昨夜、自転車で誰もいない暗い路地を走っていくと、角のところの高い塀のそばに、闇にまぎれて人影が立っているように見えた。最初は人のような形だと思ったけど、人かどうかわからなかった。しかし、近づくにつれて、どうも女性のように見えてきた。でも、全然動かない。やっぱり人ではないのか、目の錯覚か、見間違いかと思ったが、しだいに長い髪の毛が見えてきた。あっ、やっぱり女の人かと思った。
安心したのもつかの間、それがまったく動かないのである。
えっ?人の形してるけど、動かない。
生きていない。・・・人じゃない。
・・・それって、も、もしや、幽霊・・・?
まさか、幽霊なんて・・・。
さらに近づくと、幽霊独特の黒くて長い髪、そして、うつむきがちな顔。
その顔が、な、なんと・・・、薄白くぼーっと光っている。
そして、じっと立ったまま、びくともしない。
あ、あれは・・・生きた人間じゃない。
や、やっぱり、幽霊なの???
きゃあ~~~~~~~~~~
ともう、身の毛がよだち、寿命も縮まった。
が、逃げることもできず、そのまま近づいてしまった。
通りすぎざまに見えたものは、じっと立って携帯電話の画面を見ている若い女性。
ああ、びっくりした~。
生きてる人間だったよ。
驚かさないでください。
この真冬に幽霊なんて。
安心したのもつかの間、それがまったく動かないのである。
えっ?人の形してるけど、動かない。
生きていない。・・・人じゃない。
・・・それって、も、もしや、幽霊・・・?
まさか、幽霊なんて・・・。
さらに近づくと、幽霊独特の黒くて長い髪、そして、うつむきがちな顔。
その顔が、な、なんと・・・、薄白くぼーっと光っている。
そして、じっと立ったまま、びくともしない。
あ、あれは・・・生きた人間じゃない。
や、やっぱり、幽霊なの???
きゃあ~~~~~~~~~~
ともう、身の毛がよだち、寿命も縮まった。
が、逃げることもできず、そのまま近づいてしまった。
通りすぎざまに見えたものは、じっと立って携帯電話の画面を見ている若い女性。
ああ、びっくりした~。
生きてる人間だったよ。
驚かさないでください。
この真冬に幽霊なんて。