2週間前のことなんだけど、
またまた富良野に行ってきたのです。
去年の11月に家族で泊まってきたんだけど、
今回も再び家族とであります。
11月に行ったときには気がつかなかったんだけど、
今の時期は、
オーストラリアからのスキー・スノーボード客が多かったよ。
お客さんの1割くらいはオージーかも。
台湾からのお客さんもけっこうおります。
90年代は関西人が多かったのですが、
今回はあまり関西弁を聞かなかったなぁ。
西宮(尼ケ崎?)の夙川の高校生がスキー授業で来てたから、
その人達くらいだったかも。
新富良野プリンスホテルのお客さんの入りはまあまあでしょうか。
特別多くはないけど、少なくもないくらいでしょうか。
久しぶりでもないのだけど、
ちょっとだけスキーを滑ってきたよ。
カッコつけて、
小回りターンでクルクルと回って滑ってたんだけど、
一山降りたら、
足が痛~くなってそこで断念。
この時期の富良野というとスキー場なのであります。
スキー場を抜いたら、何にも残んないんじゃないか?
というくらい。
その昔、『国土計画』という会社がありまして。
西武電鉄やプリンスホテルの親会社だったんだけど、
堤さんが有価証券報告書を偽っていたせいで、
こりゃえらいこっちゃとなって。
子会社のプリンスホテルが国土計画(コクド)を吸収合併したんだけど、
まあそんな話はどうだってよいのですが、
バブル期の国土計画はとにかくすごかったのです。
都内のプリンスホテルは一等地にありまして(旧皇族の敷地とかね)、
それを担保にしてたのかどうかは忘れちゃったけど、
地方の国立公園の近くに、
山を切り開いてスキー場を造り、
ホテルを建ててゴルフ場も造っちゃう。
『スキー場・ホテル・ゴルフ場』
というのが開発の三点セットだったのです。
んで、
苗場、志賀高原焼額山、軽井沢とかいろいろ開発をしていって。
北海道にも国土計画がスキー場を造るようになったんです。
富良野の場合、
もともと北の峰スキー場というのがあって。
いつのまにか国土計画が買収して。
三角屋根のプリンスホテルを建てて、
北の峰とは別の山にスキーのコースを新たに造成し、
スキーのワールドカップを誘致しました。
スキーの『ワールドカップ』を開催したことのあるスキー場というのは、
苗場、志賀高原、雫石、富良野の4箇所なのですが、
その全てが『国土計画』のスキー場であります。
なんていたって、
堤義明さんはその当時、日本スキー連盟の会長でありましたから。
ワールドカップを開催するために、
スキー場を開発してるんじゃないか?
とか、
長野オリンピックは軽井沢のプリンスに新幹線を敷くためなんじゃないか?
という噂話があったのも事実。
そんなことを言ったら、
京都の宝ヶ池プリンスホテルのことに遡っちゃうので、
昔のことはどうでもいいか。
富良野に戻ります。
その後、
ゴルフ場を造成し、新プリンスホテルを建て。
別なとこにもゴルフ場を造ったりと、
イケイケドンドンだったんです。
まあそんなに話はウマく行くわけでもなく。
プリンスホテル(旧国土計画)は、
赤字の物件を売却するようになりました。
北海道だと深川スキー場を閉鎖し、
ニセコ東山プリンスホテルをヒルトンチェーンに売却。
北広島プリンスホテルというところもどこかに売却されました。
都内だと、
黒川紀章設計の六本木プリンスが売却されたと思う。
富良野もどこかに売られてしまうんじゃないかと思ってたんだけど、
売却されずにホッとしたよ。
なんてたって思いいれがあるんです。
約20年もの間、
富良野のスキー場に通いホテルに泊まり。
毎年、ホテルの売店で買うのは、
『プリンスホテル』のカタログでしたもの。
それくらい国土計画が好きで、
将来大人になったら、入社したい!!
と子供の頃思っていたなぁ。
さすがにもう昔のような開発はしないと思うけど、
せめて現状維持でお願いシマス。