想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

明るきことは

2012-11-03 17:32:35 | Weblog
いい子にしてたよ
どうだんつつじの赤と、ベイビーの黒。ステキなコントラストではないでしょうか!って失礼、でもこのポーズは元気の印なのでお許しを。動物病院に預けられてたベイビー、やっぱり我が家が...


 おかげさまでぷーちゃんこと親分は元気でいます。
過ごしやすい季節になってよく食べ、よく寝て、かわいい瞳で
おやつの催促などいたしております。
歩くのは用足しするときだけですが、外にいて空気に触れて
風の匂いを嗅いでいたいようで、しばし立ち止まっています。
立ち続けがつらいので、よっこらしょと座りこんでしまいますが。
ほとんどヒトの年寄と似たようなしぐさで……ナットクです。
あちきもいずれそうなるなあと教えられています。
いやなに外ウンチはしないんだけど…。

こうして無事でいるのをみていると、夏場はほんとうにヤバい
状態であったわけで、その峠を乗り越えてくれたのがわかり
ます。歩けなくなって数日で亡くなったという知り合いの犬の
話をまた聞いて、君は強いねと話しかけます。
よくがんばったんだなと。
命について考えさせられる時間が多くなりました。


「自分の影を追いかけ、何かやっているつもりになっているが、
そのうち不安にさいなまされて、自分の影に怯え逃げ回る。
逃げても逃げても自分の影だから逃げられっこないのさ。
影が怖いんだからお天道様の下には出てこれない。
美しい月夜の晩だって出てこれない。
一生ぐるぐる、同じことをやってるだけ。自分勝手というのは
そういうものさ。人間、「私」を捨てるのがまず先だってこと。」
カメが笑いながら言った言葉。

捨てるという言葉に過敏に反応し、「捨てるなんてできない」
と即座に内心で応じている人にはわからない。
「人間は何と人間らしからぬ沢山の望みを抱き、とどのつまり
は何んとただの人間で止まる事でしょうか。」(小林秀雄)

そう、人間は学ばずして人に成ることはできないという、道の
あることを古今東西の賢者が言ってきた。
昨今は、我が道などと言う者がいて自信を持とうなどと言う。
行くべき道は真っ直ぐ明るきところなのだが、わざわざ外して
横道に逸れて行き詰る人のなんと多いことか。パッと明るく
見えたのは目先のほんのちょこっとだけで、暗い闇の中では
歩けない。

自信など生きて歩くのにいるものだろうか。
惑わされて邪魔にしかならないと思うのだが。
闇は光、ということがわかるには自信ではなく他のものだから。

そこいくと、動物は素直でしあわせであるなとしみじみ思う。
たとえペットなどとヒトが見下したことを思っていても、あちら
はそんなことは露とも思わず、ただ生きている。自信家でもない。
虐められる動物もまた、虐められるままに虐める愚かなヒトを
じっと見つめ、死んでいく。少なくとも我が道などといいながら
勝手をやる者より崇高な生きものではないか。

崇高って、そんだけ神様に近いってことだかんな。

PS:11月11日は東京100万人大占拠です。
出発点の日比谷公園使用についてまだ不明なことがある
ようですが、デモは行きますけんね。
こちらでご確認を。




















コメント
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