山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

15 エプソン(エコプロダクツにて)

2013-01-06 22:49:41 | 産業・技術
カシオの隣はエプソンでした。



ここでわかりやすかったものは、家庭用のプリンターのインクのリサイクルについてです。
使用済みのインクカートリッジを回収して、そのまま使えるものは再利用し、使えないものは分解分類して別のものの材料にするということのようです。
実は、「ああ、リサイクルね」と思ったまま、展示の説明はちゃんと見て来なかったので、
もっとしっかり見ればよかったと思いました。



帰宅後、調べたこと。
インクカートリッジについては、何年か前、キヤノンのカートリッジを、そのままプリンター会社でない別の会社が利用して、そこにインクを詰め、その会社の製品として販売することが問題になり、それは違法なのかどうなのかということで裁判になったと思います。その頃は、キヤノンやエプソンはカートリッジを回収もしておらず、リサイクルもしていなかったようです。
再利用は資源の無駄をなくす意味では良いことでもあり、安く買える事は消費者にとっても嬉しいことですが、特許権の問題や品質の問題などもありました。

そのようなことから、2008年頃、プリンターメーカー6社が「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」というのを始め、共同でインクカートリッジを回収してリサイクルするようになったようです。6社は、ブラザー・セイコーエプソン・キヤノン・日本ヒューレットパッカード・デル・レックスマークとのことです。

今現在は、これらのプリンターメーカー以外で、リサイクルインクを製造販売している会社もいくつかあるようです。我が家のプリンターもエプソンなのですが、今使っているインクは「ジット」という会社のもので、「エプソン用」と書いてあります。
「本商品はエプソン社の使用済み純正インクカートリッジを再生したものです。本商品はセイコーエプソン(株)とは無関係で承認を受けたものではありません。
記載の社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。」と箱に記載されています。
エプソン社とは関係なく、勝手に使用済みインクカートリッジを再生しているということのようですが、違法ではないのでしょう。我が家ではやはり安い物を求めてこちらのほうを買っています。

インクカートリッジの回収箱というのが、電気屋さんなどに設置されているらしいですが、本来のプリンターメーカーのものと、このような使用済みインクカートリッジを利用して製品とする会社のものとがあるらしいです。
実は、私は回収箱をよく確認したこともなく、また、回収箱にカートリッジを入れたこともありません。使用済みのカートリッジを保存しておき、わざわざ電気屋さんに行く時に持って行くということがなかなかできません。
あとは、2009年ころから郵便局でも回収しているらしいですが、そのような箱を見たことがなく、平日の昼間郵便局にいくことができないので、時間外に外にでも設置していなければ無理そうです。

でも、今後は捨てないで、里帰りプロジェクトの回収箱に入れるように努力したいと思います。

追加:

今、エコプロダクツの会場図を見たところ
同じ東3ホールに「ジットリサイクルインク」の展示があったことを発見しました。
見てくればよかったですね。

ここの会場で私が見学したブラザー・カシオ・エプソンなどは事務機器の会社であり、近くに富士ゼロックス・コニカミノルタ・キヤノンなどもありました。

東3ホールでは、このほかにキリンビールを見てきたのですが、こちらは飲料の会社ですので、事務機器の部はこれで終了となります。
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14 カシオ計算機(エコプロダクツにて)

2013-01-06 18:45:27 | 産業・技術
今回、エコプロダクツでカシオ計算機のブースに立ち寄ったのは、最近カシオの電卓を買ったからです。電卓は大きめで12桁あるものです。もちろんソーラー電池なので電池を入れる必要はありません。
電卓を買うにあたり、どこの会社のがいいんだろうと、ネットで検索してみると、電卓はカシオかキヤノンかのどちらかを買うのが間違いない、という情報があったので、電気屋に行き、カシオのものを買ってきました。やはり、電卓はカシオだなという気がします。

その他に、カシオの得意とする製品では、電子辞書がありますね。

そして、時計。時計は、なんといってもセイコーという印象がありますが、このカシオのブースで、太陽電池の時計が展示されていて、カシオの技術もいいんだなと思いました。



こんなに薄い腕時計でも、何枚もの部品が使われているのですね。
太陽光ほど強くない光でも、エネルギーになるようです。
腕時計も欲しいと思っているので、カシオのものも良さそうだと思えてきました。

その他の製品としては、プロジェクターがあるようです。光源にLEDを使っているので、消費電力が少なくて済むそうです。

それから、デジカメもあるようです。展示では、カシオのコンパクトデジタルカメラ「EXILIM」のパッケージが10年間で次第に小型化してきて、運ぶ時の効率化や省エネが進んでいることが説明されていました。

カシオのブースの展示は、この会社が何を作っているのか、とてもわかりやすかったです。
そういえば、ラベルプリンターもありました。
多くの中から好きな言葉を選ぶことができたので「最後までやりぬこう」というラベルを作っていただきました。

まとめ
カシオは、電卓・時計・電子辞書・プロジェクター・デジカメ・ラベルプリンターなどを作っている会社のようです。
その他に、携帯電話もあるようです。また、電気屋さんに行って目立つのは、やはり電子ピアノかな?と思いますけど、ここでは電子楽器は展示されていないようでした。
エコということでは、電子楽器はあまり特徴がなかったからかなと思います。

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13 ブラザー工業/ブラザー販売(エコプロダクツにて)

