雪囲いの季節になっちまった。
毎年毎年、
10月下旬という寒くて寒くて
お手々がかじかんじゃってお耳が冷たくなっちゃう
この時期に
やらねばならんことがあるのですよ。

縄や竹を用意して。

気合と根性で樹木を縛ります。
きちんとガッツリ縄を締めないと、
雪の重みで枝が折れちゃうので
ホント気合を入れて
『フンガーッ!』
って引っ張りあげます。
フンガーフンガーフランケン
ざますざますのドラキュラ
うぉーでがんすのおおかみおとこ
おれたちゃ怪物三人組みよ~
歌でも口ずさまないと、
やってられません。
だって寒いし疲れるんだもん。
足よりも腕がひどく疲れて、
縄をギュ~って締めると
それだけで腕ダルダル。
きちんと休憩を取ってと。

不恰好な雪囲いもあるけど、
あまり気にしないということで。
金沢の兼六園の雪吊りを見学に行きさえすれば、
きっと雪囲いの腕もあがるはずだと
親父に毎年言い続けているのですが、
何の音沙汰ありません。
父親曰く
金沢はなんもねーぞ。兼六園?よかったなぁ、ありゃイイゾ
え?俺は出張でだな(以下、酔っ払っているので限り無し)
金沢行きたいなぁ。
大阪からサンダーバードに乗って、
治部煮食べて、越前カニ食べて。
温泉もあるし、金沢駅の見学もしたいし。
ひがし茶屋街のお茶屋さんも見学したいなぁ。
さてさて。

これは3m60cmくらいの竹を使って
雪囲いをしたのですが、
全部が全部『竹』を使うわけでもなく。

長い単管を使うこともあります。
竹の方が金属の単管よりも軽くていいんだけど、
大きい樹木に竹を使うと、
竹の本数が増えてエライコッチャになるので、
泣く泣く単管を使ってます。
ちなみに単管を使う箇所は父親の仕事です。
重すぎるので自分が扱うと危険。
とまあ、
先週から雪囲いを始めて
明日で終わりそう。
どれどれと明日の天気予報を見ると
曇りのち晴れなり。