1月4日(土曜日)に、映画「グランメゾン・パリ」を見ました。
これは、日本人シェフ木村拓哉が、フランスのパリのレストランで三ツ星を取ろうとするストーリーで、同士には、鈴木京香・及川光博・韓国人パティシエのオク・テギョン等(役名が全然記憶にありません)がいて、いろいろな困難・紆余曲折・事件等の後、最後には力を合わせて成功するというお話。
東洋人によるフランス料理の店ってのは偏見もあり、材料調達なども、なかなか難しいものですが、それを乗り越えていくというものでした。そして、料理作りの場面やおいしそうなフランス料理が出てきました。
これは、夫が観たいと言って観に行ったのですが、実は私はあんまり観たいとも思わず、何か別の映画でもあったらそっちのほうがいいんだけどなあと思ったくらいです。
でも、自分の好みよりも、一応夫の意向を尊重することにしました。
(だが、いつも夫の観たいものばかり観に行っているのである。)
それにしても、夫は全く料理を作りませんし、フランス料理なんかあんまり興味はないと思うのに、なんでこの映画が見たくなったのか不思議でした。
そしたら、年末だかにテレビでこれの前振りのドラマだかなんだかをやっていて、面白そうだったから見たくなったのだそうです。でも、映画よりもドラマのほうがよかったとか言ってました。
映画の筋は確かにイマイチなように思いましたし、キムタクや韓国男優のファンをターゲットにしているのかなあなんて思いました。
キムタクと鈴木京香がセーヌ川のところで語りあう部分だけ、ホロっと来ました。
あとの見せ所はやはり料理でしょうね。
そんなわけで、映画を見たあとはフランス料理のコースが食べたくなったりしたわけなんですが、フルコースってのは、誰かの結婚披露宴の時くらいなもんでしょう。もう招待される予定も可能性もなさそうです。
しかも、ちゃんとしたフランス料理なんて、服装もきちんとしていかないといけないのでしょう。
結婚式でもなきゃ、そんな服装をいちいち着るわけもなく、自らフランス料理のレストランを予約してフルコースを食べに行くなんてことはありませんね。
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ところで、いつもは武蔵村山のイオンシネマにドライブを兼ねて車で見に行くのですが、今回は近場の吉祥寺に行きました。
吉祥寺オデヲンっていう映画館は、昔からあってちょっと古いのですね。以前は、ネット購入や指定席なんてのもなかったような気がしますが、さすがにいつのまにか現代風に席を指定してネットでチケットを購入するようになっていました。(でも、今でも昔ながらの人間窓口がある。)
私たち夫婦は、2人とも60歳を過ぎているので、シニア料金の1200円です。
で、スマホのQRコードだったかバーコードだったか、覚えていないんですが、それを入り口の機械に読み込ませ、チケットと交換し、それから映画館の中に入っていきました。
するとチケットを確認する係の人がいたのですが、年齢確認のできる証明書を見せるように言われて驚いてしまいました。
というのもイオンシネマでは、年齢の証明書なんか提示させられたことはこれまでなかったのです。
夫なんか73歳なのに、50代に見えるわけがないと思うのですよね。
また、私は64歳ですが、昔からあんまり若くは見られるタイプではなく、夫と年の差9歳もあるとは誰も思わないので、私とて50代になんかに見えるわけもありません。
だから、年齢詐称をして安いチケットを買っているのではないか、などと疑われる状態ではないと思うのですが、やはり全員確認しているのかな?
どう見ても40歳過ぎの人に未成年ではないか?なんて疑いをかけてるようなもんですよ。
で、慌てふためいて身分証明を探し始め、なんとかマイナンバーカードを出したのですが、マイナンバーカードってどこに生年月日書いてあります?文字が小さくて老眼の人間では自分の生年月日の所在も見えませんでしたけど、とりあえず見せると入場を許可してくれました。
吉祥寺の映画館は、椅子の並びが昔ながらで、イオンシネマなどと比べると客席の傾斜がほとんどないのですね。これはやはりひな壇のようになっているほうがいいですね。
あと空調や音響などもやはり新しい映画館のほうがよくできているようです。
ただ、映画が始まる時に係の人が「ではただいまから上映を始めます」なんて言って後ろ扉を手で閉めるところが、昔ながらの味があっていいなあと思いました。非常口の口頭案内もありました。
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その他の映画館といえば、数年前まではよく豊島園のユナイテッドシネマに行っていたのですが、こちらは豊島園遊園地が閉園してから駐車場の提携がなくなってしまったのです。なので、車をとめることができなくなってしまったので、もう行くことはありません。
ユナイテッドシネマも新しい映画館でしたが、あの頃はまだ私たちも若くて「夫婦50割」でチケットを買っていたものでした。
あの時は、確かに運転免許証やマイナンバーカードを提示して年齢確認をしていました。
イオンシネマに行くようになってから、証明書を出す習慣が無くなり、その必要性をすっかり忘れてしまっていました。
今回、吉祥寺に「グランメゾン・パリ」を見に来ていた観客は、若い人ばかりで、私たち夫婦以外に年齢確認を要求されていた人は見かけませんでした~。
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