これは、所沢市の比良の丘ひまわり畑を見に行ったことを書いた最後の行程になる。
帰りは、新秋津から武蔵野線で西国分寺まで行った。この路線はトンネルばかりで本当に驚いた。
埼玉県と東京都の山の下を通過しているのだろうか。
この時、地下鉄東西線が信号故障で不通になっているという情報が流れていた。
そのため、中野三鷹間の東西線乗り入れ区間も走っていないとのことだった。
これは、中央線に乗るうちらには関係のないことだった。
ところが、西国分寺でJR中央線東京行きに乗り換えたところ、なんとお茶の水かどこかで人身事故が発生し、中央線が運転を見合わせているというのだ。
その後、東京新宿間は止まっているが、新宿から西側では折り返し運転がされ始めているとのことだった。
乗った電車は、しばらくここで運転見合わせになっているとのこと、運転再開は4時20分の予定という放送があった。
その時の時刻が3時40分だったので、ええ~っ、このまま40分待つのか?とショックを受けた。
もともと座席には座れなかったので、そんなに長く車内に立ってはいられないからすぐに電車を降りた。
他にも何人か降りていた。
これはいったいどうしたらよいのだ?どうやって帰る?
アタマによぎったのは、やっぱり西武線で所沢から帰ればよかったなということだった。もう一度秋津に戻るか?
それともバスとか、なんか帰る方法はあるのだろうか?
とりあえず改札のほうに出て行き、こういうときは途中で下りたら切符はどうなるのだろう?又は引き返して西武線に乗り換える場合、切符はどうなるんだろう?と思った。
改札のところの駅員さんに聞くと、電車が不通になっているのは新宿・東京間なので、新宿からこちらは関係ないから、ここで降りようが引き返そうが、乗車券代は全部お客が支払うことになるそうである。
40分も止まっているなら秋津に戻って西武線に乗ろうかと思うのですが・・他に方法はありますか、というと、電車はすぐ動くはずなので乗っていた方がいいですよというのだ。
「えっ、だって動くのは4時20分を予定していると車掌さんが言っていましたよ」と言ったのだが、「いや、まもなく動きますよ」とのこと。
4時20分まで動かないと聞いて降りて行った人はたくさんいて、あるおばさんは西国分寺から国分寺まで歩くことにしたので、駅員さんに道を教えてほしいなどと言っているのを聞いた。
私たちは、改札の駅員さんがすぐ動くと言うので、電車に戻ることにした。
確かに自分でまた切符を買って秋津まで戻るのはお金もかかるし、時間もかかりそうだと思った。
40分間どこかのお店で時間をつぶすのも面倒である。
夫はまた、今日はついていない不吉な日であることを主張し始めた。
「だから最初からずっと嫌な予感がしたんだ。今日は最後の最後までついていない」とのことだ。
そしてすべては、私が変な計画を立てて夫を誘い出して出かけたことが不運の始まりだとのことである。だったら来なきゃよかっただろう。
ちなみに不明な虫に刺されて重症化しているはずの腕は何にもなっていない。ただの蚊だったに違いない。
電車に戻ると、多くのお客が降りていたので、席が空いていて座ることができた。
そして、車掌さんが、まもなく発車しますと言っている。
4時20分まで動かないというのはいったい何だったのか?新宿から先のことを言っていたのかもしれない。
それにしても人身事故とは飛び込み自殺なのだろうか。本人は生きているのが辛くてそんな行動を起こしてしまったので気の毒だが、これでどれだけの人が影響されてしまうのだろう。
中央線の飛び込みは今年になって14件目だそうだ。あまりにも多すぎる。
ツイッターを検索してみると、これから目的地に向かっていたが間に合わないとか、バイトに遅刻するとか、公演か上映かなんかを観に行こうとしていた人が、もう開演に間に合わなくなってしまったなどとツイートしていた。もし飛行機に乗るとか重要な予定がダメになってしまったらどうするのだろう。
新宿から先、どうやって行こうかと困っている人もいる。そういえば、普通は中野から東西線に乗り換えればどうにかなるが、東西線も止まっているのであった。
電車は動いたが、次の駅でまたしばらく停まったり、三鷹の手前では線路上で止まったりして、ゆっくりと進んで行った。
電車が当分動かないと思って、今ごろ西国分寺から国分寺まで歩いているであろうオバサンのことを思うと気の毒である。
そして、電車は多少の時間はかかったものの無事に目的駅まで運んでくれたし、空いていたのでゆっくりと座れた。
この日は、色々と大変な出来事にぶち当たりはしたが、結果的にはそれほどの難はなく、事がうまく進んだと思う。
実は、数日前に谷保天満宮に行ったときに、おみくじを買うと、「吉」だったが「旅行 利なし 控えよ」とのお告げだった。
これは旅行というほどのものでないが、確かになかなか大変だったなあ、おみくじの言ってることはこのことだったか、と思うのである。
私は来月の遠出のことを気にしていたのだが、このおみくじの内容が「比良の丘ひまわり見物」の旅行のことであるならば、来月の旅行には当てはまらないのかなと思うので、おみくじのお告げはこれにて済んだということで、むしろ次の旅行は大丈夫かもしれない。
私は神秘十字が手のひらにあるので、ご先祖様が守ってくれているみたいだ。
色々困難はあったが、利がなかったわけではなく、色々得るものがあったと思う。
最後にひまわり写真を載せておきます。
(これにて「比良の丘ひまわり旅行」の記録は完了です。)
国分寺辺りは何故か人身事故が多いですね。
学生の頃、ズボン履いたままの棒状の物体をみたことあります。
パッと見生物には見えなかったけどその後の食事に影響しました。
近頃、出かけると必ずといっていいほど、線路の立ち入り、車両故障、信号故障、人身事故、近隣火災等、色々な理由で電車が止まるのでうんざりしてしまいます。