最近、職場でちょっとトラブルがあったらしい。
あるお客さんが、現在頼んでいる仕事に対して、こちらの担当者(Aさん)が思うように対応してくれない、とかいうことで、苦情を言ってきたらしいのだ。
Aさんも一生懸命やっていたようなのだが、お客さんのほうにも原因があるのか、あるいは、このコロナ禍で実際に対面して打ち合わせなどができないため、電話やメールでのやり取りでは、意思の疎通がうまくいかなかったのかもしれない。
そして、ちょっと関係もこじれてしまったのか、結局担当者を変更して、仕事をやり直すことになったのである。
変更後の担当者(Bさん)が私の所属グループの人だったので、私も少し補助的な仕事をすることになった。
それで、初めてこれまでのそのお客さんに関連した仕事を見てみた。
すると、そのお客さんは、今回初めて仕事を依頼してきた人ではなかった。
過去にも何回かその人から別の仕事を請け負ったことがあり、そのときは、何の問題もなく進んでいたようなのだった。
そして、わかったことは、過去に依頼された仕事に関しては、数年前に退職してしまった社員(Yさん)が担当していたということだ。
過去の担当者記録に、今はもういないYさんの名前を見たら、なんか複雑な気分になった。
おそらく、そのYさんが、今も同じ仕事を続けていたならば、今回のような苦情はこなかったのではないだろうか?
仕事って、請け負った内容をやり遂げるための技術や能力というのは、おそらくそんなに差はないのかもしれない。
一定の実力がなければそもそも担当者にはなれないし、そんなにものすごい困難な仕事を頼まれるわけではなかろう。
でも、なんとなく相性というものがあるような気がする。
理路整然としていなくとも、人情で納得できる人などもいるだろう。
確かに、Yさんは、特に優秀な人という評価はなかったものの、温かい感じの人だった。
担当者Aさんがどういう人かわからないのだけれど、お客さんの立場で考えると、以前担当したYさんではないということで、ネガティブな先入観が沸いてきてしまったのかもしれない。
「いつもの人にお願いしたい」といっても、もう居ませんということで、他の人が担当するしかないのだが・・・。
それで、この度、再度別の担当者Bさんに変更になったのだけど、Bさんは、以前Yさんの部下だった人で、どちらかというと、クールなタイプではなく、人間味があるようなタイプなので、大丈夫なんじゃないかなと思った。
そういえば、今回の仕事に関わってみたら、私も以前Yさんの下で、このお客さんの仕事に携わったことを思い出し、今回の内容にも共通するものがあったので、ちょっと先行き明るい気がした。
お客さんが納得してくれて、仕事がうまく進めばいいなと思う。
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