1964年
近鉄入りが内定していた法大木原義隆投手(22)=1㍍83、72㌔、右投げ、右打ち=は十三日、東京・武蔵小杉の法大内で行われた納会後、正式に「近鉄のお世話になります」と近鉄入りの意思を表明した。同投手は海南高校時代甲子園大会に出場、法大二年生の秋季リーグ戦で好リリーフをみせ、優勝に貢献、三年生のときは山崎(現巨人)竜(現東京)の陰にかくれ目立たなかったが、今春エースになった。プロ球団は近鉄のほか、南海なども誘いをかけたが、スタートから近鉄が独走したもの。なお同投手はきょう十四日、和歌山県海南市の自宅に帰り、近鉄との正式契約は十八、九日のいずれかになる模様。
木原投手の話 近鉄さんは最初からずっと変わらぬ誠意をみせてくれたし、好不調にかかわらず常に僕を買ってくれていました。また高木さんや根本さんら先輩もいるので、最初から近鉄以外は考えていませんでした。もちろんプロでやれる自信があるからはいったので、同じ人間がやるのだし、ある程度いけると思っています。何勝するというより、まず最初の1勝をめざしたい。目標は杉浦さん(南海)秋山さん(大洋)ですね。やはり同タイプの投手ということになります。
近鉄入りが内定していた法大木原義隆投手(22)=1㍍83、72㌔、右投げ、右打ち=は十三日、東京・武蔵小杉の法大内で行われた納会後、正式に「近鉄のお世話になります」と近鉄入りの意思を表明した。同投手は海南高校時代甲子園大会に出場、法大二年生の秋季リーグ戦で好リリーフをみせ、優勝に貢献、三年生のときは山崎(現巨人)竜(現東京)の陰にかくれ目立たなかったが、今春エースになった。プロ球団は近鉄のほか、南海なども誘いをかけたが、スタートから近鉄が独走したもの。なお同投手はきょう十四日、和歌山県海南市の自宅に帰り、近鉄との正式契約は十八、九日のいずれかになる模様。
木原投手の話 近鉄さんは最初からずっと変わらぬ誠意をみせてくれたし、好不調にかかわらず常に僕を買ってくれていました。また高木さんや根本さんら先輩もいるので、最初から近鉄以外は考えていませんでした。もちろんプロでやれる自信があるからはいったので、同じ人間がやるのだし、ある程度いけると思っています。何勝するというより、まず最初の1勝をめざしたい。目標は杉浦さん(南海)秋山さん(大洋)ですね。やはり同タイプの投手ということになります。