今期は、オンライン授業で「キャリアコンサルティング概説」という科目を取っている。
キャリアコンサルティングというのは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことであり、キャリアコンサルタントという有資格者が、その役割を果たしているということだ。
この科目は、仕事に関連する内容だから、還暦を超えた私がまだ職についているうちに受けておこうと思って履修した科目だった。退職してから受けたところで興味もなくなっているだろうから、現役のうちに早く受けておこうと思ったのだ。
万年非正規・パートタイマーの私が、キャリアコンサルティングなんて、ちゃんちゃらおかしいわ。
キャリアコンサルティングというのは、人のキャリアに関して相談に乗ったり助言したりする役割だというのに、本人自体が自分のキャリアについてなんら指導を受けたこともないし、お粗末な境遇の中になんとか生息している。
正社員には研修などのスキルアップする機会が設けられ、仕事のスキルを上げて、職能を上げ、給料も上がっていくというのに、非正規社員にはそのような機会は皆無である。
それは、その職場や企業によって違うので、パートタイマーであっても研修の機会などがある職場も多いであろう。
だが、たまたま自分の置かれた立場ではそういうことは一切ないし、求められてもいないのだから、自分自身で必要と思える勉強をしてきた。
その一つが放送大学でもあるのだが、まあ、キャリアコンサルティングということについても、考えてみれば、自分で自分をコンサルティングすればよいわけで、実際そうして来たんだよねと思うだけである。
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この科目を受けて、キャリアコンサルタントというのが本来職場にいるべきであり、その役割は重要だと言うことを知ったが、私の勤める会社では、そういう人は雇っていないので、上司や総務の人がそれを兼ねているのだろう。
それに、社員が自分の活動の場を求めて転職したりする場合は、その企業ではなく個人の問題なので、やはり個人が自分で判断して、自分に必要なスキルを身に着けて歩んでいくしかないわけだろう。
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キャリアコンサルティングについて、その理論やノウハウを知っていれば、確かに有益である。
当人に合わない環境の中で、適さない能力を無理に伸ばそうとしても不可能なことが多いだろうから、適性や能力を見極めて、その人の合った環境に移動する必要もあり、そういう見極めができ、アドバイスなどもできるかもしれない。
私自身の場合は、今の職場に自分のタイプが適応していたから、17年も働き続けてこられたわけで、それはそれで、自分の居場所を見つけられ、自分なりにスキルアップしてきたことは良かったと思う、
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何を書いてるんだか、支離滅裂になってしまったが、仮に、自分のような経歴のものが、資格を取得してキャリアコンサルティングという役割を担う可能性はありうるのかと考えると、
非正規なら非正規なりに、同じような境遇の人に対しては自分の経験をもとにしてスキルアップの仕方や心の持ち様などもアドバイスできるだろう。
また、職場では、これまで適応できずにすぐにやめていってしまった正社員の姿なども客観的に見ている。
本人がどうすればよかったのか、周囲の環境や研修体制(仕事を教える担当者)の問題点なども、当事者には見えないことが、外野のパートオバサンには見えているとも感じる。
あの新人は別の上司の下につけば成長したのではないか、なんてことも、パートのオバサンには見える。
だから、パートとはいえ、無駄に企業の中で年月をすごしてきたわけではないとは思う。
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まあ、この科目を取ってみてよかったし、もう少しキャリアコンサルティングのことを詳しく勉強してみても益はあると感じた。
これから最後のレポートを書いて提出するのだが、
その前に、気晴らしに思うままにレポートとは関係ないことを書いてみた。