今朝、田舎の母から電話があって、私の夫が失業したときに年金免除の手続きをすれば全然払わなくてよかったのに、と言ってきた。
今、世の中は年金を不正免除したことが話題になっているが、うちの場合正式に免除されてしかるべき状況だったのにもかかわらず、社会保険事務所の勧めによって無理して払ってしまったという経緯がある。
昨年3月に夫が会社事情で失業し一時的に厚生年金から抜けたので、その間国民年金に切り替えなければならなくなったが、失業者ということで国民年金の払い込みを免除してもらおうと手続きに行った。そして一旦手続きをした。
しかし、そのときに、免除はできるけれど免除した場合将来の受取額は正規の期間の3分の1に減る(意味不明)が、それでもかまいませんか?と夫が言われたそうだ。
そのときは失業中に夫婦の分毎月27720円も払うのは大変だからそれでもしかたがないと思って手続きをしてきたのだった。しかし、家に帰って来てよく考えたら「老後の受け取り額が減るのは苦しいのではないだろうか、いくらかでも多いほうがいいのではないか」と思われてきた。
社会保険事務所に電話をし、受取額が減るというのは具体的にどのくらい減るものなのか聞いてみた。人によって金額は違うだろうが、計算の一例でもあげてくれれば参考になる。たとえば月給30万円の人が35年間払ったうち、1年間免除した場合と、1年間国民年金を払った場合とは、受取額は将来どれだけの差が出てくるのかというような例を聞きたかったのだ。しかし、そのような一例を教えてくれるわけでもなく、一向に埒が明かない状況で、とにかく免除するよりはしないほうがいっぱいもらえるという話に終わった。
それで、「それならば現在の楽よりも後の楽を選ぼう」と決意し、「現在の苦しみ」を受け入れて国民年金を正規に払い込むことにし、一旦申請した免除の願いを取り消しに行った。
それから8月まで、収入もないのに138600円のお金を払い込むことになった。
母の話では、失業した人が一時的に免除になるのは普通のことだという。そこで律儀に国民年金に切り替えて払うというのは普通の方法ではないようだった。
しかし、私たちが手続きをしたときの社会保険事務所のニュアンスでは、失業中は国民年金に切り替えるのが当然であり、その間食べるのにも生活するのにも困るような状況で、どうしても国民年金を振り込めないような人の場合は、免除もいたしかたないがそうでなければ払うのが当然というものだった。
また、一定期間免除した場合は、再就職した後に遡って免除期間の分を払い込めば、何とか受取額を減らさずに済むという言い方だった。
しかし、再就職したとしても、遡って払うほどの収入が得られるとは到底考えられなかったから、どうせ後で貯金を切り崩すことになるなら、今崩して使ってしまうことにした。
後から聞いたことなのだが、近所の友人でやはり夫が失業して免除を受けていた人がいて、その人は払う余裕がないと言い張って免除してもらったそうで、受取額への反映なんか微々たるものであり、免除してもらったほうがぜったいに得だと言っていた。
まじめに払ってバカみたいだ。まじめすぎていつも損するんだ。
母の電話で、急に長女の大学生の年金免除手続きのことを思い出した。4月の初めに申請したものの認定されたという書類が送られて来ていないのである。
手続きが受理されていないのか、郵便物が誤配などによって紛失されてしまったのかと不安に思い電話してみると、これから送られて来ることになっているそうだ。
しかし、大学生のアルバイトの収入によっては免除されないこともあると釘を刺された。
娘は週2回夜働き、土または日は一日中働いて、生活費の足しにしている。収入は多くても50万位だから、そんなところから年金を払えと要求されることはないだろうとは思うが、親の収入が足りなくて子どもが自分で働いて大学に行っていたとしても、収入があるということで年金を払わなくてはいけないとなるとすごい不条理だと思う。
以前スーパーで一緒に働いていた大学生は収入が150数万あるとのことで、親の扶養から外れてしまったそうだが、年金も自分で払っているのだろうか。遊んでいる大学生もいる中で、毎日学校が終わるとスーパーで働く勤労学生であり、店長よりも長時間仕事に携りお客からは店長と間違われるくらいであったが、アルバイトは何年働いてもアルバイトでしかない。社員だったら厚生年金があるはずなのに・・・。
