1967年
南海は二十日午後二時三十分から大阪・難波の球団事務所でドラフト会議に第四位で指名した電電北陸・高橋里志投手(19)=1㍍78、74㌔、右投右打、敦賀工出=の入団を発表した。背番号は未定。高橋は今シーズン南海四人目の新入団選手。高橋は敦賀工時代から一試合平均約十個から十二個の三振を取る本格派。このスピードが藤江コーチの目にとまっていた。高校時代の遠征試合、対大阪学院戦では江夏(現阪神)と十四回投げ合い、0ー0で引き分けている。「からだつきは投手として理想的なものです。ヒジ、手首の強さは抜群。フォームは好きだという村山に似ていますね。これからの課題はコントロールをよくすること、直球、カーブを生かす第三の球を覚えることでしょう。それには本人のいうフォークボールでもいいし、チェンジアップでもいいですね」と藤江コーチ。「一日も早くベンチ入りしたい」という高橋に「プロにはコーチもたくさんいるし、よく勉強してがんばってくれよ」と新山代表が元気づけていた。
南海は二十日午後二時三十分から大阪・難波の球団事務所でドラフト会議に第四位で指名した電電北陸・高橋里志投手(19)=1㍍78、74㌔、右投右打、敦賀工出=の入団を発表した。背番号は未定。高橋は今シーズン南海四人目の新入団選手。高橋は敦賀工時代から一試合平均約十個から十二個の三振を取る本格派。このスピードが藤江コーチの目にとまっていた。高校時代の遠征試合、対大阪学院戦では江夏(現阪神)と十四回投げ合い、0ー0で引き分けている。「からだつきは投手として理想的なものです。ヒジ、手首の強さは抜群。フォームは好きだという村山に似ていますね。これからの課題はコントロールをよくすること、直球、カーブを生かす第三の球を覚えることでしょう。それには本人のいうフォークボールでもいいし、チェンジアップでもいいですね」と藤江コーチ。「一日も早くベンチ入りしたい」という高橋に「プロにはコーチもたくさんいるし、よく勉強してがんばってくれよ」と新山代表が元気づけていた。