エコプロダクツのご紹介をサボっていました。
タイヤの会社を続けたいと思います。東洋タイヤです。
ここでは主に低燃費タイヤの展示を見て、説明を聞かせていただきました。
といっても、説明を聞いて頭では理解したつもりでも、自分で説明するのは難しい。
つまり、わかってないってことか・・・?
低燃費タイヤはなぜ低燃費なのかというと、ナノレベルの微細な分子がタイヤの表面を均一にしているので、ムラがなく、摩擦が少なくなってスムースに回転し、余計な力がかからずに進むことができるからのようです。
ナノメートル(nm)とは、10億分の1メートル(=100万分の1ミリメートル)。
メートルの1000分の1がミリメートル。ミリメートルの1000分の1がマイクロメートル(μm)、マイクロメートルの1000分の1がナノメートルらしいです。とても人間の目に見えるものではありませんね。
従来のタイヤのゴムで作ったボールと、低燃費タイヤのゴムで作ったボールを、傾斜のあるところで同時に転がすと、低燃費タイヤのゴムボールが必ず速く転がり落ちるという実験をして見せてくれました。
(これはブリジストンのところでも同じようなことをやっていましたし、ヨコハマタイヤでも同じような低燃費タイヤを製造しているようですが、それぞれの会社によって、その技術内容は多少違うようです。)
低燃費タイヤはそれだけよけいな摩擦がかからず、転がることができるということです。
私の疑問は、
摩擦がなく速く転がるということは、逆にブレーキがかかりにくいのでは?
そうすると、止まる時にエネルギーが必要なのでは?
と思ったのですが、
そうではなく、タイヤの表面がなめらかなので、路面に密着し、なじんでいるため、ブレーキは効きやすいとのことでした。
走るにしても止まるにしても、うまくできているということですね。
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タイヤについての知識がなく、あまり書けることがないので、余談を。
日本のタイヤメーカーで主なものは、まず“ブリヂストン”
これは一見外国の名前みたいですが、「石橋」を英語にしたものですね。正真正銘の日本の会社です。それから、住友ゴム工業・横浜ゴム・東洋ゴム工業と、4つの大きな会社があるようです。
そう言えば、昨年、日経新聞社の「業界地図」を買ってあったのですが、この1年間ほとんど開きもせずに過ごしてしまいました。すでに新しいものが出ているようですが、改めて昨年のものを見てみると、タイヤの年間売り上げは、ブリヂストン約2兆8千億円、住友ゴム約6000億円、ヨコハマゴム約5000億円、東洋ゴム約2900億円という順になっています。東洋ゴムは、4社の中では一番少ないことになりますが、ブリヂストンが出資をしているようです。
ブリヂストンは世界のタイヤシェア1位だそうです。2位はフランスのミシュラン、3位はアメリカのグッドイヤー、4位はドイツのコンチネンタル、5位はイタリアのピレリ。
住友ゴムはグッドイヤーと提携しており、横浜ゴムはコンチネンタルと提携しているようです。
我が家の車はダイハツのムーヴですが、タイヤは買ったときのままで「FALKEN」と書いてあります。これは現在ダンロップという会社も一緒になっているようですが、住友ゴムグループの中に入っているようです。
先日、トヨタの販売店で展示車を見たら、プリウスPHVにはミシュランのタイヤがついており、パッソにはファルケンのタイヤがついていました。
タイヤの事がよくわかる人は、自分でタイヤを選んで交換するようですが、私の場合わけがわかりませんし、走っていて違いもわかりそうもありません。
街中を走る程度では、どれでも充分そうですね。走行距離も少ないので、わざわざ低燃費タイヤに換える必要もなさそうです。東京はほとんど雪も降りませんし、冬用のタイヤも必要ありません。
エコプロダクツでは住友ゴムのブースは見かけませんでした。
引き続き、横浜ゴムの展示をご紹介します。