投球フォーム・・・入団1年目はアンダースロー。「当時のエース・高橋直樹よりも腕の位置が下で正真正銘のサブマリン投法といえた。ややフォームが素直すぎるのが欠点だった。2年目以降はサイドスローに転向した」
球種・・・制球力には定評があった。ストレート、スライダー、シンカー。カーブとシュートを得意球とする。
1979年のドラフトで日ハムに指名された以前にも、毎年のようにヤクルト、広島、阪急などプロからの誘いがあった。プロ入りに踏み切ったのは東北地方の下手投げの好投手発掘に実績のある丸尾球団顧問への「信頼」が決めてだった。・・・過去に山田久志「阪急」、工藤幹夫「日ハム」などを入団させる。
1979年
・ドラフトで日ハムに2位指名された高橋正巳投手の入団が決まった。12月17日、丸尾球団顧問が仙台市にある高橋宅へ電話。前回の交渉で提示した条件「契約金3200万・年俸・360万」で「入団したい」との本人からの最終回答を得た。同投手は下手投げの本格派で第二の高橋直樹と、その呼び声は高い。
1981年・5月16日・日ハムー阪急前期7回戦「後楽園」観衆1万5千・試合時間2時間24分
急000002000・2
日00400032・・9
勝ち・高橋正、負け・谷村・・・本塁打・ソレイタ11、12号、古屋6号
高橋正投手・投球内容・・9回・5安打・三振4・・四死球3・・自責2
・日ハムの先発・高橋正はカーブ、シンカーがきれて、制球もよかった。6回に小林に2点2塁打されたものの、左打者6人を並べた阪急打線を5安打におさえて、今季2度目の完投勝ち。