想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

水のおと

2013-06-24 23:04:24 | Weblog
ここに来ると、



このベンチに座り、かたわらにいつもヤツがいた日々を想う。



丸太を割って作ったベンチはもう使っていない。
草を刈りこの水辺ももうじきすっきりする。
森庭のなかで一番水のおとがして、陰翳礼賛的なこの場所も
梅雨明けには強い陽射しと渡る風でまた違った風情になる。

時が移りゆく。
時を刻まない「とき」をマドキ(用)という。
用は遠く遥か、ビックバン以前のブラックホールの中から
しんしんしんと響いてくる。

聖書の創り主というイメージでは「用」を感じることは難しい。
アチラの人はそこから先へ行きたくてしょうがないらしい。
物理学者はブラックホールをこじ開けたくて日夜もがいている。
コチラの人は今の今、目先のことしか思わない。
どっちもどっちなんだが、
わからなくてもいいこともある。
わかることで、何がどうなるっつうの。

あやめ咲き 君に触れたや 水のおと



ぷー円墳の石に腰かけ、話しかける。
ねえ、かわいいのが咲いたよ~、なんて名か忘れたよ~
いつものことだもんね~おっかあはアホだかんね。

水月に いのちのゆくえ みみすまし



アタシはお昼寝よ(江戸ちゃん)

 





コメント
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