なんだか、貧乏でまじめな人ほど損している感じがする。お金持ちか、あるいは怠け者で要領のいい人が生き残る世の中だ。
今、世の中は年金を不正免除したことが話題になっているが、うちの場合正式に免除されてしかるべき状況だったのにもかかわらず、社会保険事務所の勧めによって無理して払ってしまったという経緯がある。
昨年3月に夫が会社事情で失業し一時的に厚生年金から抜けたので、その間国民年金に切り替えなければならなくなったが、失業者ということで国民年金の払い込みを免除してもらおうと手続きに行った。そして一旦手続きをした。
しかし、そのときに、免除はできるけれど免除した場合将来の受取額は正規の期間の3分の1に減る(意味不明)が、それでもかまいませんか?と夫が言われたそうだ。
そのときは失業中に夫婦の分毎月27720円も払うのは大変だからそれでもしかたがないと思って手続きをしてきたのだった。しかし、家に帰って来てよく考えたら「老後の受け取り額が減るのは苦しいのではないだろうか、いくらかでも多いほうがいいのではないか」と思われてきた。
社会保険事務所に電話をし、受取額が減るというのは具体的にどのくらい減るものなのか聞いてみた。人によって金額は違うだろうが、計算の一例でもあげてくれれば参考になる。たとえば月給30万円の人が35年間払ったうち、1年間免除した場合と、1年間国民年金を払った場合とは、受取額は将来どれだけの差が出てくるのかというような例を聞きたかったのだ。しかし、そのような一例を教えてくれるわけでもなく、一向に埒が明かない状況で、とにかく免除するよりはしないほうがいっぱいもらえるという話に終わった。
それで、「それならば現在の楽よりも後の楽を選ぼう」と決意し、「現在の苦しみ」を受け入れて国民年金を正規に払い込むことにし、一旦申請した免除の願いを取り消しに行った。
それから8月まで、収入もないのに138600円のお金を払い込むことになった。
母の話では、失業した人が一時的に免除になるのは普通のことだという。そこで律儀に国民年金に切り替えて払うというのは普通の方法ではないようだった。
しかし、私たちが手続きをしたときの社会保険事務所のニュアンスでは、失業中は国民年金に切り替えるのが当然であり、その間食べるのにも生活するのにも困るような状況で、どうしても国民年金を振り込めないような人の場合は、免除もいたしかたないがそうでなければ払うのが当然というものだった。
また、一定期間免除した場合は、再就職した後に遡って免除期間の分を払い込めば、何とか受取額を減らさずに済むという言い方だった。
しかし、再就職したとしても、遡って払うほどの収入が得られるとは到底考えられなかったから、どうせ後で貯金を切り崩すことになるなら、今崩して使ってしまうことにした。
後から聞いたことなのだが、近所の友人でやはり夫が失業して免除を受けていた人がいて、その人は払う余裕がないと言い張って免除してもらったそうで、受取額への反映なんか微々たるものであり、免除してもらったほうがぜったいに得だと言っていた。
まじめに払ってバカみたいだ。まじめすぎていつも損するんだ。
母の電話で、急に長女の大学生の年金免除手続きのことを思い出した。4月の初めに申請したものの認定されたという書類が送られて来ていないのである。
手続きが受理されていないのか、郵便物が誤配などによって紛失されてしまったのかと不安に思い電話してみると、これから送られて来ることになっているそうだ。
しかし、大学生のアルバイトの収入によっては免除されないこともあると釘を刺された。
娘は週2回夜働き、土または日は一日中働いて、生活費の足しにしている。収入は多くても50万位だから、そんなところから年金を払えと要求されることはないだろうとは思うが、親の収入が足りなくて子どもが自分で働いて大学に行っていたとしても、収入があるということで年金を払わなくてはいけないとなるとすごい不条理だと思う。
以前スーパーで一緒に働いていた大学生は収入が150数万あるとのことで、親の扶養から外れてしまったそうだが、年金も自分で払っているのだろうか。遊んでいる大学生もいる中で、毎日学校が終わるとスーパーで働く勤労学生であり、店長よりも長時間仕事に携りお客からは店長と間違われるくらいであったが、アルバイトは何年働いてもアルバイトでしかない。社員だったら厚生年金があるはずなのに・・・。
なんだか、貧乏でまじめな人ほど損している感じがする。お金持ちか、あるいは怠け者で要領のいい人が生き残る世の中だ。