2013-01-06 11:23:49 | 産業・技術
エコプロダクツの見学レポートの自動車関係の報告(?)はすべて終りました。
今、会場図を見てみると、以上は「東6ホール」の展示だったことがわかりました。
当日は、わけもわからずウロウロしていましたので、アタマの中も支離滅裂です。
今になって、ああ、こういうふうに分類されていたのか、と思う次第です。
それで、次に「東3ホール」で見学した4社をご紹介します。



まず、今回の展示で、このブラザーのブースが、自然に引きつけられて行ってしまった場所でした。
というのも、この写真のとおりですが、「電気の要らない自動ドア」という表示と入口のドアです。
なんなんだ?不思議だな~ということで、みんな近づいていきます。
しかも、電気無しで開閉し、逆に電気を発電するのだそうです。

このしくみについては、ドアの前に立つと、その人の重さでドアが開く仕組みになっており、ドアが開くときのレール部分に発生する摩擦で発電をするようになっているそうです。その発電した電気で看板(電光表示板)を点灯させたりすることができます。電気ってそんなことで簡単に発電できるものなのかと驚きました。店など、人の出入りの多いところでは良さそうです。人が通り過ぎて重さがなくなるとまたドアが閉まります。ある程度の重さがないとダメなので、子どもなど体重が軽すぎると開きません。既に飲食店で実用化されているとのことでした。
小さな摩擦で発電ができるという仕組みが、ブース内でも紹介されていました。

このブースは会場の端のほうにあり、広さもあまり広くはなく、こじんまりとしているのに、このドアに人が興味を持って近づいていくという場所でした。

・・・・・・・・・・・・

ブラザーといえば、私が子どもの頃、実家の母が編物をしていて、網機がありました。もう40~50年も前のことです。今のように既製品があまり売っていない時代で、田舎のことだったので服を売る店もなく、母は近所の人から頼まれてセーターやカーディガンを編んでいました。そのときの編機がブラザーの製品でした。母はかなり活用していて、家族の服もよく作りましたが、このおかげで内職による副収入も得られたようです。
しかし、このブラザーの家庭用編み機の生産販売は平成16年で廃止されたようです。
実家では洗濯機もブラザーでした。現在80歳の母は、今でも2槽式の洗濯機を使っているようです。単純な構造なので長持ちしますね。

ブラザーは、旧来のミシンや編み機の印象が強いですが、現在はプリンター(複合機)やFAXの占める割合が多いようです。

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12 横浜ゴム(エコプロダクツにて)

2013-01-06 01:34:11 | 産業・技術
12月に東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ」の展示のご紹介を、年が開けた現在も続行中です。タイヤの会社の最後は「横浜タイヤ」です。



ここで目を引いたのは、トラックやバスのタイヤの空気圧の自動モニタリングシステムというものです。タイヤのところに空気圧や温度を検知する装置が付いていて、走行中も常にタイヤ内の状況を運転席で確認することができるようです。
そのため、タイヤに異常があれば、すぐに発見することができ、危機管理ができるので、安全に走ることができます。
適正な空気圧を維持して走っていれば、燃費や耐摩耗性も良くなります。タイヤが長持ちするので環境のために良いです。メンテナンス作業に手間がかからなくなるので、コストの削減になります。
このシステムは、大型トレーラーなどにも使えるようです。
タイヤについているセンサユニットで検知されたデータを、中継機・受信アンテナ・受信機などを使って、クルマの前方に送り、メモリにデータを蓄積して、運転席の表示機に表示させる方法がパネルで説明されていました。

その他は、ブリヂストンにあったのと似た、リトレッドタイヤも紹介されていました。



リトレッドタイヤ(再生タイヤ)は、新しいタイヤを製造するのに比べると材料を68%削減できる。石油は32%で済むということです。
タイヤを製造して廃棄するまでに排出する二酸化炭素は、新しいタイヤを作ったときより60%削減できるそうです。

実は、上記内容は、撮ってきた写真を元に見ているのですが、パネルはこども等が見ても理解できるように、わかりやすく説明されていました。
(写真は、横浜タイヤのお姉さんが、子どもたちに説明しているところです。子どもたち、ちゃんと聞いているのか?女の子がタイヤに抱きついてました。そういえば、小学校の校庭にタイヤの遊具があったなあ~)

リトレッドタイヤの作り方

1 内面に異常が無いか確認する。
2 タイヤの表面を削り形を整える。
3 削った部分に接着剤を均一に塗る。
4 新しいタイヤの表面(トレッド)を巻く。
5 タイヤの溝が入った金型に入れ、熱と圧力を加える。
6 完成品として問題がないか点検する。

ここで、あれっ?と思ったのは、ブリヂストンの場合、すでに溝のついた新しい表面を貼りつけるのに対し、横浜タイヤでは、溝のない新しいゴムを貼りつけたあと、金型で溝をつけるという方法のようなのです。

(ブリヂストンのサイト、2011年の取り組みについての記載によると、ブリジストンも従来は溝をあとでつける方法だったようですが、あらかじめ溝をつけたものを貼る方法に変えたようです。
溝が付いたものを貼る方法では、台タイヤを痛めにくい、多品種少量生産に向く、設備投資額が比較的少ないという利点があるようです。
一方、溝をあとでつける方法では、大量生産に向く、設備投資額がかかる、とのことです。)

リトレッドタイヤについて、インターネットで検索してみると、韓国などで作られている再生タイヤの中には、土台となるタイヤが、かなり老朽化したものもあり、危険なものもあるようです。表面だけ新しくても意味がありませんね。

日本の場合、品質としては大丈夫そうですが、一口にリトレッドタイヤといっても、全く同じわけではなく、製法や工程の違いなどがあることがわかりました。

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