東北地方太平洋沖地震における福島の原子力発電所の大災害で
福島第一原子力発電所の1号機から4号機までが大きく損壊し
周辺地域の放射線の数値が高くなり
使用済み核燃料のプールの水が水蒸気爆発で減少し
そして原子炉内の燃料棒を冷ます水もどうにもならない状況で
今、消防・警察・自衛隊の手で放射能汚染と戦いつつ必死の放水作業が進められている
福島第一・第二原子力発電所が停止中の為、電力が不足し
関東一帯は計画停電を余儀なくされています
今回、改めて思ったのは
原子力発電所の脅威もそうですが
日本は原子力発電に依存しなければならないということで
福島第一・第二の原子力発電所が停止となり
東京電力の原子力発電は柏崎刈羽の発電所のみ
全電力における原子力発電の比率が大きいため
原子力発電所が数機停止になると都内は電力不足に陥る
原発の脅威、放射線及び放射性物質の恐怖等は
チェルノブイリやスリーマイルといった過去の原子力発電所の事故や
広島・長崎の原子力爆弾で分かっているはずなのに
国は原子力発電を推進してきました
日本という資源の少ない国で膨大な電力を賄うためには
原子力という発電の方法は仕方の無いことなのでしょうが
今回の大地震において福島の原子力発電所が被災し
放射線を広範囲に出し続ける現状をみていると
東京電力の対応の酷さも加味されて
脱原発という世論になるのは当然として
では他になにか効率のすごくよい発電方法はあるのか?と思うと
それはないのかもしれないし、
これから考えるのかもしれない
原子力を除くと日本にはどのような発電方法が適しているのだろう?
風力・波力・地熱・太陽といった自然のエネルギーを発電する方法は
エコという観点から見ればよいものだろうけど
今の状況だと日本の電力を賄えるほどの効率はないことは明白であり
原子力が主力で火力と水力で発電を補完して
どうにか日本の電力消費量が足りるという状況では
電気の消費量を極端に少なくすることでしか
原子力発電に対しての依存を弱めることができないのかな
国民の全てが江戸時代辺りの過去に遡る事ができれば
電力のことを考える事もせずに生活できるのだろうけど
一旦便利になった生活水準は下げる事は用意なことではないだろうし
携帯電話やパソコン、電化製品その他「電気」を使うもの全ては
生活を豊かにし国の発展にかかせないものだということは言うまでもありません
原子力に変わるものがあるのか、ないのか
代わりになりうる発電方法がこれから先に開発されるのか
現状を維持し耐震や大津波に耐えうる原子力発電所を造ることが重要なのか
ここ数日、テレビや新聞で福島第一原子力発電所の大きく破損された写真を見ると
何かを考えようと思っていても何も思いつかず
ただ写真をじっと見ているだけの自分に憤りを感じます