紀尾井坂を下ったところで、道が分かれていたので、公園のある右の方向に下って行きました。
紀尾井町通りというようです。
私はどうしても、商業施設とかではなく、自然ぽいところに足が向いてしまう性分です。
休憩しようと思うと、緑の公園にベンチがあるかな?と思ってしまいます。
この通りは、緑豊かできれいです。
そして、左側の公園に入っていくと、なんと、人っ子1人いませんでした。
いや、厳密に言うと、1人いました。
ホームレスみたいな人が、コンクリートの四角い台みたいなところに寝ていたのです。
ちょっと驚きましたが、身動きせず木陰で眠っているようだったので、居ないも同然です。
そのまま通り過ぎました。
茶室?みたいなものがありました。
「清水谷」というように、昔からこのあたりには湧き水があったそうです。
今は、木立の中に池があります。
その池を半時計回りに回って行きました。
ズボンを脱いだりしないように・・・みたいな立看板がありました。
えっ?露出狂になるなってこと? 痴漢出没?
と一瞬思ったのですが、よく見ると、足などを出して池に近づくなということで、蚊や変な虫に刺される恐れがあるという注意書きだったようです。
ああ、「でんぐ熱」とかそういうことか。
池の縁には亀が3匹甲羅干しをしていました。近づいても逃げません。
どこまで近づいたら危険を察知するんだ?この亀たちは。
でも、かなりそばまでいくと、1匹がそろそろと動き始めたので、逃げなくてもいいよ、と言って離れて立ち去ることにしました。
捕まえようと思えば、簡単に捕まりますね。
そして、池にはかなり大きな黒い鯉が数匹泳いでいました。
池を眺めながら煙草を吸う場所のような、灰皿とベンチがあったのですが、そういうところで一服する人の姿もありません。
実は、この公園に足を踏み込んだとき、人が全然いないことからも、ちょっと怖い感じがしました。
まさか、なんか事件とかあったところでは?なんて思ってしまいました。
都会の公園の池で、何かがあった、なんていう事件もたまに聞きますが、ここはそんなことなかったよね。
平日だったら、昼休みなんかにここでくつろぐ人がいるのかな?
天気も良いし、怖くなんかないけどね。
人けがないと、いくらオバサンでも、まさか痴漢に襲われることはないにしろ、ひったくりとかいたら怖いですよね。
まあ、そういう怪しい人の姿も全くないわけですから、怖くはないわけですけどね。
続く