記からの推測の範囲だそうですが、ミケランジェロ、
アイン・シュタイン、エジソン、そしてピアニストのグレン・
グールド。

私、グレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」が大好き
なんですよね~。
私にとっては大事な癒しの音楽のひとつになっています。
グールドが「変人」として見られていたというのは知って
いたのですが、実はアスペルガー症候群(と推測されている)
ということを知って、納得いたしました。

雑誌に載っていた記事を読んで、いろんな人がいろんな
ことでがんばっているけれど、それが周囲には理解できない
から誤解が生じたりするんだな~とあらためて思いました。
時代はますます、寛容さを求められているように感じます。

記事を読んで、発達障害を診ている医師の言葉が印象的
でした。

「自分の子どもがアスペルガー症候群と知ったとき、お母さんには
悩みや苦しみはあるけれど、それを乗り越えたときは前向きに
なる人も多く、難しい子育てをがんばっている。愛情を与えても、
ふつうの子どもらしい反応がかえってこない。それでも見返りを
求めず、子どもの本質は素晴らしいものと信じて才能の有無や
目の前の状態の良し悪しにかかわらず、存在自体を愛して
あげられるか。こういう障害を持つ子どもたちは周囲や社会が
そういった面で進歩していくために与えられている存在のように
感じる」

という趣旨のことが書かれていて、ハッとしました。
愛の原点というものを、思い出しました。

記事には実際にアスペルガー症候群の子を持つお母さんの
インタビューも掲載されており、「障害はマイナスとは思わない。
その子はそこから人生の修行を始めていくんだというスタート
地点」という前向きな言葉にも、とても勇気づけられました。

障害のある子どもがいて、そのことで家族がダメになって
しまう家庭もある。
一方で、前向きにとらえて、子どもの存在自体を慈しみ、
子どもの人生を支援しようとする家庭もあり、それは
周囲への理解と希望、勇気にかわっていくこともある。

同じ環境でも、どういう考え方や態度で乗り切っていくかで
大きく人生は変わるなと、あらためて思いました。

何か困難なことがあったとしても、探せばまだまだ自分で努力
できる余地があるということを、心に深く刻んでこの一年を
過ごしていきたいと思います。



■関連記事:バッハゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド

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■今日の小ネタコーナー 1■
年末年始のヒマつぶしに買ったゲーム
「レイトン教授と不思議な町」。本編はもう終わり、
あとは最後のおまけ問題を残すのみ。
これが難しい。クリアできそうなのに、
進まない~(+_+)

■今日の小ネタコーナー 2■
今日は在宅日。近所の買い物すら行かないと
いう、完全在宅日でございます。
今日のうちに明日の晩ごはんのしたくまで
一気に終わらせ、あとはラクラクです~。



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