相容れない性格

金～日まで帰省していたが、つくづく実母と考え方や性格が合わないので疲れる。

今回は、お盆のために帰ったのだが、台風７号が近づいていることもあり、それに備えて母の非常食や情報手段などを準備してから戻ろうと思っていた。

金曜の夕方に着き、土曜日に墓参りに行き、寺に御菜料を届けた。母は2軒分（母世帯・私世帯）計4000円を同じ１つの封筒に入れると言い張るが、私は2000円をそれぞれにして２つの封筒にした方が良いと思う。

私は、４なんて縁起が悪いし、1軒ずつにしたほうが紛らわしくないと思う。母は一緒のほうが封筒が1つで済むので経済的だし、別に４が縁起が悪いとは思わないそうである。

私は、一般的に４という数字を嫌う人が多いので、４を避けるのが無難であり、自分が気にしないから良いというものではないと思う。そもそも封筒の値段なんか大したものではない。

結局、私の意思を通して２つに分けた。

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そうして、台風に備えることに関してだが、私は非常用の水をできれば２L入りペットボトル６本くらい買っておきたいと思う。
未開封のものならば何年かはそのまま備蓄しておけると思う。
しかし母は要らないと言い張る。
どっちみち６本なんか持てないので、１本ずつ買うことになるから、せめて３回くらい買いに行こうと思っていたのだが、母がものすごいイヤな顔をし、同意しないので、なんとか１本だけ購入した。
こんなもの１００円もしないので、買っておけば良いと思うのだが、母は使用済のペットボトルに水道水を入れたのを４本くらい用意しているのみ。これは何か月も持つものではないから、定期的に入れ替えないといけないのだが・・・。
あとは小さいペットボトルを２本くらい冷凍庫に入れているだけだ。

何日も断水したらどうするの？と言うと、そんなことはあり得ないという。これまで何十年も水が断水したことはないからそうだ。しかし、市内では数日間にわたって断水した地域もあり、今度は自分のところで起こらないとは限らないだろう。だが、母は絶対に断水は起こらないと言い張るのだ。

食糧も缶詰や菓子など、そのまま食べられるものを用意しておいた方が良いよと私が言っても、余計なものを増やしたくないという。普通年寄りというのは、不安で色々なものを買いだめしておく人が多いと思うのだが、母の場合逆であり、全く備蓄をしようとしない。缶詰は実家に少しあるので買うのはあきらめ、なんとか菓子を一袋だけ買った。

冷凍食品などは停電になったら解けてしまうので、お湯だけでできるカップ麺なども買っておいた方が良いというと、そんなものまずいから要らないという。
「おいしいとか不味いとかいう理由で買うんじゃなくて、何もないときに何を食べて生き延びるかということでしょ、何事もなければ賞味期限まで置いて捨てちゃえばいいでしょ」と言っても、絶対要らないそうだ。カップ麺はあきらめた。

そして、停電になったときにトランジスタラジオがあれば、ニュースなどが聴けるし、暗闇の中でも放送を聞いていれば気がまぎれたりするので、電池で使えるラジオが必要だと思い、実家中を探したが、すぐに使えるものはなかった。それがわかったのが日曜の午後。

トランジスタラジオを買うには徒歩で片道３０分くらい歩けば、小さな家電売り場を備えた量販店があるのだが、ちょっと遠いし、適度なものがあるかどうかも不明。結局、古いラジカセが実家にあり、そこに単一電池８個と単三電池３個を入れると点くはずなので、近所のスーパーに単一電池を買いに行ってきた。しかし、電池を入れても電源入らず使用不能。コンセントからとれば点くのだが電池ではダメだった。

もう一つのＣＤラジカセならどうかとみると、こちらは単三が４個と単一が８個必要で、実家にあった単３が１本足りなかった。

結局ラジオはあきらめるが、母はそんなものいらないと言い張っており、停電なんか起きてもすぐ復帰するし、しなきゃ寝るから良いそうだ。何も聴こえなくてよいのだそうだ。

でもあったほうがいいのになあ。。。

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色々準備しようとする私とは何もかも反対の母であり、何も要らないのだそうである。
そして、何も起こらないというのである。

台風は、静岡県よりも西側に進路を取るようなので、直撃ということはなさそうだが、今は全く関係ないような遠くで線状降水帯が発生したりもするので、安心はできないと思う。

何も準備しようとしないどころか、阻止しようとする母とは、全く考え方が合わないのだ。

以前購入して渡してあったランタンや、電地で点く小さな電灯などもどこかにやってしまっており、２つは消息がわかったが、１つは行き先不明である。

この頃、異常気象が多発しており、どこで何が起こるかわからないので、未曾有の出来事に供えて準備しておいた方が良いと思うのだけどなあ。。。