仕事で、報告書みたいなものを作成することがある。
これが、思いの他すごい時間がかかる。
1~2ページのものをまとめるのにどうしてそんなに時間が必要なのかと怒られそうである。
どんだけ手際が悪いのか?ということだ。
でも、分析とか意見とか、そういうものをまとめる場合って、ただ結果を書くのはまだ良いとしても、そこまでの到達にも時間がかかるのではないだろうか?
どういう傾向があります、というのに、個々の状況をもう一度確認したりする。
それとも、もっと他のことはあるのだろうか?などと違うことに目が移ってみたりする。
そんなことをやっていると、なかなか方向性も定まらない。
そうして、やっとまとまって、おおかた出来上がったとして、意外にそのあとにすごい時間がかかるような気がする。
90%を5時間かけてやったとして、ほぼ完成したものの、何度も目を通すと、別の表現にしたほうがよいのではないかとか、先に結論を書いたほうがよいかとか、体裁の微調整とか、そんなことをやっていると2~3時間はすぐに過ぎ去ってしまうのだ。
このへんは、「最後の詰めがなかなか大変だ」と私は感じているのだが、他人によれば、なんでいつまでもぐずぐずやっていて、完成させられないんだろうと思うのかもしれない。
いったい、「仕事のできる人間」というのはどういう人なんだろう。
90%完成させたところで、提出しとけば、5時間でできるものを、95%の完成度にしたいと思うと7時間かかる、たった5%上げるために2時間を使うのかという話だ。
それを自分が100%に近く納得できるものにするには、さらに1~2時間かかったりするし、時には、最後の最後に、ここはやっぱり違うと思って変更してみたりということになると、また完成度が80%くらいに減少してやり直すことになる。
まあ、要するに、踏ん切りが悪いというか、決断力が鈍いということなのかもしれない。
これが、通勤して仕事をしていたときには、退勤時刻までにやらなくてはと思って、無理やり完成させてしまうのだが、在宅になると勤務後もついつい修正したりしてしまうのである。
そうして、休みの日も気になって、また最後の詰めを詰めたりするのである。
次の出勤日がお盆明けだとしたら、それより前に提出しといたほうが良いだろうと思うと、休日の朝にも微調整をしたりして、ようやく完成して、リモートアクセスで送信しておいたりする。
こういうふうに、ダラダラやってるのが、年寄りの特徴かもしれないなあ~とか、昭和の人間かもなと思う。
ぱっぱとやって、さっさと提出すべし。・・・難しい。