お正月に「グランメゾン・パリ」を見た影響もあって、フランス料理が食べたいなという気分になり、先日は世田谷美術館のところの「ル・ジャルダン」でランチをしようと思ったのですが、以前の記事に書いたように食べられませんでした。
ところで、その後、いつもそんなに混んでいるのかなと思って、口コミなどを調べていたのですが、その中で「ル・ジャルダンのドレスコードは“スマートカジュアル”です」というような記載を見つけました。
えっ、ドレスコードがあるの?
そんなこと何も考えず、普段着で入ろうとしていたのですが、私たちの身なりではだめだったのかな?
しかも、同じ空間に団体さんが入っていたということは、その人たちは晴着を着ていたのかもしれません。新年で成人の日だったし、居酒屋の新年会じゃあるまいし、まともな服を着ているのでしょう。
それにしても、ル・ジャルダン自体のHPには、スマートカジュアルでという記載はないし、以前も普段着で入って何も言われませんでした。でも、なんだかんだ言って断られ続けているのは、服装にも原因があるのかな?言わずもがなの常識に外れていたのかも?
3組順番待ちを許可された人たちの服装がどんなものだったか意識しませんでしたが、おそらく私たち夫婦の服装はスマートカジュアル未満だったのでは?
というのも、スマートカジュアルってのは正装ではないし、とんでもなく砕けた服装でなければ良いはずです。だからスエットやサンダルでなどでなければ、普段着っぽくても良いと思うのですが、ただ「上品で洗練された雰囲気に合う服装」という但し書きがあります。
えっ、それ無理~~
上品で洗練された雰囲気になんか、私たち夫婦の服装が合うわけがありません。
ちなみに、夫は毛糸の帽子にダウンジャケットにGパンにスニーカーといういで立ちです。
夫の帽子は防寒のためにかぶっているのと同時にハゲ隠しでもあるので、ほっとけば店内でもかぶり続けます。
今時、ダウンを着ているのは普通だと思うし、これは脱げばよいですが、下はチェックのワイシャツにセーターです。それはまあ良しとして、Gパンとスニーカーってのはダメなのかな?
それから、私も垢抜けないダウンジャケットとグレーのズボンと合皮のウォーキングシューズです。
頭はしばらく美容院に行ってないので生え際と分け目が白髪で毛先はボサボサです。ジャケットを脱ぐと丸首のセーターです。
同じ種類の服でも「野暮ったい服」と「洗練された服」では大きな違いかもしれません。
これじゃあ、レストランの雰囲気を壊してしまうのかもしれません。
そして、私はいつも自分のほうが夫よりまともな格好をしていると思っていたのですが、先日初詣に行ったときの写真を見て驚きました。夫のほうがきちんとして写っていました。
私は変なショルダーカバンや手提げ袋をもっていて、そのせいで服の肩や襟の位置が乱れるのですね。
それからジャケットの一番下のボタンをはめていなかったので裾が整っていなかったし、髪型も変でだらしなく写っていました。
だから、今後はもっと身なりに気を付けないといけないなあと思います。
それにしても、すでに仕事を引退した夫は、Gパンやスニーカーばかり履いていて、普通のズボンなんか持っていませんし、私も碌な服をもっていないので、困ります。
フランス料理のレストランってちょっと入りにくいですね。
これがステーキの店やうなぎ屋や焼き肉や寿司屋なんかだったら、値段は結構高くてもあまり服装の心配はないと思うんですよね。イタリアンはどうかな?
日本では、よほど高級なお店でなければ、普段着でも問題はないような気がするけど、気にしていなかったのは無知な自分だけだったのかも?
料理の代金さえ払えば食べる権利があるってわけじゃなくて、下品だとダメ?
今後はもう少し気を付けよう。
欧米人のモデルっぽい写真ばかりなので皆格好良いですけど、
それを基準にされるとスマートカジュアルって普段着でも格好良い人って意味にになっちゃいそう。
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同期の社員で「私がつけると夜店で300円で買ったのには見えないでしょ」と言い放ったのがいました。
不細工な庶民の老夫婦では、ますます悩んでしまいます。
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最近は皇室の佳子さまも2900円代の通販の服を着て公務で外国訪問をされたりしているそうですが、全然そのようには見えませんね。