1967年
阪神の自主トレーニングが行われている甲子園球場で、たてじまのユニホームの中に一人、まっ白なのを着た選手がまじって練習している。昨年ノンプロの日本石油をやめた新谷憲三外野手(24)=1㍍77、77㌔、左投左打、立大出=で友人の中井のつてでテスト中。立大時代は三番を打ち現巨人の槌田が四番、日石では四番枝松の控えだった。昨年のドラフト会議で東京にリストアップされるはずだったが見送られ「これが最後のチャンスです。もしダメなら野球をやめます」とがんばっている。いまのところ有望だが、藤本監督は「もう少しようすを見てから」と慎重に構えている。
阪神の自主トレーニングが行われている甲子園球場で、たてじまのユニホームの中に一人、まっ白なのを着た選手がまじって練習している。昨年ノンプロの日本石油をやめた新谷憲三外野手(24)=1㍍77、77㌔、左投左打、立大出=で友人の中井のつてでテスト中。立大時代は三番を打ち現巨人の槌田が四番、日石では四番枝松の控えだった。昨年のドラフト会議で東京にリストアップされるはずだったが見送られ「これが最後のチャンスです。もしダメなら野球をやめます」とがんばっている。いまのところ有望だが、藤本監督は「もう少しようすを見てから」と慎重に構えている。