以前、読み始めた、と書いた「歌姫コンシュエロ」(ジョルジュ・サンド)なのだが、132ページあたりまで読んで止まったままである。
正直言って、面倒くさい。これは挫折だ。
図書館では2週間借りられるのだけど、期限を渡過したうえで2回も延長したものの、全然読み進んでいないのだ。
このまま借り続けても、おそらく同じことだろう。
コンシュエロは、ショパンとも友好のあったポーリーヌ・ヴィアルドをモデルにしたものだということで、読み始めたのだが、婚約者アンゾレートとともにオペラ界の契約をこれから結ぶかというあたりまで読んで止まっているのだ。
このアンゾレートとは後に別れることになるみたいだけど、コンシュエロは才能あり性格も良く賢い娘であるものの、アンゾレートは他の女性に目を向けたり、嫉妬深かったりで、色々とやり取りが面倒くさいのである。
こういう人間模様が小説の味なのかもしれないが、もうさっさと物語が進んでくれないかな、と思う。
2人の会話がああでもないこうでもない、と続いているので、こんなものは読んでいる暇はないわと思ってしまう。
これだから、私は小説を読めない人間なのだ。
もう延長しないで、返却することにした。